土佐町

高知県土佐郡の町

土佐町(とさちょう)は、高知県北部中央、土佐郡にある四国山地のただ中[1]吉野川上流域にあり、「四国の水がめ」と呼ばれる早明浦ダムがある[2]

とさちょう ウィキデータを編集
土佐町
桜開花期の早明浦ダム堰堤
土佐町旗 土佐町章
土佐町旗 土佐町章
日本の旗 日本
地方 四国地方
都道府県 高知県
土佐郡
市町村コード 39363-1
法人番号 7000020393631 ウィキデータを編集
面積 212.13km2
総人口 3,454[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 16.3人/km2
隣接自治体 高知県:高知市南国市長岡郡本山町、土佐郡大川村吾川郡いの町
愛媛県四国中央市
町の木
町の花 あじさい
町の鳥 おおるり
土佐町役場
町長 和田守也
所在地 781-3401
高知県土佐郡土佐町土居194番地
北緯33度44分13秒 東経133度31分55秒 / 北緯33.73697度 東経133.53183度 / 33.73697; 133.53183座標: 北緯33度44分13秒 東経133度31分55秒 / 北緯33.73697度 東経133.53183度 / 33.73697; 133.53183
地図
町役場位置

外部リンク 公式ウェブサイト

土佐町位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

地理

編集
 
町内風景(中央の学校は土佐町中学校)

土佐町は四国の中央部に位置する、山に囲まれた所で、面積の85%が山林である。平均年間降水量は2,500mm。吉野川の源流域にあたり、早明浦ダムがある。

地形

編集

標高300〜500m、土佐町で最も高い山の稲叢山は1,506m。

山地

編集
主な山
  • 稲叢山

河川

編集
主な川

湖沼

編集
主な湖

人口

編集
 
土佐町と全国の年齢別人口分布(2005年) 土佐町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 土佐町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
土佐町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 8,099人
1975年(昭和50年) 6,679人
1980年(昭和55年) 6,663人
1985年(昭和60年) 5,872人
1990年(平成2年) 5,566人
1995年(平成7年) 5,292人
2000年(平成12年) 5,035人
2005年(平成17年) 4,632人
2010年(平成22年) 4,358人
2015年(平成27年) 3,997人
2020年(令和2年) 3,753人
総務省統計局 国勢調査より

隣接自治体

編集
 高知県
 愛媛県

歴史

編集

沿革

編集
昭和
平成
  • 2003年平成15年) - 隣接する本山町、大川村との法定合併協議会設置の是非を問う住民投票が行われ否決となる。
  • 2010年(平成22年)6月19日 - 戸籍事務の電子化(証明書の発行は同年6月21日から)。

政治

編集

行政

編集

町長

編集

議会

編集

町議会

編集
土佐町議会
  • 議会: 議員定数10人

施設

編集

警察

編集
  • 高知東警察署
    • 田井駐在所 - 土佐郡土佐町田井1445番地2
    • 森駐在所 - 土佐郡土佐町土居231番地1
    • 地蔵寺駐在所 - 土佐郡土佐町地蔵寺2477番地5

医療

編集
主な病院

郵便

編集
主な郵便局
  • 森郵便局 - 781-34xx、781-33xx、781-35xx、781-37xx

対外関係

編集

姉妹都市・提携都市

編集

国内

編集
姉妹都市

経済

編集

第一次産業

編集

農業

編集

標高差のある地形や昼夜の寒暖差を生かした農業が行われている。 棚田がありが主要生産物で、畜産、酪農、野菜と続く。特に地蔵寺川南岸の肥沃な土地にある棚田では良質な米がとれる。 ISO14001の認証を取得した農家などが化学肥料の使用を控え、土佐町堆肥センターで作られた肥料を使い、減農薬による米作りや園芸野菜作りを行い、「れいほく八菜」のブランド化にも取り組んでいる。

高知県農業協同組合(JA高知県)のれいほく支所があり[4]、 直販所「Aコープとさ」が併設されている[5]

畜産業

編集

畜産業では和牛(土佐褐毛和種)の産地で、土佐赤牛嶺北ビーフとして流通している。

酪農

酪農も行われていて、れいほく高原牛乳として出荷されている。これらの畜産業から出る廃棄物などを堆肥センターで処理し、肥料として利用し環境保全型農業に取り組んでいる。

林業

編集

林業が盛んで、「れいほく材」の産地である。江戸時代には土佐藩の財源として厳しい山林制度が敷かれ、管理の行き届いた山が多くあった。 土佐町の林野面積は18,117ヘクタールで、そのうち82%がの人工林。土佐町を含む嶺北地域で育った杉は中心部が赤色を帯びるのが特色で「赤身杉」「土佐の赤杉」として知られる。

拠点を置く企業

編集

金融

編集

高知銀行

編集

高知銀行は嶺北支店[6]を置いているほか、持続可能な開発目標(SDGs)をまちづくりで重視する土佐町の『SDGs未来都市計画』と高知銀行の『こうぎんSDGs宣言』の連携を図るための協定を締結した[7]

情報・通信

編集

マスメディア

編集

中継局

編集

教育・研究機関

編集

土佐町立土佐町小学校と土佐町立土佐町中学校は併設されており、連携している。

中学校

編集
町立
  • 土佐町立土佐町中学校

小学校

編集
町立

研究機関

編集

交通

編集
 
道の駅土佐さめうら

空港

編集

町内に空港は存在しない。最寄りの空港は高知龍馬空港南国市)。空港と町内を直接結ぶ公共交通機関はない。

鉄道

編集
  • 町内に鉄道駅は存在しない。
    • 最寄駅は、JR四国土讃線大杉駅。岡山から大杉駅まで約2時間。高松から大杉駅まで約1時間40分。土佐町田井から大杉駅まではバスで30分。

路線バス

編集
  • 嶺北観光自動車 - 町東部の田井に本社・車庫を置き、町内路線や周辺の大豊町香美市・南国市・大川村いの町(旧本川村域)への路線を運行している。
    • 医大病院 - 領石 - 繁藤駅前 - 大杉駅 - 本山 - 北岸 - 田井
    • 本山 - 田井 - 役場通 - 地蔵寺 - 西石原
    • 田井 - 役場通 - 樫山
    • 田井 - 大川局前 - 日の浦 - 長沢
    • 田井 - 大川局前 - 黒丸
    • 田井 - 伊勢川

道路

編集

高速道路

編集

国道

編集

県道

編集

観光

編集
 
アメガエリの滝
 
瀬戸川渓谷

名所・旧跡

編集
主な城郭
主な寺院
主な神社

観光スポット

編集
  • 早明浦ダム(
  • 稲叢山(アケボノツツジ
  • 瀬戸川渓谷・アメガエリの滝
  • 平石の乳イチョウ(国の天然記念物
  • さめうら荘
  • 道の駅土佐さめうら
  • 湖畔りんご園(8月中旬〜11月)
  • 森岡りんご園(8月中旬〜11月)
  • ミシマファーム ぶどう園(8月〜9月)
  • 桂月館 酒蔵文学館(土佐酒造株式会社内)

集落活動センター

編集

文化・名物

編集

祭事・催事

編集

祭事

編集
  • 宮古野虫送り(6月20日)
  • 南川百万遍(7月土用の入り後の最初の日曜日)
  • 中島観音堂夏の大祭(7月最終土曜日)

催事

編集
  • やまびこカーニバル(8月第1土・日曜日)
  • 湖畔マラソン大会(11月第2日曜日)

出身・関連著名人

編集

脚注

編集

注釈

編集

出典

編集
  1. ^ 水で活きる。土佐町ホームページ(2021年8月27日閲覧)
  2. ^ 「四国の水がめ」早明浦ダム 土佐町ホームページ(2021年8月27日閲覧)
  3. ^ 「鉄砲水、家を流す 高知の台風被害」『朝日新聞』昭和49年(1974年)9月9日夕刊3版9面
  4. ^ れいほく支所 JA高知県(2021年8月27日閲覧)
  5. ^ Aコープとさ JA高知県(2021年8月27日閲覧)
  6. ^ 嶺北支店 高知銀行(2021年8月27日閲覧)
  7. ^ 土佐町とSDGs推進に関する包括連携協定を締結いたします 高知銀行(2021年8月10日閲覧)2021年8月27日閲覧
  8. ^ アクセス 道の駅土佐さめうら(2021年8月27日閲覧)
  9. ^ 集落活動センターとは|えいとここうち”. www.eitoko.jp. 2022年9月11日閲覧。

参考文献

編集
  • 小学館辞典編集部 編『図典 日本の市町村章』(初版第1刷)小学館、2007年1月10日。ISBN 4095263113 

関連項目

編集

外部リンク

編集
  NODES