吉田伊知郎

日本の映画評論家、映画ライター

吉田 伊知郎(よしだ いちろう、1978年 - )は、日本の映画評論家、映画ライター。

兵庫県出身。大阪芸術大学映像学科卒。別名義はモルモット吉田[1]

略歴

編集
  • 2004年より映画ブログ『映画をめぐる怠惰な日常』を開始[2]
  • 2007年よりパンフレットやミニコミ誌などに寄稿し、その後、商業誌へ参加。
  • 著書『映画評論・入門!観る、読む、書く』(洋泉社)はキネマ旬報社が主催する映画本大賞2017の第11位に選出された[3]
  • 町山智浩・著『〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀』(新潮文庫、2017年)の巻末解説を執筆する際、町山から「そろそろモルモット以外の名前も使えば?」と助言され<吉田伊知郎>の筆名を使用[4]
  • 菊地成孔は吉田との対談の際「秘宝ニュースクーラー」と吉田を評している[5]
  • 映画専門誌『キネマ旬報』『映画芸術』『映画秘宝』の年間ベスト・テン選考メンバー、毎日映画コンクール審査員を務める。

著書

編集

単著

編集
  • 『映画評論・入門!観る、読む、書く』(洋泉社、2017年)ISBN 978-4800312488
  • 『映画監督 大島渚の戦い 「戦場のメリークリスマス」への軌跡』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2022年)ASIN B09ZPC9WJZ

共著

編集

連載

編集
  • シナリオ評(月刊シナリオ、2013年10月号~2019年12月号)
  • キネ旬Review(キネマ旬報、2012年6月下旬号~2019年8月下旬号、2023年8月号〜)
  • 映画本読み買い日記(映画秘宝セレクションブックレット、vol.1~)
  • 黒沢清、10人の映画監督を語る(アプリぴあ、2018年8月、全10回)
  • PFF 疾風怒濤の40年!(アプリぴあ、2018年8月〜9月)
  • 塚本晋也、映画作りは、冒険!(アプリぴあ、2018年11月〜12月、全10回)
  • 中島貞夫、ちゃんばらの美学(アプリぴあ、2019年4月〜5月、全10回)
  • 水先案内人(アプリぴあ、2018年8月~)
  • 気まぐれ映画館(中央公論 、2023年1月号~)

その他

編集

主な執筆参加

編集
  • 市川崑大全』(洋泉社、2008年)
  • 金田一耕助映像読本』(洋泉社、2013年)
  • パシフィック・リム』(角川文庫、2013年)巻末解説
  • 『完全版アナーキー日本映画史1959-2016)』(洋泉社、2016年)
  • 『皆殺し映画通信 冥府魔道』柳下毅一郎・著(カンゼン、2016年)巻末対談
  • 『〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀』町山智浩・著(新潮文庫、2017年)巻末解説
  • 『KAWADE夢ムック 文藝別冊 総特集 大林宣彦』(河出書房新社、2017年)
  • 三船敏郎全映画』(洋泉社、2018年)
  • 『別冊映画秘宝』シリーズ(洋泉社)
  • 『映画秘宝EX映画の必修科目』シリーズ(洋泉社)
  • 『特撮秘宝』シリーズ(洋泉社)
  • 『観ずに死ねるか!』シリーズ(鉄人社)
  • 『フィルムメーカーズ』シリーズ(宮帯出版社)ほか
  • 『岩井俊二 「Love Letter」から「ラストレター」、そして「チィファの手紙」へ』(河出書房新社、2020年)
  • 『デヴィッド・ボウイ:美しきアクター』(リットーミュージック、2022年)

編集協力

編集

番組構成

編集

脚注

編集
  1. ^ 新映画をめぐる怠惰な日常”. 2020年8月10日閲覧。
  2. ^ 映画をめぐる怠惰な日常”. 2004年4月3日閲覧。
  3. ^ キネマ旬報社 (2018年5月2日). 『キネマ旬報 5月下旬号』. キネマ旬報社 
  4. ^ 吉田伊知郎/モルモット吉田@molmotのツイート”. 2017年10月27日閲覧。
  5. ^ 菊地成孔×モルモット吉田、映画批評を語る”. 2017年11月閲覧。
  6. ^ 是枝裕和と想田和弘がドキュメンタリーを考える、対談番組や代表作を2週連続放送”. 2018年5月30日閲覧。

外部リンク

編集
  NODES
Note 1
twitter 1