け
かな文字の一つ
(ケから転送)
け、ケは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第2行第4段(か行え段)に位置する。清音の他、濁音(げ、ゲ)を持つ。また、話し手によっては、文節のはじめ以外で、子音が鼻音化した鼻濁音を用いる。鼻濁音は濁音と意味上の差異はない。
平仮名 | |
---|---|
文字 |
け |
字源 | 計の草書体 |
JIS X 0213 | 1-4-17 |
Unicode | U+3051 |
片仮名 | |
文字 |
ケ |
字源 | 介の変形 |
JIS X 0213 | 1-5-17 |
Unicode | U+30B1 |
言語 | |
言語 | ja, ain |
ローマ字 | |
ヘボン式 | KE |
訓令式 | KE |
JIS X 4063 | ke |
アイヌ語 | KE |
発音 | |
IPA | ke̞ |
種別 | |
音 | 清音 |
概要
編集け に関わる諸事項
編集- 「ケ」に字形の類似する文字「ヶ」についてはヶの項を参照。「ヶ」は「が」と読むが、「ケ」を「が」と読むのに用いることもある[1](市ケ谷駅、千駄ケ谷駅、柳ケ浦駅、自由ケ丘高等学校など)。
- 民俗学の分野などで用いられる「ケ」については、ハレとケを参照。
- 鉄道車両の記号「ケ」は、
- ニッチモ&サッチモ…+がシングルレコードで発売した楽曲「ケのうた」は、鹿児島弁での「ケ」の用法を取り上げたコミックソング。
- 関東地方などの方言で、「っけ」が過去の詠嘆の文末詞に用いられる。東京では「言ったっけか」や「そうだっけ」のように「た」と「だ」の後にのみ用いられる。古語「けり」の転。
- 北陸地方など日本各地の方言で、「け」が「〜したけ?」のように疑問の文末詞に用いられる。「かい」または「かえ」の転。
関連項目
編集脚注
編集- ^ “「柳ヶ浦か?柳ケ浦か?」 | (ytvアナウンサー)『道浦TIME』”. www.ytv.co.jp. 2021年3月8日閲覧。