ルーガ川
ルーガ川(ルーガがわ、ロシア語: Луга、ヴォート語:Laukaa、イングリア語:Loukka、フィンランド語: Laukaanjoki)は、ロシアのノヴゴロド州、レニングラード州を流れる川である。全長353km、流域面積13200km²、河口から60km²の地点での平均水量は93m³/秒。
ルーガ川 | |
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水系 | ルーガ川 |
延長 | 353 km |
平均流量 |
93 m3/s (河口から60km) |
流域面積 | 13200 km2 |
水源 | チョーソフスキー沼 |
河口・合流先 | ルーガ浦(フィンランド湾) |
流域 | ロシア・ノヴゴロド州、レニングラード州 |
自然地理
編集ノヴゴロド州のチョーソフスキー沼に端を発し、フィンランド湾のルーガ浦(ru)に注ぐ[注 1]。北部・中部ではヴィブヤ川という名でも呼ばれる。12月初めに凍結し、4月初めに氷解する。春の増水(ru)期の水は、両河川をつなぐロッソニ川(ru)を通してナルヴァ川の河口付近へと流出させている。モレーンによる高台・連丘との交点では、Сабскии急流、キンギセップ急流が形成されている[注 2]。瀬の多い区間の川床では礫岩や石灰岩の板岩が見られる[1]。地形の影響で、氾濫原は断続的にのみ広がる。
経済地理
編集ルーガ川と交わる道路・鉄道路線についてはru:Луга (река)#Переправы через Лугу参照
ルーガ川の水は、流域のルーガ、キンギセップへ配給されている。急流によって分断されているが、随所で船舶の往来が可能である。船舶のサイズや装備に関しては1990年代以降特に定められていない[2]。流路にはキンギセップ小水力発電所(ru)が設置されている[注 3]。また河口のウスチ・ルーガ(ru)には港が建設されている(なおウスチ・ルーガとはルーガの河口の意)。
支流
編集→「ru:Луга (река) § Притоки」も参照
関連画像
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 「沼」はロシア語: болото、「浦」はロシア語: губаの訳。
- ^ 「急流」はロシア語: порогの訳。
- ^ 「小水力発電所」はロシア語: Малая гидроэлектростанция (малая ГЭС)の直訳による。詳しくはru:Малая гидроэлектростанция、en:Small hydroを参照されたし。
出典
編集参考文献
編集- Луга (река) // Большая советская энциклопедия(ソビエト大百科事典)
- Луга в «Словаре современных географических названий»
- «Туристская водная энциклопедия»
- Significant Source of Phosphorus Found in Kingisepp, Russia