南禅寺豆腐
山形県庄内地方でみられる豆腐
概要
編集酒田市南禅寺屋の祖先がお伊勢参りの途中で病気になり、路銀を使い果たしたため、京都の南禅寺で住み込みで働いた[1]。そこで丸く軟らかい豆腐に出合い、その作り方を学んだ後、庄内で「南禅寺豆腐」として売り始めたといわれている[1]。現在、京都では、南禅寺豆腐屋服部が唯一、南禅寺から商標「南禅寺どうふ」の使用許可を得た店となっている[2]。
豆乳ににがりを加えてできた寄せ豆腐を直径10センチほどの型に入れ、重しを載せて固め、すぐに水で冷やして完成させる[3]。
おわんのような半球形の形状と[3]、大豆の甘い風味と軟らかく口当たりが良い食感が特徴で、暑い季節に欠かせない風物詩として親しまれている[1]。
脚注
編集- ^ a b c “涼を呼ぶ「なんぜんじ」 庄内の豆腐店で製造盛んに|2018年07月28日付け紙面より|荘内日報ニュース−山形・庄内|荘内日報社”. www.shonai-nippo.co.jp. 2020年12月9日閲覧。
- ^ “南禅寺豆腐屋 服部|京都 豆腐のお取り寄せ / 服部の歴史”. www.nanzenjitofu.jp. 2020年12月9日閲覧。
- ^ a b “つるん、冷やっ「南禅寺豆腐」 庄内夏の味覚作り”. やまがたニュースオンライン. 2020年12月9日閲覧。