中日文化賞
中日文化賞(ちゅうにちぶんかしょう)は、各分野で優れた業績を挙げ、文化の向上に寄与した個人・団体に中日新聞社より贈られる賞である。
概要
編集1947年に日本国憲法の施行を記念して創設された。 毎年、憲法記念日(5月3日)に受賞者が発表され、5月下旬に贈呈式が行われる。正賞の時計の他、副賞として200万円が贈られる。
授賞規定としては、学術・芸術・文学・宗教その他一般に優れた文化的業績を顕し、中部日本地区(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、長野県、富山県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県の1府11県)に現住あるいは出身あるいは同地区を対象とする業績、貢献のあるものとされる[1]。
受賞者
編集出典:[2]
- 1948年(昭和23年):坂田昌一、高橋喜彦、杉本健吉、二世西川鯉三郎
- 1949年(昭和24年):中山正、東屋五郎、城戸久、山口誓子、御木本幸吉
- 1950年(昭和25年):中島実、鈴木鎮一、尾崎久弥、横井礼以、古橋廣之進
- 1951年(昭和26年):高木市之助、吉川秀男、平田義正、野田稲吉、浅井竹五郎、太田三郎、松尾宗吾、服部担風
- 1952年(昭和27年):岩崎憲、山本時男、福田宗一、メリー・エフ・スマイス、北川民次
- 1953年(昭和28年):江上不二夫、堀井隆、栗田元次、加藤土師萌、鬼頭鍋三郎
- 1954年(昭和29年):八木国夫、栗林数衛、山崎一雄、我妻碧宇
- 1955年(昭和30年):小笠原一夫、三浦孝次、野々村一男、大池晴嵐、澤田文吉
- 1956年(昭和31年):能代清、橋本規明、岡本肇、加藤唐九郎、猪谷千春
- 1957年(昭和32年):大島福造、関戸弥太郎、石田茂作、丸山薫、荒川豊蔵
- 1958年(昭和33年):高橋信次、金原淳、山岡荘八、河村喜太郎、田淵寿郎
- 1959年(昭和34年):村上氏廣、木羽敏泰、伊藤武雄、雨田光平、石川栄次郎
- 1960年(昭和35年):宮川正澄、小林国夫、玉城肇、中村正義、赤堀鶴吉
- 1961年(昭和36年):永田雅宜、後藤修二、川口久雄、久野圧太郎、濱島辰雄、阿部珂山、中尾隆行
- 1962年(昭和37年):澄田正一、楢崎彰一、三好保憲、久曽神昇、慶松光雄、市野享
- 1963年(昭和38年):今永一、大沢文夫、渥美かをる、荒田義雄、叶澤清介、後藤敬一郎、寺澤徹
- 1964年(昭和39年):渡辺金三郎、太田行人、野間三郎、松田好夫、山永光甫
- 1965年(昭和40年):日比野進、岡田博、岡部隆博、服部敏良、宮坂英弌、高橋勇
- 1966年(昭和41年):倉知与志、松沢勲、有住徹弥、矢橋六郎、小川博史
- 1967年(昭和42年):高木健太郎、早川幸男、藤井制心、重松鷹泰、上田薫
- 1968年(昭和43年):赤崎兼義、鈴木旺、鈴木択郎、北出塔次郎
- 1969年(昭和44年):竹村彰祐、丹羽彌、西田亮三、卜部美代志、伊藤廉、中山彰規
- 1970年(昭和45年):田内久、村地孝、岡本清郷、北川秀則、高光一也
- 1971年(昭和46年):山田弘三、宮地伝三郎、片桐正之、大久保道舟、鈴木青々
- 1972年(昭和47年):石塚直隆、柴田村治、静岡県衛生研究所、中野蘭疇、荻須高徳、野水信
- 1973年(昭和48年):伊藤洋平、吉田克己、後藤俊夫、岸義人、井上昭二、嶋谷自然、硲伊之助
- 1974年(昭和49年):蜂須賀養悦、瓜谷郁三、榊米一郎、矩幸成、藤田六郎兵衛
- 1975年(昭和50年):瀬木三雄、本陣良平、北野康、小谷剛、安藤幹衛、加藤卓男、笠松茂
- 1976年(昭和51年):永津俊治、加藤範夫、大澤衛、島田章三、蜂谷宗由
- 1977年(昭和52年):松本利貞、高山一男、杉浦明平、中村翠恒、萩原冬珉
- 1978年(昭和53年):長與健夫、赤澤堯、屋代雄三、小竹武夫、藤枝静男、河本五郎
- 1979年(昭和54年):祖父江逸郎、西田尚紀、中村信一、三浦謹一郎、林董一、石田清
- 1980年(昭和55年):景山直樹、米山良昌、飛田武幸、塚本快示、平川敏夫、明治村
- 1981年(昭和56年):石井歓、梅村清明、江口吾朗、杉浦衛、西田三好、森山啓
- 1982年(昭和57年):大場松魚、岡本白濤、野依良治、水島昭二、山田和生
- 1983年(昭和58年):井村徹、岡本宏、金谷晴夫、静岡県西部B型肝炎対策研究班、ヨハネス・ヒルシュマイヤー、室伏重信
- 1984年(昭和59年):井関弘太郎、近藤一義、佐治賢使、西塚泰章、森重文
- 1985年(昭和60年):伊東信行、大澤省三、小松芳光、堀幹夫
- 1986年(昭和61年):大樋年朗、岡崎恒子、岡田節人、川崎寿彦、堀川恭、松本亮
- 1987年(昭和62年):青木半治、岩喬、杉山達夫、鈴木蔵、日本中国文化交流協会、山下雄也
- 1988年(昭和63年):浅蔵五十吉、石崎宏矩、大西英爾、稲垣菘圃、阪口周吉、本多静雄
- 1989年(平成元年):青木國雄、鵜高重三、片岡球子、寺井直次、中西重忠、前田恵学
- 1990年(平成2年):坂本信夫、竹田亮祐、樋口敬二、岡井隆、秋野不矩、加藤舜陶
- 1991年(平成3年):赤崎勇、梅原猛、北出不二雄、杉田虔一郎、内藤昌
- 1992年(平成4年):隅谷正峯、竹市雅俊、豊田穣、矢内原昇、山本尚
- 1993年(平成5年):河合雅雄、柴田鋼造、杉森久英、馬塲正三、堀田康雄
- 1994年(平成6年):飯田経夫、石浜明、小野武年、日高弘義、三谷吾一
- 1995年(平成7年):加藤釥、川北良造、外山淳治、永井美之、益川敏英、小林誠
- 1996年(平成8年):オーケストラ・アンサンブル金沢、熊澤孝朗、四方義啓、宮城谷昌光、安田喜憲
- 1997年(平成9年):飯島宗一、井波唯志、杉浦昌弘、立川武蔵、村井正誠
- 1998年(平成10年):加藤孝造、寺尾俊彦、松下芝堂、山下興亜、リトルワールド
- 1999年(平成11年):伊藤京子、郡健二郎、藤澤肇、馬渕宏、山内一生
- 2000年(平成12年):斎藤英彦、中村宏樹、向井茂、吉田知子、渡邉洋宇
- 2001年(平成13年):乾由明、大澤映二、神山征二郎、富永祐民、福井康雄
- 2002年(平成14年):飯島澄男、角野岩次、三田一郎、村松喬
- 2003年(平成15年):大峰巌、勝尾金弥、榊佳之、清水信義、東松照明
- 2004年(平成16年):大野竜三、春日井建、郷通子、鈴木康夫、平松礼二、松沢哲郎
- 2005年(平成17年):加々美光行、川人光男、鯉江良二、近藤孝男、二村雄次
- 2006年(平成18年):高橋利忠、中川衛、名古屋大学出版会、西村幹夫、西村いくこ、浜松交響楽団
- 2007年(平成19年):井形昭弘、上村大輔、清水信、祖父江元、山本眞輔
- 2008年(平成20年):遠藤守信、大島伸一、黒野清宇、辻真先、山中伸弥
- 2009年(平成21年):清水義範、早野龍五、福山透、藤森兼明
- 2010年(平成22年):高橋雅英、西のぼる、西田利貞、丸岡啓二、徳川美術館
- 2011年(平成23年):稲葉真弓、貝淵弘三、篠原久典、田渕俊夫、宮治昭
- 2012年(平成24年):荒川泰彦、桜井武、清水良典、藤田六郎兵衛
- 2013年(平成25年):小澤正直、神戸峰男、堀江敏幸、松本邦弘
- 2014年(平成26年):熊倉功夫、加納俊治、松岡信、春田正毅
- 2015年(平成27年):天野浩、坂口志文、西川右近、堀田知光
- 2016年(平成28年):大栗博司、梶田隆章、北川透、森郁恵
- 2017年(平成29年):伊丹健一郎、木下直之、杉浦真弓、野村万作
- 2018年(平成30年):西美緒、吉野彰、東山哲也、松岡伶子
- 2019年(令和元年):寺﨑浩子、馬場駿吉、福田敏男、日本将棋連盟東海普及連合会
- 2020年(令和2年):神取秀樹、北村想、中村文則、藤田誠
- 2021年(令和3年):岡本佳男、八島栄次、島田修三[3]
- 2022年(令和4年):丹羽公雄、風媒社
- 2023年(令和5年):門松健治、堀勝、立川志の輔、米沢唯
- 2024年(令和6年):原昌宏、佐川眞人、藤井聡太、小森邦衛
脚注
編集- ^ 「第69回中日文化賞候補者推薦のお願い」より
- ^ “中日文化賞 受賞者一覧”. 中日新聞社. 2021年5月30日閲覧。
- ^ “第74回中日文化賞決まる”. 中日新聞Web (2021年5月3日). 2021年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月6日閲覧。