クラブケーキ: Crab cake)は、カニ肉パン粉牛乳マヨネーズタマネギ等から作られるアメリカ料理である[1]。日本のカニクリームコロッケに近い料理[2]

付け合わせを添えたレストランスタイルのクラブケーキ

解説

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この料理はピンクペッパーグリーンペッパー、ピンクラディッシュ等が加えられることもあり、ケーキソテーグリルしてから提供することもある。伝統的にチェサピーク湾、特にメリーランド州[1]ボルチモアで食べられることが多い。

メリーランド州では、クラブケーキの2つのスタイルが有名である。遊歩道屋台で食べられるものと、レストランで食べられるものである。屋台のものは通常、パン粉をつけて揚げられており、しばしば様々な詰め物がされ、ハンバーガーバンズに乗せて提供される。レストランのものは詰め物はされず、塊のカニ肉で、に乗せるかオープンサンドイッチとして提供される。メリーランド州のレストランでは、クラブケーキを揚げるか焼くことが多い。

どの種類のカニ肉も使われるが、チェサピーク湾に生息するワタリガニの肉が伝統的であり、味も良いとされる。太平洋岸北西部カリフォルニア州北部では、固有種のアメリカイチョウガニがクラブケーキの材料として用いられ、地域の定評のあるレストランで提供される。

クラブケーキは、カニの漁獲が多いアメリカの湾岸地域で人気があり、クッキーのような小さなものからハンバーガー程度の大きさのものまである。調味料としてレムラード・ソースタルタルソースマスタードケチャップ等をかけることもある。

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 共同通信 (2021年5月22日). “米韓首脳、昼食はカニの名物料理 メリーランド州のクラブケーキ | 共同通信”. 共同通信. 2021年12月18日閲覧。
  2. ^ 洋食は「和食」なのか? NYに洋食屋をオープンした日本人の挑戦(2/4ページ) Newsweek 2017年06月20日(火)11時02分 (文・小暮聡子、2023年3月28日閲覧)

外部リンク

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