アイプチ

液体状の化粧品を用いてまぶたを二重にすること。またその化粧品

アイプチ(eye putti)は、イミュから発売されているブランドの名称である。

一般的に二重まぶたを形成するための商品(ふたえまぶた化粧料)の相称として「アイプチ」が使われることがあるが、イミュの親会社であるピアスが商標権[1][注釈 1]を持っているため、他のブランドの商品は「ふたえのり」などと呼ばれる。

概要

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1967年(昭和42年)に[3]初代アイプチ(ふたえまぶた化粧料)を発売。

社員が喫茶店で、まぶたにセロハンテープを貼りふたえにしている女の子を発見したことから、ひとえをのりでくっつけてふたえにする化粧品のアイデアがひらめき、開発に着手したことがきっかけ。原料臭の除去と、まぶたというデリケートな部分に使用するため安全性を高めることに苦心したが、開発に成功した。

1997年にすばやく簡単にふたえを作ることができるアイプチN、1999年には肌にやさしいアロエエキスを配合した敏感なまぶたでもふたえを作ることができるアイプチS2000年にまぶたをスッキリひきしめるグリーンティエキスを配合した厚みのあるまぶたでもパッチリふたえに仕上がるアイプチPを発売。[1]いずれも、二重ができるように液状の糊でまぶたを貼り合せて二重まぶたを形成する接着式ふたえまぶた化粧料である。

2000年には、液体をテープ状に固めてまぶたを折りこむタイプの非接着式ふたえまぶた化粧料アイプチリキッドテープNを発売した。

元々ふたえまぶた化粧料からブランドをスタートさせたが、2013年にはひとえ・奥ぶたえのまま目を大きく見せるという新たなコンセプトから、まぶたに隠れたまつげを根もとからカールするアイラッシュカーラーアイプチフィットカーラーを発売。

その後、2020年に生まれつきのまぶたを活かすアイプチアイメイクシリーズが誕生。ひとえ・奥ぶたえのまま魅力的に見せる ひとえ・奥ぶたえ用カーラーひとえ・奥ぶたえ用マスカラがラインナップされている。


関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ 第4379167号(エルソルプロダクツ株式会社→ピアス株式会社)[2]のち第6232620号(ピアス株式会社)[1]

出典

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  1. ^ a b 登録番号:第6232620号 出願番号:商願2019-152169 "アイプチ" ピアス株式会社”. 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat). 2021年11月8日閲覧。
  2. ^ 登録番号:第4379167号 出願番号:商願平11-048699 "eye putti\アイプチ" ピアス株式会社”. 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat). 2021年11月8日閲覧。
  3. ^ Concept”. Eyeputti(アイプチ®). イミュ株式会社. 2021年11月8日閲覧。

外部リンク

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