う゜
う、ウに半濁点を付したもので、特殊な仮名のひとつ
う゚、ウ゚は、う、ウに半濁点を付したもので、特殊な仮名のひとつ。
平仮名 | |
---|---|
文字 |
う゚ |
字源 | うに半濁点 |
Unicode | U+3046U+309A |
片仮名 | |
文字 |
ウ゚ |
字源 | ウに半濁点 |
Unicode | U+30A6U+309A |
言語 | |
言語 | ja |
ローマ字 | |
発音 | |
IPA | n、m、ŋ |
種別 | |
音 | 鼻濁音 |
1944年に文部省が制定した『發音符號』(発音符号)で、「う」の鼻音の表記として使用すると定められた。
『發音符號』では、「通則」の「第六」で次の用に定めている。
第六 語頭の鼻音音節(節)を表はすには、ウの右側上に゜を添へた〔ウ゚〕の符號を用ひる。
例 うまれる〔ウ゚マレル〕生れる うま〔ウ゚マ〕馬 うまい〔ウ゚マイ〕甘い うめ〔ウ゚メ〕梅
また、同「備考」の「七」にて語頭の「う」は鼻音化して撥音と共通の性質を持つが、本来語中・語末に現れる撥音である「ン」とは異なる音として一般に認識されるから「ウ゚」を使うとする説明が記載されている。
現代の日本語においては一般的な表記ではなく、語頭の鼻濁音には通常「ウ゚」ではなく「ウ」または「ン」が用いられる。
関連項目
編集参考文献
編集- 文部省 編『文部省制定 發音符號』財團法人日本語教育振興會、1944年。doi:10.11501/1126364。全国書誌番号:46024249。
外部リンク
編集- 『文部省制定 發音符號 (PDF, 234 KiB) 』