ペンチとは、先端同士が噛み合う構造で、自由に開閉でき、曲げる、挟む、引っ張る、ねじる、切断などの作業を行うための工具である。

Knipex 03 01 200

英語では pliers(プライヤ、常に複数形)または cutting pliers(カッティングプライヤ)と呼び、ペンチは pliers の一種であるが、逆に日本プライヤと言うとペンチの一種を指すほど、ペンチはモンキーレンチと同ように一般家庭に汎用工具として普及している。

概要

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先端の裏側

ペンチは刃先の平らな部分で銅線・針金を曲げる、挟む、引っ張る、ねじるなどの作業を行うことができる[1]。また、刃口の奥には切れ刃が付いているため銅線・針金・釘の切断も行うことができる[1][2]。このほか細かい作業では材料の固定にも用いられる[2]

電気工事の用途では電工ペンチとも呼ばれる。英語では、Lineman's pliers架線工事士用プライヤ)または Side-Cutting pliers と呼ぶ。

日本工業規格は、プライヤを

に分類して規格化されている。

JISについては、1951年6月にフジ矢が、ペンチの指定工場(認可番号No.651)となったのが最初である。

主要メーカ

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脚注

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  1. ^ a b 雇用・能力開発機構『三訂 木工工作法』2007年、52頁
  2. ^ a b 雇用・能力開発機構 職業能力開発総合大学校 能力開発研究センター『造園用手工具・機械及び作業法』2011年、34頁

参考文献

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  • ベストカー編 編『工具の達人』三推社〈別冊ベストカー. 赤バッジシリーズ〉、2007年。ISBN 978-4-06-179890-8 
  • 青山元男『DIY工具選びと使い方 : たよりになる工具が満載!』ナツメ社、2008年。ISBN 978-4-8163-4586-9 
  • 『デザインの現場』増刊号編集部編 編『Tools now 道具大全 : 手作り、クラフト、DIY。』美術出版社〈新しい画材ガイド〉、1997年。ISBN 4-568-50194-6 

関連項目

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