カモテス諸島
フィリピンの諸島
カモテス諸島(カモテスしょとう、英語: Camotes Islands)は、フィリピン中部ビサヤ諸島の中央部、レイテ島とセブ島に囲まれた小さな海域カモテス海に浮かぶ4つの島からなる諸島である。行政区域はセブ州に属している。
西からパシハン島(Pacijan、別名サンフランシスコ島)、ポロ島 (Poro)、ポンソン島 (Ponson) に分かれ、さらに小さなトゥラン島 (Tulang) がパシハン島の北に接している。パシハン島とポロ島は実際は舗装道路でつながっており、ポンソン島はポロ島から4km離れて東に浮かんでいる。
4つの町があり、サンフランシスコ町はパシハン島(サンフランシスコ島)に、ポロ町とトゥデラ町 (Tudela) はポロ島に、ピラー町 (Pilar) がポンソン島にある。パシハン島にはセブ島からの船で2時間ほどかかる。
カモテス諸島は低い島々である。丘はパシハン島に一つ、ポロ島に一つあるだけであり、通信会社が中継基地に使っている。パシハン島には長さ2kmの湖があり新鮮な水がある。これらの島の植生はほとんどが椰子の木であり、さまざまな果樹やほかの木々もある。島ではゆっくりとした農耕が行われており、交通はバイクが主流である。
島には小規模な宿泊施設しかないが喧騒とは程遠く、海や砂浜は美しく秘境中の秘境といえる。今後はカモテス諸島の観光開発も進む予定である。