喜びなき街
『喜びなき街』(よろこびなきまち、原題:Die freudlose Gasse)は、1925年に製作・公開されたモノクロサイレントのドイツの映画である[1]。
喜びなき街 | |
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Die freudlose Gasse | |
監督 | ゲオルク・ヴィルヘルム・パープスト |
脚本 | ヴィリー・ハース |
原作 | フーゴー・ベッタウアー |
出演者 |
アスタ・ニールセン ヴェルナー・クラウス グレタ・ガルボ |
撮影 |
ロベルト・ラッハ クルト・エールテル グイド・ゼーバー |
編集 |
アナトール・リトヴァク(クレジットなし) マルク・ソルキン(クレジットなし) |
配給 | メルカトル商店 |
公開 |
1925年5月18日 1928年9月28日 |
上映時間 | 175分(最長版) |
製作国 | ドイツ |
言語 | サイレント・ドイツ語中間字幕 |
概要
編集第一次世界大戦後のウィーンを描いたオーストリアの作家フーゴー・ベッタウアーの小説の映画化であり、ゲオルク・ヴィルヘルム・パープストが監督、アスタ・ニールセン、ヴェルナー・クラウス、スウェーデンから招かれたグレタ・ガルボが出演した。本作はガルボの唯一のドイツ映画への出演となった。
キャスト
編集- グレーテ・ルンフォート - :グレタ・ガルボ
- ヨーゼフ・ガイリンガー - 肉屋:ヴェルナー・クラウス
- ホフラット・ルンフォート - グレーテの父、元宮中顧問官:ヤロ・フュルト
- マリアンドル - グレーテの妹:ロニ・ネスト
- マリア・レヒナー - 貧しい娼婦、エゴンに貢ぐ:アスタ・ニールセン
- マリアの父親:マックス・コールハーゼ
- マリアの母親:シルビア・トーフ
- ローゼノフ - 戦争成金の相場師:カール・エルティンガー
- ローゼノフの妻:イルカ・グルーニング
- レジーネ - ローゼノフの娘:アグネス・エステルハージ
- ライト博士 - ローゼノフの法律顧問:アレクサンダー・マースキー
- リア・リード - ライトの妻、エゴンとも浮気:タマラ・トルストイ
- エゴン・スターナー - ローゼノフの秘書でリアと関係し、マリアの愛人でもある:ヘンリー・スチュアート
- ヨーゼフ・ガイリンガー - 肉屋:ヴェルナー・クラウス
- カネズ:ロバート・ギャリソン
- デイヴィ - アメリカ赤十字の隊員:アイナー・ハンソン
- アーヴィング - 同居するアメリカ人:マリオ・カスミッチ
- グライファー夫人 - 婦人服店経営からキャバレーから娼婦斡旋まで扱う:ヴァレスカ・ゲルト
- メルクル女史:エドナ・マークシュタイン
- アンリエット先生:トルストイ伯爵夫人
- エルゼ:ヘルタ・フォン・ヴァルター
- エルゼの夫:オットー・ラインヴァルト
- グライファー夫人のウェイター:グレゴリ・チマラ
- アメリカ軍兵士:クラフト・ラシヒ
- 151分版に基づく
スタッフ
編集- 監督:ゲオルク・ヴィルヘルム・パープスト
- 脚本:ヴィリー・ハース
- 撮影:ロベルト・ラッハ、クルト・エールテル、グイド・ゼーバー
- 編集:アナトール・リトヴァク(クレジットなし)、マルク・ソルキン(クレジットなし)
- 美術:オットー・エルドマン、ハンス・ゼーンレ
公開
編集1928年の日本の公開時は、社会不安のリアルな描写を理由に、かなりの部分がカットされ[2]、英語版が上映されたが、検閲によって肉屋に関する部分が大幅にカットされた[3]。