欠性辞 α(欠性辞アルファ(α-)、英語: Alpha privativeラテン語: alpha prīvātīvum古代ギリシア語: ἄλφα στερητικόν (álpha sterētikón))は、古代ギリシア語の接頭辞。「~が無い」という意味を加える(例:θάνατος(死)> ἀθάνατος(不死の))。

母音ではじまる単語に付くときには異形 αν- を用いる(例:οἶκος(家)> ἄνοικος(家無しの))。

印欧祖語の否定辞*neの母音交替形*n̥-に由来する。同種の接辞にはサンスクリットのa-、an-、ラテン語のin-、西ゲルマン語(英語含む)のun-、北ゲルマン語のú-(デンマーク語ノルウェー語のu-、スウェーデン語のo-、アイスランド語のó)がある。

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