ソウルの春 (映画)
『ソウルの春』(ソウルのはる、原題:서울의 봄、英:12.12: The Day)は2023年の韓国映画。
ソウルの春 | |
---|---|
서울의 봄 | |
監督 | キム・ソンス[1] |
脚本 |
ホン・ウォンチャン[2] イ・ヨンジュン[3] キム・ソンス[4] ホン・インピョ[5] |
製作 | キム・ウォングク[6] |
出演者 |
ファン・ジョンミン[7] チョン・ウソン[8] |
音楽 | イ・ジェジン[9] |
撮影 | イ・モゲ[10] |
編集 | キム・サンボン[11] |
製作会社 | Hive Media Corp |
配給 | クロックワークス |
公開 |
2023年11月22日 2024年8月23日 |
上映時間 | 142分 |
製作国 | 韓国 |
言語 | 韓国語 |
概要
編集1979年12月12日、韓国・ソウルで発生した粛軍クーデター(12.12 軍事反乱)を題材としており、反乱軍と鎮圧軍の9時間の攻防を一部フィクションを交えながら描いている。
題名の『ソウルの春』とは朴正煕暗殺事件以降に韓国で一時的に勃興した民主化ムードを指す言葉だが、本作では『ソウルの春』自体は簡潔に触れられるだけであり、むしろそれが頓挫する要因となった粛軍クーデターを主軸に描いている。
人名の漢字表記は中国語版ソウルの春に基づくが、朝鮮語も併記する。また、キャストは片仮名で記すが、漢字も併記する。
あらすじ
編集1979年10月26日夜、大韓民国首都・ソウル。韓国陸軍陸軍本部B2バンカーに臨時で集められた陸軍の将官たちはそこで、国務総理の崔韓圭[12]より、朴正煕大統領が暗殺されたことを告げられる。すぐさま緊急国務会議が開催され、陸軍参謀総長の鄭祥鎬[13]大将を戒厳司令官とする非常戒厳令発動が決定し、鄭祥鎬総長は戒厳法に基づき、国軍保安司令官の全斗光[14]少将を暗殺事件の合同捜査本部長に任命した。
長らく韓国に絶対権力者として君臨した朴正熙大統領の死により、「ソウルの春」という民主化ムードが勃興し始める中、軍内部では鄭祥鎬総長と全斗光保安司令官の対立が表面化し始める。権力欲が強い全斗光保安司令官は軍内で無視できない勢力を有する秘密組織「ハナ会」のリーダーでもあり、保安司令部や合同捜査本部の権限を活用して権勢を思うままに振るっていた。それを快く思わない鄭祥鎬総長は、高潔な軍人として知られる陸軍本部人事参謀部次長の李泰臣[15]少将に、軍内要職の一つである首都警備司令官への就任を要請する。政治的対立に巻き込まれるのを嫌う李泰臣少将は当初これを断ったが、その高潔さや軍本来の任務に忠実であることを見込んだ鄭祥鎬総長の度重なる要請に遂に応じ、首都警備司令官に就任する。
鄭祥鎬総長と全斗光保安司令官の対立はますます深まり、鄭祥鎬総長は全斗光保安司令官を年度初めの軍内部の人事で更迭し、合わせてハナ会を粛清しようと試みる。その動きをハナ会を通じて掴んだ全斗光保安司令官は、先手を打って鄭祥鎬総長を排除し、軍の実権を掌握することを決意。まずハナ会ナンバー2で自身の盟友でもある第9歩兵師団長の盧泰健[16]少将を仲間に引き入れると、次いでハナ会メンバー、さらにはハナ会の後援者たちも仲間に加え、クーデター計画を企て始めた。
そして12月12日。全斗光保安司令官を始めとしたハナ会メンバーやその後援者は、ハナ会メンバーの一人である張民基[17]大佐が団長を務める首都警備司令部第30警備団に司令部を置いてクーデターを開始し、保安司令部人事処長でハナ会メンバーの河昌守[18]大佐を鄭祥鎬総長を朴正熙大統領暗殺事件への関与容疑を理由に逮捕して保安司令部に連行する。それと並行する形で全斗光保安司令官は大統領に就任した崔韓圭国務総理から鄭祥鎬総長逮捕同意書の決裁を取ろうと試みるが、崔韓圭大統領は呉国相[19]国防部長官の決裁が必要であるとしてこれを退けた。そして肝心の呉国相長官は、鄭祥鎬総長逮捕時に発生した銃撃戦に慌ててどこかに姿を消し、行方知れずになっていた。
全斗光保安司令官はクーデターの障害になる李泰臣少将の他、陸軍憲兵監の金准燁[20]准将や特殊戦司令官の孔洙赫[21]少将を同じ時間に宴席に招く形で遠ざけることを図ったが、宴席に全斗光保安司令官が現れないことを李泰臣少将は不審に思う。その後、全斗光保安司令官などの反乱の報を受けた李泰臣少将は、金准燁准将や孔洙赫少将ともに反乱鎮圧に向けて動くが、指揮権を掌握した陸軍参謀次長の閔昇培[22]中将を始めとした陸軍本部の面々は強硬鎮圧に消極的な態度を取っていた。それでも3人は各々の方法で反乱鎮圧に向けて最善を尽くし始める。まず金准燁准将が全斗光保安司令官が国務総理官邸で崔韓圭大統領に面会していることを知ると、警備に当たっていた陸軍憲兵部隊に全斗光保安司令官の逮捕を命令し、全斗光保安司令官の車を抑止させることに成功する。しかし閔昇培中将が逮捕ではなく「待機」させろと命じたことで、その隙を見て全斗光らは脱出してしまう。
決裁が取れなかったことに動揺した反乱軍側を全斗光保安司令官は一喝し、さらには電話をかけてきた李泰臣少将が「戦車でお前たちの首を吹き飛ばしてやる」と宣戦布告して切る中、全斗光保安司令官は反乱軍側の都熙哲[23]准将に、指揮下の第2空挺旅団をソウルに出動させるよう命じる。反乱軍のメンバーが本格的な武力衝突への発展を危惧して反対する中、盧泰健少将が第9師団より2個連隊をソウルに向けて進発させると宣言したことで流れは固まり、全斗光保安司令官は他のメンバーとともに首都警備司令部第33警備団で警備の陸軍憲兵部隊を制圧した国務総理官邸に再度決裁を取るべく赴く一方、盧泰健少将と都熙哲准将は第9師団と第2空挺旅団にそれぞれソウルへの出動を命じ、国防部や陸軍本部の確保に乗り出した。
反乱軍側がソウル近郊の部隊に動員命令をかけたことに陸軍本部側が動揺する中、李泰臣少将は一番早く到達するであろう第2空挺旅団が漢江を渡らなければ陸軍本部などが位置するソウル中心部に入れないことを察知して、首都警備司令部管轄下の橋を封鎖する。しかしソウル市外にある幸州大橋は首都警備司令部の管轄外だった。李泰臣少将は幸州大橋を管轄する第30師団長に要請して橋を封鎖する約束を取り付け、さらに第3野戦軍司令官の高載栄[24]中将に要請して第26師団と首都機械化歩兵師団の出動を取り付け、実力での反乱鎮圧を図る。しかし反乱軍側は保安司令部の情報網を通じてその動きを盗聴しており、保安司令官秘書室長の文日平[25]大佐の脅迫を受けた第30師団長は橋の封鎖への協力を撤回してしまう。それでも現地に赴いた李泰臣少将が自ら立ち塞がり、さらには孔洙赫少将の撤退命令もあり、第2空挺旅団をいったん撤退させることに成功する。
決裁を取ることに再び失敗した全斗光保安司令官は第2空挺旅団撤退の報を聞くと、第30警備団に戻って都熙哲准将に直接第2空挺旅団を指揮してソウルに進軍させるよう脅迫混じりに命令し、第2空挺旅団を再出動させる。さらに盧泰健少将ら反乱軍側はハナ会など軍内部の人脈を通じて自分たちが主導権を握っていると電話をかけ、中立的な立場の部隊の抑止にかかる。麾下部隊の指揮官達が動揺していることを理由に高載栄中将が部隊出動を中止したことで徐々に鎮圧軍側が不利に立たされる中、李泰臣少将はハナ会の影響外である第8空挺旅団長の朴基鴻[26]准将に出動を要請する。朴基鴻准将は趨勢がすでに反乱軍側に傾いたこと、空挺旅団の大半が反乱軍側についたことを理由に断ろうとするが、最終的に李泰臣少将の説得に応じて部隊を出動させる。
第8空挺旅団はソウル中心部に先に到達できるはずだったが、その動きを把握した全斗光保安司令官は閔昇培中将に電話をかけ「これ以上の衝突を回避するために、第2空挺旅団と第8空挺旅団を同時撤退させる」という紳士協定の締結を持ち掛け、閔昇培中将たちは金准燁准将の強硬な反対や孔洙赫少将の説得も意に介さずにこれを受け入れ、朴基鴻准将に命令して第8空挺旅団を撤退させてしまう。そんな中、米韓連合司令部に逃げ込んで状況を見守っていた呉国相長官が陸軍本部にやってくるが、そこに第2空挺旅団が撤退せずに陸軍本部に向かってきているとの一報が入る。第2空挺旅団は撤退せずに潜伏すると、闇夜に紛れて少数の部隊をボートで漢江を渡河させ、幸州大橋にある第30師団の検問所を襲撃・武装解除し、改めて幸州大橋を使って漢江を渡ってきたのだった。
閔昇培中将たちが陸軍本部を放棄して首都警備司令部に移ることを決めてその準備を進める中、それに反対する金准燁准将は憲兵部隊と主に残るが、その混乱の中で呉国相長官が再び姿を消してしまう。さらには反乱軍側は特殊戦司令部の制圧を決め、金昌世[27]准将麾下の第4空挺旅団を動員して襲撃し、孔洙赫少将は銃撃戦の末、負傷して拘束される。そして遂にソウル中心部に到達した第2空挺旅団は国防部や陸軍本部を制圧、金准燁准将も拘束されてしまった。追い詰められた李泰臣少将は手持ちの100人ほどの部隊と数台の戦車、そしてソウルを狙える郊外にいる野戦砲兵部隊を使い、実力での全斗光保安司令官らの逮捕に向かった。バリケードによる阻止線が張られた第30警備団近傍にて、李泰臣少将と全斗光保安司令官は対峙することとなる。
キャスト
編集【】内はモデルとなった人物
- 全斗光[28](韓国陸軍少将・国軍保安司令官兼戒厳司令部合同捜査本部長、陸軍士官学校第11期生、軍内秘密組織「ハナ会」リーダー)【全斗煥】:ファン・ジョンミン[29](吹替:高木渉[30])
- 李泰臣[31](韓国陸軍少将・陸軍本部人事参謀部次長→首都警備司令官、甲種将校候補生)【張泰玩】:チョン・ウソン[32](吹替:三上哲[30])
- 鄭祥鎬[33](韓国陸軍大将・陸軍参謀総長兼戒厳司令官)【鄭昇和】:イ・ソンミン[34](吹替:菊池康弘[30])
- 盧泰健[35](韓国陸軍少将・第9歩兵師団長、陸軍士官学校第11期生、ハナ会ナンバー2でチョン・ドゥグァンの盟友)【盧泰愚】:パク・ヘジュン[36](吹替:露崎亘[30])
- 金准燁[37](韓国陸軍准将・陸軍憲兵監)【金晋基】:キム・ソンギュン[38](吹替:星祐樹[30])
- 孔洙赫[39](韓国陸軍少将・特殊戦司令官)【鄭柄宙】:チョン・マンシク[40](吹替:佐々木祐介[30])
- 呉鎮浩[41](韓国陸軍少佐・特殊戦司令官専属副官)【金五郎】:チョン・ヘイン[42]
- 権亨進[43](韓国陸軍中尉・陸軍参謀総長付警護員)【潘一夫+金仁先】:イ・ジュニョク[44]
- 崔韓圭[45](韓国国務総理→第10代大統領)【崔圭夏】:チョン・ドンファン[46]
- 呉国相[47](国防部長官)【盧載鉉】:キム・ウィソン[48]
- 閔昇培[49](韓国陸軍中将・陸軍参謀次長兼戒厳司令部副司令官)【尹誠敏】:ユ・ソンジュ[50]
- 韓栄久[51](韓国陸軍中将・第1軍団長、陸軍士官学校第10期生、ハナ会の後援者)【黄永時】:アン・ネサン[52]
- 玄治成[53](韓国陸軍中将・首都軍団長、陸軍士官学校第8期生、ハナ会の後援者)【車圭憲】:チョン・ジンギ[54]
- 裴松鶴[55](韓国陸軍中将・国防部軍需次官補、陸軍士官学校第8期生[56]、ハナ会の後援者)【兪学聖】:ヨン・ドンホン[57][58]
- 都熙哲[59](韓国陸軍准将・特殊戦司令部第2空挺旅団長[60]、陸軍士官学校第12期生、ハナ会メンバー)【朴熙道】:チェ・ビョンモ[61]
- 文日平[62](韓国陸軍大佐・保安司令官秘書室長、陸軍士官学校第17期生、ハナ会メンバー)【許和平】:パク・フン[63]
- 金昌世[64](韓国陸軍准将・特殊戦司令部第4空挺旅団長[60]、陸軍士官学校第13期生、ハナ会メンバー)【崔世昌】:キム・ソンオ[65]
- 張民基[66](韓国陸軍大佐・首都警備司令部第30警備団長、陸軍士官学校第16期生、ハナ会メンバー)【張世東】:アン・セホ[67]
- 林鶴柱[68](韓国陸軍中佐・保安司令部対共捜査課長、陸軍士官学校第17期生、ハナ会メンバー)【李鶴捧】:イ・ジェユン[69]
スタッフ
編集製作
編集全斗光を演じたファン・ジョンミンは、演じる際のかつらは試行錯誤を繰り返し、メイクには毎回3 - 4時間をかけたという[80]。ファンは日本の読売新聞からの書面インタビューにおいて、先行作品であるテレビドラマ『第5共和国』への意識の有無については「実在の人物について言及することは控えている」という理由で回答しなかったが[80]、2023年12月に光州市でおこなわれた舞台挨拶の際には、観客の上げた「43年待った」というプラカードを見て感情がこみ上げ、涙を流す場面があった[81]。
反響
編集これまで映画の題材として取り上げられなかった粛軍クーデターを描いた本作は、韓国内で1300万人以上という2023年公開の映画で最高の動員を記録した[82]。
脚注
編集- ^ 漢字表記:金性洙 日本語読み:きん せいしゅ
- ^ 漢字表記:洪元燦 日本語読み:こう げんさん
- ^ 漢字表記:李容鍾 日本語読み:り ようしょう
- ^ 漢字表記:金性洙 日本語読み:きん せいしゅ
- ^ 漢字表記:洪仁杓 日本語読み:こう じんぴょう
- ^ 漢字表記:金元国 日本語読み:きん げんこく
- ^ 漢字表記:黄晸玟 日本語読み:こう ていびん
- ^ 漢字表記:鄭雨盛 日本語読み:てい うせい
- ^ 漢字表記:李在真 日本語読み:り ざいしん
- ^ 漢字表記:李模介 日本語読み:り ぼかい
- ^ 漢字表記:金尚範 日本語読み:きん しょうはん
- ^ 朝鮮語:최한규 朝鮮語発音:チェ・ハンギュ 日本語読み:さい かんけい
- ^ 朝鮮語:정상호 朝鮮語発音:チョン・サンホ 日本語読み:てい しょうけい
- ^ 朝鮮語:전두광 朝鮮語発音:チョン・ドゥグァン 日本語読み:ぜん とこう
- ^ 朝鮮語:이태신 朝鮮語発音:イ・テシン 日本語読み:り たいしん
- ^ 朝鮮語:노태건 朝鮮語発音:ノ・テゴン 日本語読み:ろ たいけん
- ^ 朝鮮語:장민기 朝鮮語発音:チャン・ミンギ 日本語読み:ちょう びんき
- ^ 朝鮮語:하창수 朝鮮語発音:ハ・チャンス 日本語読み:か しょうしゅう
- ^ 朝鮮語:오국상 朝鮮語発音:オ・グクサン 日本語読み:ご こくしょう
- ^ 朝鮮語:김준엽 朝鮮語発音:キム・ジュニョプ 日本語読み:きん しゅんよう
- ^ 朝鮮語:공수혁 朝鮮語発音:コン・スヒョク 日本語読み:こう しゅかく
- ^ 朝鮮語:민성배 朝鮮語発音:ミン・ソンベ 日本語読み:びん しょうはい
- ^ 朝鮮語:도희철 朝鮮語発音:ト・ヒチョル 日本語読み:と きてつ
- ^ 朝鮮語:고재영 朝鮮語発音:コ・ジェヨン 日本語読み:こう さいえい
- ^ 朝鮮語:문일평 朝鮮語発音:ムン・イルピョン 日本語読み:ぶん にちへい
- ^ 朝鮮語:박기홍 朝鮮語発音:パク・ギホン 日本語読み:ぼく きこう
- ^ 朝鮮語:김창세 朝鮮語発音:キム・チャンセ 日本語読み:きん しょうせい
- ^ 朝鮮語:전두광 朝鮮語発音:チョン・ドゥグァン 日本語読み:ぜん とこう
- ^ 漢字表記:黄晸玟 日本語読み:こう ていびん
- ^ a b c d e f “ソウルの春 - 株式会社クロックワークス - THE KLOCKWORX”. 株式会社クロックワークス. 2024年12月10日閲覧。
- ^ 朝鮮語:이태신 朝鮮語発音:イ・テシン 日本語読み:り たいしん
- ^ 漢字表記:鄭雨盛 日本語読み:てい うせい
- ^ 朝鮮語:정상호 朝鮮語発音:チョン・サンホ 日本語読み:てい しょうけい
- ^ 漢字表記:李成民 日本語読み:り せいみん
- ^ 朝鮮語:노태건 朝鮮語発音:ノ・テゴン 日本語読み:ろ たいけん
- ^ 漢字表記:朴海俊 日本語読み:ぼく かいしゅん
- ^ 朝鮮語:김준엽 朝鮮語発音:キム・ジュニョプ 日本語読み:きん しゅんよう
- ^ 漢字表記:金声均 日本語読み:きん せいきん
- ^ 朝鮮語:공수혁 朝鮮語発音:コン・スヒョク 日本語読み:こう しゅかく
- ^ 漢字表記:鄭満植 日本語読み:てい まんしょく
- ^ 朝鮮語:오진호 朝鮮語発音:オ・ジンホ 日本語読み:こう しゅかく
- ^ 漢字表記:丁海寅 日本語読み:ちょう かいいん
- ^ 朝鮮語:권형진 朝鮮語発音:クォン・ヒュンジン 日本語読み:けん こうしん
- ^ 漢字表記:李浚赫 日本語読み:り しゅんかく
- ^ 朝鮮語:최한규 朝鮮語発音:チェ・ハンギュ 日本語読み:さい かんけい
- ^ 漢字表記:鄭東煥 日本語読み:てい とうかん
- ^ 朝鮮語:오국상 朝鮮語発音:オ・グクサン 日本語読み:ご こくしょう
- ^ 漢字表記:金義聖 日本語読み:きん ぎせい
- ^ 朝鮮語:민성배 朝鮮語発音:ミン・ソンベ 日本語読み:びん しょうはい
- ^ 漢字表記:劉成柱 日本語読み:りゅう せいちゅう
- ^ 朝鮮語:한영구 朝鮮語発音:ハン・ヨング 日本語読み:かん えいきゅう
- ^ 漢字表記:安内相 日本語読み:あん ないしょう
- ^ 朝鮮語:현치성 朝鮮語発音:ハン・チソン 日本語読み:げん ちせい
- ^ 漢字表記:全鎮基 日本語読み:ぜん ちんき
- ^ 朝鮮語:배송학 朝鮮語発音:ぺ・ソンハク 日本語読み:はい しょうかく
- ^ 作中では玄治成の同期で韓栄久よりも年上として描かれているが、モチーフとなった実際の兪学聖は陸軍士官学校政訓1期生で車圭憲と同期扱いではあるものの、黄永時よりは年下だった。
- ^ 漢字表記:廉東憲 日本語読み:れん とうけん
- ^ 演じたヨン・ドンホンは本作撮影後の2022年12月に病気のため死去し、本作が遺作となった。そのため、本作のスタッフロールでは彼を追悼する一文が加えられている。
- ^ 朝鮮語:도희철 朝鮮語発音:ト・ヒチョル 日本語読み:と きてつ
- ^ a b 本作における特殊戦司令部麾下の空挺旅団(空輸特戦旅団)は、いずれも史実のように「奇数の部隊番号」ではなく「偶数の部隊番号」が付与された架空の部隊名となっている。第2空挺旅団はクーデター当時朴熙道が旅団長だった第1空輸特戦旅団が、第4空挺旅団は同じようにクーデター当時崔世昌が旅団長だった第3空輸特戦旅団がそれぞれモデルとなった。
- ^ 漢字表記:崔炳模 日本語読み:さい へいぼ
- ^ 朝鮮語:문일평 朝鮮語発音:ムン・イルピョン 日本語読み:ぶん にちへい
- ^ 漢字表記:朴勲 日本語読み:ぼく くん
- ^ 朝鮮語:김창세 朝鮮語発音:キム・チャンセ 日本語読み:きん しょうせい
- ^ 漢字表記:金盛呉 日本語読み:きん せいご
- ^ 朝鮮語:장민기 朝鮮語発音:チャン・ミンギ 日本語読み:ちょう びんき
- ^ 漢字表記:安世浩 日本語読み:あん せいこう
- ^ 朝鮮語:임학주 朝鮮語発音:イム・ハクチュ 日本語読み:りん はくちゅう
- ^ 漢字表記:李載允 日本語読み:り さいいん
- ^ 漢字表記:金性洙 日本語読み:きん せいしゅ
- ^ 漢字表記:洪元燦 日本語読み:こう げんさん
- ^ 漢字表記:李容鍾 日本語読み:り ようしょう
- ^ 漢字表記:金性洙 日本語読み:きん せいしゅ
- ^ 漢字表記:洪仁杓 日本語読み:こう じんぴょう
- ^ 漢字表記:金元国 日本語読み:きん げんこく
- ^ 漢字表記:李模介 日本語読み:り ぼかい
- ^ 漢字表記:李在真 日本語読み:り ざいしん
- ^ 漢字表記:金尚範 日本語読み:きん しょうはん
- ^ 漢字表記:李成煥 日本語読み:り せいかん
- ^ a b “映画「ソウルの春」で圧倒的な悪役演技のファン・ジョンミン、心がけたのは「偶像化されない演じ方」…書面インタビュー”. 読売新聞. (2024年8月21日) 2024年8月31日閲覧。
- ^ “映画『ソウルの春』で“チョン・ドゥグァン”を演じた俳優ファン・ジョンミン、光州の劇場で涙”. KBSワールド. (2023年12月20日) 2024年8月31日閲覧。
- ^ 崔盛旭 (2024年8月29日). “映画「ソウルの春」が描く韓国現代史の暗部 民主化を阻んだ軍事クーデター、一夜の攻防”. 朝日新聞Globe+ 2024年8月31日閲覧。