スメタナ
発酵乳の一種
スメタナ(smetana、ロシア語: смета́на 音声、ポーランド語: śmietana 音声、ウクライナ語: cметана)は東欧などの原産の発酵乳の一種。日本ではサワークリームと混同され伝播したが本来スメタナとサワークリームとは製法も違うものを含む発酵乳製品である。ボルシチ、シチー、ペリメニ、ブリヌイ、ヴァレニキなどの他、好みによって多くの料理に添えて食べられている。
特徴は、好気性細菌と嫌気性細菌が共存して発酵している点にある。
スメタナは比較的低温でも発酵が進むため、一般の乳酸菌ヨーグルトのように加温しなくても殖やすことができる。
また、低温に保てるため雑菌が繁殖しにくい。反面、流通過程で発酵が進み、発生したガスが密封容器を爆発させてしまう恐れがあるため、容器は空気穴を空けたものが用いられる。日本では、食品衛生法上、この空気穴を空けることが認められていない[要出典]ため、生菌を含む製品は事実上流通させることができない。