中真千子
日本の女優
中 真千子(なか まちこ、1936年10月12日[1][2] - 2023年3月4日[3])は、日本の女優。本名、中林 真智子[4]。東映俳優センターに所属していた[1]。
なか まちこ 中 真千子 | |
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『映画情報』1965年1月号(国際情報社) | |
本名 | 中林 真智子 |
別名義 | 碧川 澄子 |
生年月日 | 1936年10月12日 |
没年月日 | 2023年3月4日(86歳没) |
出生地 | 関東州大連市 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 宝塚歌劇・映画・テレビドラマ |
主な作品 | |
映画 若大将シリーズ |
来歴
編集1956年、宝塚音楽学校に入学する[4]。1957年、碧川 澄子(みどりかわ すみこ)の芸名で宝塚歌劇団に入団。44期生[4]。宝塚入団時の成績は52人中41位[5]。この間の1955年に映画『女の学校』に出演する。
1959年3月30日をもって宝塚歌劇団を退団[5]、退団後は宝塚映画に所属する[4]。
1960年に東宝と専属契約を結び、『若大将シリーズ』で加山雄三の妹役でレギュラー出演するなど活躍する[6]。1965年にフリーとなる[4]。
出演
編集映画
編集※『女の学校』以外東宝。
- 女の学校(1955年)[注釈 1]
- 社長シリーズ(1956年 - 1970年)
- 社長外遊記(1963年)
- 出世コースに進路を取れ(1961年) - 山中みどり
- 特急にっぽん(1961年)
- クレージー映画
- 若大将シリーズ - 田沼(江口)照子
- ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(1969年) - 三木タミ子[7][2]
- 激動の昭和史 沖縄決戦(1971年) - 少女の母[7]
- 雪の断章 -情熱-(1985年) - 那波夫人
- 私をスキーに連れてって(1987年)
テレビドラマ
編集- ピカ助とりもの帳(1958年 - 1960年)
- 天の夕顔(1962年)
- サラリーマン出世太閤記(1962年)
- へそまがり万歳(1964年)
- 若いいのち(1965年) - 三宅雪枝
- 氷点(1966年)
- ウルトラシリーズ
- イナズマンF 第4話「謎の飛行船? 宇宙へ!!」(1974年) - シスター
- 大江戸捜査網
- 第150話「おんな牢秘話」(1974年) - お銀
- 第231話「無法街の辻駕籠」(1976年)
- 第544話「甘い誘惑 毒殺人名録」(1982年)
- 第554話「女の死闘 くノ一対女隠密」(1982年)
- 第590話「尼僧乱れ肌 首なし死体の謎」(1983年)
- 第629話「私を妻に! 十蔵女難騒動」(1984年)
- 仮面ライダーシリーズ
- 仮面ライダーX 第18話「恐い!ゴッドの化けネコ作戦だ!」(1974年) - 沢田カオリの母
- 仮面ライダーストロンガー 第6話「先生に化けたクラゲ奇械人!」(1975年) - 堀文夫の母
- 仮面ライダー (スカイライダー) 第48話「4人のスカイライダー 本物はだれだ?」(1980年) - 浩介の母
- 仮面ライダースーパー1 第8話「闘え一也! 死のドグマ裁判」(1980年) - 海野秋江
- 仮面ライダークウガ(2000年 - 2001年) - 榎田篤子(準レギュラー)
- がんばれ!!ロボコン 第15話「ギャホー! ニセハートマークだ!!」(1975年) - ケンイチの母
- 非情のライセンス 第2シリーズ 第80話「兇悪のゆりかご」(1976年) - 芝崎美佐子
- 超神ビビューン 第14話「晴れた日に雨が? カラ傘に気をつけろ!!」(1976年) - トシ(里子の母)
- 5年3組魔法組 第19話「しごきだ・ガッツだ 友情だ!」 (1977年) - イサオの母
- 太陽にほえろ! 第270話「殿下とライオン」(1977年) - 岩沢社長の秘書
- ロボット110番 第6話「ガンちゃんパパになる」(1977年)
- 華麗なる刑事 第22話「嘘つき幸ちゃんの憧れ」(1977年)
- がんばれ!レッドビッキーズ(1978年) - 川部ふさ子(センターの母)
- ふしぎ犬トントン 第20話「トントン大集合」(1979年) - 主婦
- 特捜最前線
- 第101話「拳銃哀歌I・狼たちは跳んだ!」、第102話「拳銃哀歌II・狼たちの決算!」(1979年)
- 第110話「列車大爆破0秒前!」(1979年)
- 第175話「ナイター殺人事件!」(1980年)
- 第277話「橘警部逃亡!」(1982年)
- 第293話「木枯らしの街で!」(1982年)
- 第316話「ベートーベンを聴く刑事!」(1983年)
- 第328話「カラスと呼ばれた女!」(1983年)
- 第343話「汚職官僚の妻!」(1983年)
- 第357話「OL・疑惑の完全犯罪!」(1984年)
- 第381話「スクープ・真夜中の証言者!」(1984年)
- 第448話「黙秘・墜ちた名門夫人!」(1986年)
- 第462話「大崎の女・凍死トリック、死を招く雨!」(1986年)
- 第498話「雪に消えた憎しみ」(1987年)
- 燃えろアタック 第21話「跳べる青春 跳べない青春」(1979年、ANB)
- それゆけ!レッドビッキーズ(1980年 - 1982年) - サッチンの母親
- Gメン'75
- 第265話「死化粧の女」(1980年)※出演カット
- 第300話「盗まれた女たち」、第301話「盗まれた女たち PART2」(1981年) - 人質にされる母親
- 第337話「荒れる中学生終電車殺人事件」(1981年) - 井口夫人
- 徳川の女たち 第3部(1980年、CX) - りき
- 太陽戦隊サンバルカン 第25話「ドッキリ海蛇の穴」(1981年) - 松原春子
- 宇宙刑事ギャバン 第15話「幻?影?魔空都市」(1982年) - 千代の母
- ザ・ハングマンシリーズ
- 新・女捜査官 第7話「刑事の初恋は夫殺しの美女!?」(1983年)
- 連続テレビ小説 おしん(1983年)
- 西部警察 PART-III(1984年)
- 第47話「戦士よ さらば…」 - 小料理屋女将
- 最終回「大門死す! 男達よ永遠に…」 - 洋子の母
- 土曜ワイド劇場
- 西村京太郎トラベルミステリー 第5作「東北新幹線殺人事件」(1984年)
- 女弁護士 朝吹里矢子 第9作(1987年) - クラブのママ
- 密会の宿 第4作(1988年)
- 雨の倉敷トリック殺人紀行(1989年)
- ただいま絶好調! 第4話「88回目の母の日」(1985年)
- 兄弟拳バイクロッサー(1985年) - 水野勝子
- 刑事物語'85 第9話「一年後の殺人」(1985年)
- 金曜日には花を買って-Say it with Flowers-(1986年)
- 女ふたり捜査官 (1986年)
- スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇 第28話「交換殺人! 狙われた由真!!」(1987年)
- さすらい刑事旅情編 第3話「函館本線小樽の女」(1988年)
- ゴリラ・警視庁捜査第8班 第46話「命、燃えつきても」(1990年) - 美奈子の母
- 検事・若浦葉子 第11話「不同意堕胎・お腹の赤ちゃんが殺されていた」(1991年)
- 火曜サスペンス劇場 / 松本清張作家活動40年記念スペシャル・ゼロの焦点(1991年)
- 月曜ドラマスペシャル / 女相続人連続殺人事件(1992年)
- 腕におぼえあり(1992年、NHK) - おみつ 役
- 裸の大将 第76話「清が行った竜宮城」(1995年、KTV / 東阪企画) - 久美子
- きっと明日は(1996年、NHK) - 紀子の母
- 月曜ミステリー劇場 / 西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズ(渡瀬恒彦)版 36「河津・天城連続殺人事件」(2006年) - 沖野満知子
- ハンチョウ〜神南署安積班〜シリーズ3第4話「カリスマ料理主婦の秘密…警察犬が暴く嘘」(2010年) - 里中園長
舞台
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e 『日本タレント名鑑'83』VIPタイムズ社、1982年、354頁。
- ^ a b 野村宏平、冬門稔弐「10月11日 / 10月12日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、292頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
- ^ 佐藤利明 [@toshiakis] (2023年3月8日). "東宝OBの知人から若大将の妹・照子を演じた中真千子さんが4日に亡くなられたことを教えていただきました。". X(旧Twitter)より2023年3月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『福島民報』1966年3月4日付朝刊、10面。
- ^ a b 小林公一(監修)『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて』 人物編、阪急コミュニケーションズ、2014年、56-57頁。ISBN 978-4484146010。
- ^ 東宝特撮女優大全集 2014, p. 146, 文・中村哲「まだまだいる!忘れえぬ東宝特撮女優たち<2>」
- ^ a b 東宝特撮映画全史 1983, p. 537, 「主要特撮作品配役リスト」
参考文献
編集- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 別冊映画秘宝編集部 編『<保存版>別冊映画秘宝 東宝特撮女優大全集』洋泉社、2014年9月24日。ISBN 978-4-8003-0495-7。