地底人』(ちていじん)は、いしいひさいちによる日本漫画作品、およびそれを原作とするOVA

概要

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初出は1979年漫画アクション増刊『スーパーフィクション』(双葉社)。後に『漫画アクション』1982年7月17日増刊号『いしいひさいち傑作作品集』に収録され、『月刊コミックNORA』(学習研究社)にも『地底人シリーズ』として掲載された。単行本は、1987年に双葉社より『地底人 暗黒魔團の陰謀』として刊行。2000年には同社より『地底人の逆襲』として文庫版で復刻された。1989年にはOVA化もされている。

人間とは別世界に潜む者たちを描いたSFナンセンス漫画で、毎回4ページの短編となっている。

登場人物

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地底人
地底の奥底深くに潜む侵略者の種族。2頭身に大きな口をしており、頭部にチョウチンアンコウの誘引突起のようなランプがついているのが特徴。地表征服を目論み、日々作戦を練って地底を抜け出そうとするが、うまくいったためしがない。なお、いしいの別作品『ののちゃん』にも登場している。
最底人
「死斗 !! SF巨編 地底人対最低人!」に登場。地底人たちの足元のさらに地底の奥底深く、遥か遥か地底の最深部の漆黒の闇に潜む種族。ポカンと開いた大きな口をしており、「お、おまー、あ、あ、あほやろー」「わ、わーは、あ、あ、あほちゃうどー」と見るからにミソが足りなさそうな言動が特徴的。一応地底人の世界への侵略を企んでいるらしいが、その言動は地底人の世界への攻撃と称して頭上に向けて「あっほー!」と叫ぶだけなど、ハッキリ言って人類には理解不能である。

OVA版

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1989年に2作製作された。いずれもDVD化はされていない。

いしいひさいちのナンダカンダ劇場1 これが噂の地底人 とにかく上が悪いんや!! (1989年)[1]

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「地底人」以外にも、別のいしいの作品「さがし屋ケンちゃん宇宙旅行」「101匹忍者大行進」を収録している。挿入歌には忌野清志郎憂歌団、挿入曲には伊福部昭の「怪獣大戦争のマーチ」を起用し、声優には憂歌団の木村充揮を起用するなどネタ色を強めている。

スタッフ

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  • 原作・構成:いしいひさいち
  • 企画:山中博彦
  • 製作:山川紀生
  • プロデューサー:林大三郎、室永昭司
  • プロデューサー/ディレクター:ひろせかずよし
  • チーフ・ディレクター:のなかかずみ
  • アニメーション:野中和実・木上益治・金海由美子
「101匹忍者大行進」
ディレクター:前園文夫
アニメーション:徳田悦郎
挿入歌:「もうかりまっか?」
作詞・作曲:忌野清志郎 / 演奏・編曲・歌:憂歌団

キャスト

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いしいひさいちのナンダカンダ劇場2 地底人Ⅱ クリスマスはエエド (1989年)[5]

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地底人たちのクリスマスのエピソードを収録。コメディはそれほど強くなく、劇中で様々なアーティストの曲が流れ、ミュージックビデオに近い作品となっている。

スタッフ

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収録曲
DAY DREAM BELIEVERTHE TIMERS
スカー・ピープル(泉谷しげる
毎日(カステラ
あなほり(KUSU KUSU
X'mas Time(魚海洋司
大きなカブ(餃子大王
  • ジャケット・イラストレーション:安藤洋美
  • 企画協力:富岡雄一・チャンネルゼロ
  • 企画:山中博彦
  • 製作:山川紀生
  • プロデューサー:林大三郎、室永昭司
  • 製作担当:篠瀬義也、西谷弘子
  • 企画・プロデューサー:ひろせかずよし&ふじたりか
  • 企画・製作:BARQUE INC
  • アニメーション・監督:のなかかずみ

キャスト

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脚注

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  1. ^ 『いしいひさいちのナンダカンダ劇場1 これが噂の地底人 とにかく上が悪いんや!!』パッケージ裏面
  2. ^ allcinema いしいひさいちのナンダカンダ劇場1 これが噂の地底人 とにかく上が悪いんや!!”. 2022年8月26日閲覧。
  3. ^ allcinema いしいひさいちのナンダカンダ劇場1 これが噂の地底人 とにかく上が悪いんや!!”. 2022年8月26日閲覧。
  4. ^ allcinema いしいひさいちのナンダカンダ劇場1 これが噂の地底人 とにかく上が悪いんや!!”. 2022年8月26日閲覧。
  5. ^ 『いしいひさいちのナンダカンダ劇場2 地底人Ⅱ クリスマスはエエド』パッケージ裏面
  6. ^ GYAO! 地底人II クリスマスはエエド”. 2021年3月16日閲覧。
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