名鉄豊田線

名古屋鉄道の鉄道路線

豊田線(とよたせん)は、愛知県日進市赤池駅から愛知県豊田市梅坪駅までを結ぶ名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線である。正式名称は開業時より「豊田線」だが[2]、1986年までは豊田新線(とよたしんせん)の名称を併用していた[3]

名古屋鉄道 豊田線
200系(三好ヶ丘駅付近)
200系(三好ヶ丘駅付近)
概要
系統 豊田市方面
起終点 起点:赤池駅
終点:梅坪駅
駅数 8駅
路線記号 TT
ウェブサイト 豊田線
運営
開業 1979年7月29日 (1979-07-29)(全通)
所有者 名古屋鉄道
路線諸元
路線総延長 15.2 km (9.4 mi)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 直流1,500 V,
架空電車線方式
運行速度 最高100 km/h[1]
路線図
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概要

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名古屋市と豊田市とを結ぶ通勤・通学路線である。沿線の大学・高校への通学目的の利用も多い。愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)同様、この路線もまた尾張丘陵を横断する路線であり、30以上の急勾配が随所に存在する。全区間が立体交差で踏切が存在しないが、すべて高架というわけではなく、丘陵地帯の地形に合わせ、トンネルや掘割なども多数ある。起点の赤池駅は地下駅であり、発車するとすぐに地上に出て高架に上がる。

三河線豊田市駅から名古屋市営地下鉄鶴舞線を経由して最長で名鉄犬山線犬山駅まで直通運行している(全40駅、距離58.4 km[4]。犬山線まで直通する列車は少なく、ほとんどの列車は鶴舞線終点の上小田井駅で折り返す。

途中駅のホーム番号は全列車が直通する地下鉄鶴舞線に合わせられており、梅坪・豊田市方面が1番線、赤池・上小田井方面が2番線となっている(赤池駅では豊田線からの列車は4番線を発着する。梅坪駅では赤池・上小田井方面が1番線、豊田市方面が2番線である)。これは同じ名鉄の路線である三河線や犬山線とは異なった番号の付け方である。乗車位置の番号も小牧線と瀬戸線を除いた他の名鉄の路線とは異なり、4ドア車6両編成に対応した1-24番となっている。

運賃計算区分B(運賃計算に用いる距離は営業キロの1.15倍)で、さらに加算運賃を適用する。manacaなどの交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが使用できる。

鉄道要覧』による起点は赤池駅だが、列車運行および旅客案内、列車番号の設定においては、梅坪駅から赤池駅へ向かう列車が下り、逆方向が上りとなっている。駅番号も梅坪駅の隣にある上豊田駅を01番として、赤池駅に向かって番号が大きくなっていく。

加算運賃

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新線であるため、建設費を回収するためにキロ程で算出された運賃に加算額を加算する。豊田線の建設費回収率は2022年末時点で50.6%である[5]。普通運賃(大人)への加算額は、豊田線内の運賃計算キロ(営業キロ×1.15)に応じて下表の通りとなっている[6]

運賃計算キロ 加算額
0.1キロ - 3.9キロ 20円
4.0キロ - 7.9キロ 30円
8.0キロ - 11.9キロ 40円
12.0キロ - 15.9キロ 50円
16.0キロ - 17.5キロ 60円

地下鉄線と合算すると割高感があり(例:2006年7月時点で伏見 - 豊田市は地下鉄290円 + 名鉄500円 = 790円)、これを少しでも解消すべく、また建設費の回収も進んでいることから、2006年12月16日より普通運賃で10 - 50円引き下げられた[7](伏見 - 豊田市は地下鉄290円 + 名鉄450円 = 740円となった。2014年・2019年・2024年の運賃改定により2024年現在、伏見 - 豊田市は地下鉄310円 + 名鉄520円 = 830円となっている)。

連絡運輸

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一部列車が名古屋市営地下鉄鶴舞線経由で直通している犬山線上小田井駅以遠との間の連絡乗車券が購入できる。この鶴舞線経由の犬山線との連絡乗車券は自動券売機には設定されていないが、赤池駅の駅長室と有人駅の窓口で購入することができる。ただし前後の会社の営業キロを通算して運賃を算出する通過連絡運輸ではなく、前後の名鉄の運賃は接続駅で打ち切って計算され、通算されない。また2003年より地下鉄線経由で小牧線上飯田駅以遠へも中間改札なしで繋がっているが、こちらは通過連絡運輸や連絡乗車券が存在せず、2枚に分けて購入することになる[注 1]。地下鉄線栄駅で徒歩連絡となる瀬戸線栄町駅以遠への連絡乗車券も当初から設定されていない。

路線データ

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  • 路線距離(営業キロ):15.2 km
  • 軌間:1067 mm
  • 駅数:8駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流1500 V
  • 閉塞方式:自動閉塞式[1]
  • 保安装置M式ATS[1]
  • 最高速度:100 km/h[1]
  • 最急勾配:34.5‰(黒笹駅 - 三好ヶ丘駅間)[8]
  • 最小曲線半径:281m[8]
  • 軌条:50 kgN(開通当初は一部に20 mレールを敷設)
  • 建設主体:日本鉄道建設公団(黒笹駅 - 梅坪駅間)[9]
  • 主な橋梁・トンネル
    • 日進車庫跨線橋(赤池 - 日進間、全長487.7 m、PC桁・鋼合成桁)[10]
    • 愛知池橋梁(米野木 - 黒笹間、全長256 m、PC桁)[10]
    • 東名高速架道橋(米野木 - 黒笹間、全長49.6m、鋼プラットトラス[10]
    • 福谷トンネル(三好ヶ丘 - 浄水間、505 m)[10] - 名鉄で最も長い山岳トンネル[11]
    • 梨ノ木トンネル(日進 - 米野木間、390 m)[10]
    • 黒笹トンネル(黒笹 - 三好ヶ丘間、348 m)[10]
    • 高松トンネル(赤池 - 日進間)

歴史

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1927年(昭和2年)設立の新三河鉄道が八事 - 挙母(豊田)間の鉄道敷設免許を取得したのが起源である。同社は名古屋市東部で路面電車(後に名古屋市電へ譲渡)を運行していた尾張電気軌道を合併し、親会社の三河鉄道と連携して、名古屋 - 挙母 - 岡崎間の連絡を目指したが[注 2]、結局果たせず、敷設免許は三河鉄道を経て名古屋鉄道が引き継ぎ、1979年に名鉄が開業させた。

豊田市は名古屋市の中心部から30 km圏内に位置するが[12]、名古屋市との鉄道連絡は名鉄三河線 - (知立駅) - 名古屋本線と南に大きく迂回するルートしかなく、後に建設された国鉄岡多線(現:愛知環状鉄道線)も東海道本線岡崎駅)を経由するため、豊田市 - 名古屋を結ぶ大量輸送の交通機関は極めて不便な状況にあった[13]。このような公共交通の立ち遅れから、豊田市民の移動手段は自家用自動車(マイカー)への依存度が高かった[14]。豊田市だけでなく、同市と名古屋市の間に位置し、名古屋の衛星都市である愛知郡の日進町(現:日進市)・東郷町も同様の不便を感じていた[15]。そのような状況を解消するため、名古屋市が偏った発展をしないような放射状鉄道路線を新設することも目的に、豊田市 - 三好 - 東郷 - 日進 - 名古屋を結ぶ鉄道路線を敷設する構想が浮上した[16]。以下がその案である。

  1. 国鉄建設線(千種 - 豊田):鉄道敷設法の予定路線として、千種から豊田武節を経て飯田に至る路線(参照:鉄道敷設法別表一覧#第69号)が規定されていたため、そのうち千種 - 豊田間を工事線として建設する案[16]。1967年(昭和42年)には豊田市が、豊田・名古屋間の鉄道敷設を国鉄に要望する旨[注 3]が『加茂タイムス』[注 4]11月13日号[注 5]で報道された[17]
  2. 名古屋市高速鉄道の延長:名古屋市高速鉄道3号線(上小田井 - 八事 - 天白)をさらに豊田まで延伸する[16]
  3. 名古屋市高速鉄道線の終点から豊田市に至る間の鉄道を別個の鉄道として建設する案:八事 - 豊田間の先述の免許線の計画を一部変更し、名古屋市高速鉄道の終点(天白)から豊田市までの鉄道を建設し、天白で乗り換えるか両線を相互直通運転させる案[16]
  4. 名鉄名古屋本線・桜駅(名古屋市南区)から豊田市方面へ分岐延伸する案 - 1968年(昭和43年)7月7日に『加茂タイムス』が「かねてから豊田市が計画していた国鉄による千種 - 武節線(1.)に対し、名鉄も桜駅から豊田間を全線高架で結ぶ構想がある」と報じた[注 6][18][注 7]

結果的に、2. と3. を折衷したような形で豊田線が建設される形となった。1971年(昭和46年)11月17日には1市3町(豊田市・三好町・日進町・東郷町)の首長らが集まり、「名古屋豊田間鉄道建設促進協議会」の結成を決定[19]。ルートについては東郷町・三好町の中心部を経由し、豊田市と結ぶ南回りルートも予想されていたが、結果的には赤池駅(後の名古屋市営地下鉄鶴舞線との接続駅)から日進町の南部・三好町の北部を経由し、梅坪駅で三河線に乗り入れて豊田市駅まで結ぶルートに決定した[14]。また、豊田・名古屋間の鉄道の豊田側の終着駅は岡多線の駅(現在の新豊田駅)と名鉄の豊田市駅(約250 m離れている)の中間に設置することで、両駅の心理的距離を縮めることも構想された[20]が、結局は三河線を介して豊田市駅に直接乗り入れる形となった。所要時間については、豊田市 - 名古屋都心間を約30分で結ぶことも想定された[21]が、豊田新線開業時(1979年)時点では豊田市駅 - 名古屋都心部の所要時間は約45分となっている[22]

なお、名鉄は本来免許通り八事までの建設を計画していたが、都市交通審議会で名古屋市内の天白まで公営地下鉄を建設することが答申されたことと、用地買収の過程で市交通局の車庫を日進町(現:日進市) 赤池地区に確保する必要が出て来たため、名鉄と名古屋市が協議を行い、八事 - 赤池の免許は名古屋市に無償譲渡し、同区間は名古屋市営地下鉄鶴舞線として開業した[注 8]。また、同線の試運転にはモ805-ク2313の2両編成が使われた[3]。ただしATCが導入されていないため赤池駅には入線できずトンネル入口付近で折り返していた。その車両は豊田市の鞍ヶ池公園静態保存されている。この車両のほかにも6000系[注 9]が試運転で乗り入れ、1987年には5700系が回送列車として黒笹駅まで一度だけ乗り入れた[23]。開業前の地固めとしてデキ400形電気機関車が乗り入れたこともある。試運転や回送列車で使われた本線系統用の各車両は豊田線内では鶴舞線経由で乗り入れる100・200系とは編成の向きが逆である(犬山線での向きを基準としたとき、豊橋寄り先頭車が鶴舞線直通車は豊田市向きであるのに対し、本線系統用の車両は赤池・上小田井向きである)。また名鉄は車両運用の関係から、豊田市内の上挙母車両基地を建設する意向を示し、その周辺の土地を調査していたが、この構想は実現しなかった[24]

豊田新線の開業により、名古屋・豊田間のバス路線は大幅に再編成され、豊田市内に設置された新駅(上豊田駅・浄水駅)と市街地・住宅地を直結する新路線が設けられた[25]。また、豊田新線の開業は三河線の梅坪駅 - 上挙母駅間の連続立体交差事業[注 10]や、豊田市駅 - 岡多線・新豊田駅間の市民広場の建設などをさらに具体化する格好となった[14]

年表

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運行形態

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普通列車のみの運転であり、全ての列車が各駅に停車する。名鉄三河線名古屋市営地下鉄鶴舞線直通運転を行い、豊田市駅 - 上小田井駅間を往復する運行を基本としている。平日の早朝・夕方以降、土休日の早朝・深夜には名鉄犬山線直通列車も設定されている。日中は毎時4本(13分または17分毎)の運行であり、平日朝は増発される。日中の犬山線直通列車は原則として運転されない。2024年3月16日のダイヤ改正までは平日の昼間に岩倉行きのみが1時間に1本運転されていた(平日夕方には柏森行き、平日朝には扶桑行き、朝や深夜には犬山行きが運転されることがあった。土休日の日中の犬山線からの直通列車は岩倉発豊田市行きが毎時2本運転されていた)。豊田線からの下り列車は鶴舞線終点の上小田井駅から犬山線に直通した後も終点までそのまま普通列車として運転される(平日朝の一部列車のみ上小田井駅から犬山線内は急行になることがある)。上り列車は全て豊田市行きであり、梅坪駅や途中駅で折り返す列車はない。ただ、三好カントリー倶楽部東海クラシックが開催された際、黒笹行きが設定されたことはある。終点となる豊田市駅では三河線知立方面との対面接続が考慮されている。また、鶴舞線が10分毎の運転となるので、運転間隔の調整のため直通列車の半数は赤池駅で約3分停車する。なお、赤池駅は名古屋市交通局が管理しているため、名鉄の旅客案内上は無人駅となっている。

当線が建設された場所は元々山間部であったため急勾配は多いが、急カーブが存在しないため、全列車が各駅停車ながらも線内のみの所要時分は18分で、表定速度は50 km/hと名鉄の普通列車としては高く、河和線の急行とほぼ同等である。なお豊田市駅 - 伏見駅間の標準所要時分は46分となっている。

毎年夏に行われる豊田おいでんまつりの最終日や豊田スタジアムでのサッカーやコンサートなど、イベント開催時には定期では赤池発上小田井行き(一部岩倉行き)となる列車が数本豊田市駅発に変更となる。逆の上り列車も定期では赤池駅止まりとなる列車が豊田市行きに延長となる。同時に臨時増発の送り込みのため、豊田線内で回送列車も数本運転される。

赤池駅で豊田線へ折り返す列車は通常運転されないが、鶴舞線内で事故などが発生して運休となった場合に運転されることがある。

車両

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車両は直通する名古屋市営地下鉄鶴舞線に合わせて、全て20 m両開き4扉ロングシート、6両固定編成になっている。ワンマン運転は行われていないが、豊田線内でも自動放送が行われている。「名古屋市営地下鉄鶴舞線#車両」も参照。編成両数は名古屋市営地下鉄と統一されているが、女性専用車両は導入されていない。

自社車両
豊田線で運用される名鉄の自社車両は中間車が増結されたものの登場時より全車両健在であり、廃車は生じていない。
乗り入れ車両
名古屋市交通局
  • 3050形
  • N3000形 - 乗り入れ車両で唯一、豊田線内で「普通」の種別表示を出す(赤池駅で変更)。

過去の車両

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乗り入れ車両
名古屋市交通局
  • 3000形 - 豊田線開業時より運行されていたが、2023年までにN3000形に置き換えられて運行を終了した。

利用状況

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年度別年間乗車人員の推移と増減率(1980年度比)
年度 上豊田駅 浄水駅 三好ヶ丘駅 黒笹駅 米野木駅 日進駅 備考
1979年(昭和54年) 46,788 62 % 240,508 50 % 66,992 99 % 75,831 48 % 381,091 48 % 648,708 57 % [34]7月29日開業(238日間)
1980年(昭和55年) 75,052 100 % 476,358 100 % 68,014 100 % 158,488 100 % 802,086 100 % 1,132,679 100 % [35]
1985年(昭和60年) 307,440 410 % 758,133 159 % 96,335 142 % 240,032 151 % 918,105 114 % 1,172,042 103 % [36]
1990年(平成02年) 371,160 495 % 1,098,598 231 % 217,512 320 % 672,623 424 % 836,957 104 % 1,351,400 119 % [37]
1995年(平成07年) 460,551 614 % 1,385,615 291 % 808,633 1189 % 802,460 506 % 1,106,317 138 % 1,729,131 153 % [38]
2000年(平成12年) 530,443 707 % 1,258,364 264 % 1,114,897 1639 % 987,723 623 % 799,060 99 % 1,725,949 152 % [39]
2005年(平成17年) 549,075 732 % 1,298,075 273 % 1,241,041 1825 % 990,401 625 % 870,420 109 % 1,684,099 149 % [40]
2010年(平成22年) 560,766 747 % 1,620,374 340 % 1,458,723 2145 % 1,164,880 735 % 795,977 99 % 1,752,645 155 % [41]
2015年(平成27年) n/a 1,632,445 2400 % 535,251 338 % 1,062,762 133 % 1,844,716 163 % [42][43]
2018年(平成30年) n/a 1,829,013 2689 % 598,848 378 % 1,154,294 144 % 1,896,064 167 % [42][43]
年度別年間乗車人員の推移(左)と1980年度の値を100%とした増減率(右)
  • 出典(いずれも名古屋鉄道提供資料):
上豊田・浄水:『愛知県統計年鑑』(2011年度以降データなし)
三好ヶ丘・黒笹:『愛知県統計年鑑』および『みよしものしり専科(みよしの統計)』
米野木・日進:『愛知県統計年鑑』および『日進市オープンデータポータルサイト』

駅一覧

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  • 下り方向(梅坪→赤池)に記述。
  • 全駅愛知県内に所在。
  • 普通列車のみ運行。全列車各駅に停車。
駅番号 駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 所在地
MY 三河線豊田市駅まで直通運転
MY08 梅坪駅 - 0.0 名古屋鉄道MY 三河線 豊田市
TT01 上豊田駅 2.0 2.0  
TT02 浄水駅 1.8 3.8  
TT03 三好ヶ丘駅 2.4 6.2   みよし市
TT04 黒笹駅 1.9 8.1  
TT05 米野木駅 2.3 10.4   日進市
TT06 日進駅 1.8 12.2  
TT07 赤池駅 3.0 15.2 名古屋市営地下鉄  鶴舞線 (T20)
  名古屋市営地下鉄鶴舞線伏見上小田井経由 IY 犬山線岩倉犬山方面に直通運転

脚注

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注釈

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  1. ^ いずれの場合も、乗車駅で接続駅(上小田井駅又は上飯田駅、豊田線内に出向く場合は赤池駅)までの乗車券を購入し下車駅で精算するか、manaca等のICカードを使用して乗車することが可能である。
  2. ^ 梅坪駅 - 上挙母駅間は三河鉄道本線(現在の名鉄三河線)、上挙母駅 - 岡崎駅間は三河鉄道岡崎線(のちの名鉄挙母線=1973年廃止・名鉄岡崎市内線=1962年廃止)により結ばれていた。なお挙母線・岡崎市内線廃止後はこれらに近い路線として、国鉄岡多線(現:愛知環状鉄道線)の新豊田駅 - 岡崎駅間が1976年までに開業している。
  3. ^ 『加茂タイムス』は「同市が(要望先を)国鉄にしぼった理由は、現在建設中の国鉄岡多線の支線とした方が便利である、国鉄の方が地元負担が少なくてすむ――とするもの」と報じた[17]
  4. ^ 現:新三河タイムス。
  5. ^ 『加茂タイムス』第1118号、1967年(昭和42年)11月13日「豊田―名古屋間 国鉄線敷設 豊田市が近く要望」[17]
  6. ^ 『加茂タイムス』第1185号、1968年(昭和43年)7月7日「名鉄から申し入れ 全線高架で名古屋まで」[18]
  7. ^ 後世には、これに近い鉄道路線の計画として名古屋市営地下鉄桜通線豊田市方面延伸も構想されたものの、名古屋市内の徳重駅より先は実現に至っていない。
  8. ^ 名鉄はその見返りとして瀬戸線の東大手 - 栄町の免許を得た。
  9. ^ 6010編成。現在はmanaca未対応区間でのワンマン運転に対応済み
  10. ^ 梅坪駅は豊田新線開業を控えた1979年3月27日に、豊田市駅は1985年11月1日にそれぞれ高架化され、1986年10月1日には両駅間が複線化された[26]

出典

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  1. ^ a b c d 徳田耕一『名古屋鉄道 今昔―不死鳥「パノラマカー」の功績交通新聞社交通新聞社新書〉、2017年8月、118頁。ISBN 978-4330819174 
  2. ^ 清水武「豊田新線の運転計画」『鉄道ピクトリアル』 370巻、電気車研究会、1979年12月、20頁。 
  3. ^ a b c d e f g h 新實守 著「三鉄ものがたり」、徳田耕一(編著) 編『名鉄の廃線を歩く』JTB、2001年、168-169頁。ISBN 978-4533039232 
  4. ^ 名鉄犬山線・地下鉄鶴舞線相互直通運転20周年記念イベントを開催します』(プレスリリース)名古屋鉄道、2013年7月30日。オリジナルの2015年5月2日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20150502140124/http://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2013/__icsFiles/afieldfile/2014/02/09/release130730_inuyamasen.pdf2015年6月20日閲覧 
  5. ^ 加算運賃の現状について” (PDF). 名古屋鉄道 (2023年7月19日). 2023年10月30日閲覧。
  6. ^ 鉄軌道旅客運賃・料金等の改定について』(PDF)(プレスリリース)名古屋鉄道、2019年9月5日https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2019/__icsFiles/afieldfile/2021/08/11/release190905_unkai.pdf2019年10月6日閲覧 
  7. ^ 瀬戸線・豊田線における運賃改定手続きを行いました”. 名古屋鉄道 (2006年5月26日). 2006年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月27日閲覧。
  8. ^ a b 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング〈NEKO BOOK 1836〉、2013年1月19日、106頁。ISBN 978-4-7770-1336-4 
  9. ^ 整備実績一覧” (PDF). 鉄道建設・運輸施設整備支援機構. p. 5 (2023年10月25日). 2023年10月30日閲覧。
  10. ^ a b c d e f 山下武「豊田新線の計画と建設について」『鉄道ピクトリアル』第370巻、電気車研究会、1979年12月、18頁。 
  11. ^ 高橋大介「線路と保線」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、101頁。 
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  15. ^ 豊田市 2019, p. 70.
  16. ^ a b c d 豊田市 2019, p. 8.
  17. ^ a b c 豊田市 2019, p. 69.
  18. ^ a b 豊田市 2019, pp. 69–70.
  19. ^ 豊田市 2019, p. 71.
  20. ^ 豊田市 2019, p. 9.
  21. ^ 豊田市 2019, p. 18.
  22. ^ 豊田市 2019, pp. 71–72.
  23. ^ 「ミニコラム:豊田線を走った5700系」徳田耕一『名鉄名称列車の軌跡:パノラマカーも輝いた魅惑の列車の半世紀JTBパブリッシングJTBキャンブックス. 鉄道97〉、2009年11月1日、136頁。ISBN 978-4-533-07673-2 
  24. ^ 読売新聞』1978年3月18日中部朝刊中京讀賣17頁「名鉄豊田新線 来春の開通目ざし急ピッチ 用地交渉、今月にも決着 ダイヤ最終案もできる」(読売新聞中部本社・名古屋総局)
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  32. ^ a b 池田光雅『鉄道総合年表1972-93』中央書院、1993年、63頁。ISBN 978-4924420823 
  33. ^ 「鉄道記録帳2003年10月」『RAIL FAN』第51巻第1号、鉄道友の会、2004年1月1日、19頁。 
  34. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和56年刊』、愛知県、1981年、228頁
  35. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和57年刊』、愛知県、1982年、240頁
  36. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和62年刊』、愛知県、1987年、224頁
  37. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成4年刊』、愛知県、1992年、230頁
  38. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成9年度刊』、愛知県、1998年、第10章 運輸・通信
  39. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成14年度刊』、愛知県、2003年、第10章 運輸・通信
  40. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成19年度刊』、愛知県、2008年、第10章 運輸・通信
  41. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成24年度刊』、愛知県、2013年、第10章 運輸・情報通信
  42. ^ a b 政策推進部 企画政策課(編)『みよしものしり専科 令和元年度版』、みよし市、2020年、65頁(PDF
  43. ^ a b 日進市オープンデータポータルサイト 行政活動情報 交通・運輸”. 日進市. 2021年1月12日閲覧。

参考文献

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  • 新修豊田市史編さん専門委員会 編「第1章 産業と生活を支えるインフラ」『新修 豊田市史 資料編 現代II』 14巻、愛知県豊田市、2019年3月31日、2-76頁。 

関連項目

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外部リンク

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