オモダカ目(オモダカもく、Alismatales)は、単子葉植物の一つでオモダカ科タイプ科とするもの。水草を多く含む。また、ほぼ全ての海草がこの目に含まれている。

オモダカ目
サジオモダカ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
学名
Alismatales
Dumort. (1829)
  • 本文参照

分類

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サトイモ科(4000種以上)や海草アマモ科などを含む大きなタクソンである。

系統

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以下のような系統樹が提案されている[1]

オモダカ目

サトイモ科 Araceae

チシマゼキショウ科 Tofieldiaceae

オモダカ科 Alismataceae

ハナイ科 Butomaceae

トチカガミ科 Hydrocharitaceae

ホロムイソウ科 Scheuchzeriaceae

レースソウ科 Aponogetonaceae

シバナ科 Juncaginaceae

マウンディア科 Maundiaceae

ポシドニア科 Posidoniaceae

カワツルモ科 Ruppiaceae

ベニアマモ科(シオニラ科) Cymodoceaceae

アマモ科 Zosteraceae

ヒルムシロ科 Potamogetonaceae

過去の分類体系

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クロンキスト体系

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クロンキスト体系ではオモダカ亜綱のタイプ目で、3科を含む比較的小さな目である。

新エングラー体系

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新エングラー体系ではオモダカ目ではなく、イバラモ目にオモダカ科が含まれるためオモダカ目の名称は使わない。しかし、ハナイ科も同じ目にあるなどイバラモ目とオモダカ目は似ている点もある。

脚注

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  1. ^ Alismatales in APWeb”. 2012年10月11日閲覧。
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