元亨げんこうげんきょう)は、日本元号の一つ。元応の後、正中の前。1321年から1324年までの期間を指す。この時代の天皇後醍醐天皇鎌倉幕府将軍は守邦親王執権北条高時

改元

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ただし、「柳原家文書」所収の元亨改元に関する議論では、吉田定房北畠親房洞院公賢らの諸公卿が辛酉革命説を批判し、徳政推進の観点から改元を行うことを後醍醐天皇に進言している。これは当時日本に入ってきた宋学の影響とも言われている[1]

出典

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周易』の「其徳剛健而文明、応乎天時而行、是以元亨」から。

元亨期におきた出来事

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元年
2年
4年

西暦との対照表

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※は小の月を示す。

元亨元年(辛酉 一月 二月 三月※ 四月 五月※ 六月 七月※ 八月※ 九月 十月※ 十一月 十二月※
ユリウス暦 1321/1/29 2/28 3/30 4/28 5/28 6/26 7/26 8/24 9/22 10/22 11/20 12/20
元亨二年(壬戌 一月 二月 三月※ 四月 五月 閏五月※ 六月 七月※ 八月 九月※ 十月※ 十一月 十二月※
ユリウス暦 1322/1/18 2/17 3/19 4/17 5/17 6/16 7/15 8/14 9/12 10/12 11/10 12/9 1323/1/8
元亨三年(癸亥 一月 二月※ 三月 四月 五月※ 六月 七月※ 八月 九月 十月※ 十一月 十二月※
ユリウス暦 1323/2/6 3/8 4/6 5/6 6/5 7/4 8/3 9/1 10/1 10/31 11/29 12/29
元亨四年(甲子 一月※ 二月 三月※ 四月 五月※ 六月 七月 八月※ 九月 十月 十一月※ 十二月
ユリウス暦 1324/1/27 2/25 3/26 4/24 5/24 6/22 7/22 8/21 9/19 10/19 11/18 12/17

脚注

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  1. ^ 村田正志・松本周二『吉田定房事蹟』(吉田定房事蹟顕彰会、1940年、非売品。のち、『村田正志著作集 第3巻続々南北朝史論』(思文閣出版、1983年)所収)

関連項目

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