ボックスレンチ
ソケットレンチのソケットとハンドルが一体となったレンチ
ボックスレンチ(英語: box wrench)とは、ソケットレンチのソケットとハンドルが一体となったレンチのこと。特徴としてソケット部は六角の六面で、一体構造によりガタツキがないので、モンキーレンチやレンチより大きいトルクを必要とする作業に適する。ボックスレンチといえば、特にT形レンチのことを指す場合がある[1]。
英語のbox wrenchは、日本でいう「めがねレンチ」を指す。英語では、special wrenchに分類され、Y-type wrench、L-type wrench、cross-rim wrench等と呼ばれる。日本でいう「ソケットレンチ」とは呼称分類が異なる[2]。
種類
編集- L形レンチ
- 大きなトルクを加えやすく、知られているものに自動車搭載のハブナットレンチがある。JIS D8105の「自動車用ホイールナットレンチ (Wheel nut wrenches for automobiles)」に相当する。
- T形レンチ
- レンチの早回しがしやすい。
- T形フレックスレンチ
- T形レンチのソケット部とハンドルがジョイント方式になっていて、ソケットが首ふりタイプのもの。
- X形レンチ
- 4サイズのソケットが、十字型のハンドルに付いている。クロスリムレンチ、十字レンチとも呼ばれる。
- Y形レンチ
- 3サイズのソケットが、Y型のハンドルに付いている。
脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 全国作業工具工業組合. “正しい作業工具の使い方”. 2012年2月27日閲覧。
- かなもの館 木田金物. “ボックスレンチ”. 2012年2月27日閲覧。