ゲーラス
ギリシア神話の神
ゲーラス(古希: Γῆρας, Gēras, 老年の意)は、ギリシア神話に登場する原初の神で、老年の神である。ゲーラスはギリシア語で略奪、戦いの褒章も意味する。長母音を省略してゲラスとも表記される。ローマ神話のセネクトゥス (Senectus) に相当する。
ヘーシオドスの『神統記』によれば、夜の女神ニュクスが1人で生んだ息子で、モロス、ケール、タナトス、ヒュプノス、オネイロス、モーモス、オイジュス、ヘスペリデス、モイライ、ネメシス、アパテー、ピロテース、エリスと兄弟である[1]。ヒュギーヌスはエレボスが彼の父だとした[2]。
系図
編集カオス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エレボス | ニュクス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アイテール | ヘーメラー | モロス | ケール | タナトス | ヒュプノス | オネイロス | モーモス | オイジュス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ヘスペリデス | クロートー(モイラ) | ラケシス(モイラ) | アトロポス(モイラ) | ネメシス | アパテー | ピロテース | エリス | ゲーラス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ポノス | レーテー | リーモス | アルゴス | ヒュスミーネー | マケー | ポノス | アンドロクタシアー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ネイコス | プセウドス | ロゴス | アムピロギアー | デュスノミアー | アーテー | ホルコス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||