オーバム
オーバム(英: OVUM)は、英国に本社を置く情報通信技術(ICT)に特化した市場調査会社。世界 11 ヶ所(本社含む) に拠点を持ち、150名のアナリストがテクノロジー、マーケット レンド、ビジネス、そして政策や規制を踏まえた 予測・分析・リサーチを行ない、情報を提供。2022年現在、英国のInforma Publishingに統合され、会社としては既に消滅している。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
イギリス ロンドン |
設立 | 1985年 |
業種 | 調査 |
事業内容 |
ICT (情報通信技術) アドバイザリ マーケティングリサーチ コンサルティング |
外部リンク | www.ovumjapan.com/ |
概要
編集主要なサービスはレポートデータベース "KnowledgeCenter" とコンサルティングサービスの提供であり、テクノロジー(法体系および市場変化)の商業的な影響に関するインダストリーデータ(Industry data)や専門知識を提供している。また、その専門セクターで市場力を決定するために、継続的な研究と産業分析に係わっている。独立性を信条としつつ、通信、IT企業、投資家、IT・ソフトウェアベンダー、ITサービスプロバイダー、コンサルティングファーム、通信事業者、政府機関などの多くにも、調査やレポートデータサービスを提供している。
オーバムは、現在までに多くの顧客企業と、長年に渡る関係を進展させている。主要顧客には、アルカテル・ルーセント、AT&T、ブリティッシュ・テレコム、ケーブル・アンド・ワイヤレス、シスコシステムズ、ドイツテレコム、富士通、ヒューレット・パッカード、IBM、マイクロソフト、テルストラ、ボーダフォン、NTTドコモ、KDDIがある。
通信、放送、コンテンツ、ソフトウェア、コンピュータ技術全般が統合化されている中で、各々の分野に横断的に詳しいという点が大きな強みである。もともと、ヨーロッパの上場ソフト企業のコンサルタント部門が独立した、いくつかの会社の一つであるが、マーケット情報だけでなく法制度、政府関連プロジェクトなどにも明るく、情報通信技術(ICT)関連では世界的に著名である。
調査内容は、レポート、SWOT、トレンド分析、市場規模予測、プレーヤースナップショット、製品評価と成功事例研究などがあり、地方向けには地方の製品、市場の予想がある。加えて、製品と戦略チェックについてのアドバイスを提供する。また、ワークショップ(会議、パートナーと投資家会議の会議でのプレゼン)や広報イベントも行っている。
調査に先立ち、日英の電話会議の実施や、調査方法、方向性、方法論などの確認を行い、顧客の意図とずれないように徹底されている。
ロンドン本社の他に、ボストン(アメリカ)、パリ(フランス)、メルボルン(オーストラリア)、香港(中国)、東京(日本)にも事務所を置いている。
2006年12月に英国データモニター社による買収により事業会社となる。 2011年7月に親会社のインフォーマ(英国)の組織再編により分社化。
2020年にInforma傘下のOMDIAに統合されることにより、OVUMブランドは消滅した。
事業分野
編集通信市場分析
編集- キャリア戦略
- ワイアレスサービス
- 固定・広域帯通信サービス
- 法規制・相互接続
- エンタープライズサービス
- コンシューマ動向
- 通信技術・通信基盤
- 通信部品(コンポーネント)
- 携帯電話事業者サービス
- 卸売り(ホールセール)サービス
ソフトウェア評価
編集産業別テクノロジー分析
編集- 銀行
- 保険
- 金融
- 製薬
- ヘルスケア
- メディア・放送
- テレコム・通信
- ユーティリティ
- 教育
- 政府
テクノロジー市場分析
編集- インフォメーション管理
- エンタプライズ・アプリケーション
- ソフトウェア&ライフサイクル管理
- エンタプライズIT管理
- ITサービス
- クラウド・コンピューティング
- サステナビリティ
- コンシューマ・インパクト
データベース
編集- 企業別IT投資予測情報(ハードウェア・ソフトウェア・サービス・通信・コンサルティング・セキュリティ)
- ITサービス契約情報
- CIOサーベイ
- コンシューマ動向