大和田 伸也おおわだ しんや1947年昭和22年〉10月25日[1] - )は、日本俳優声優ナレーター演出家映画監督ホリプロ・ブッキング・エージェンシー所属。福井県敦賀市出身。早稲田大学第一文学部中退。盆栽の写真集が有名

おおわだ しんや
大和田 伸也
生年月日 (1947-10-25) 1947年10月25日(77歳)
出生地 日本の旗 日本福井県敦賀市
身長 175 cm
血液型 A型
ジャンル 俳優声優ナレーター
活動期間 1970年代 -
配偶者 五大路子1980年 - )
著名な家族
事務所 ホリプロ・ブッキング・エージェンシー
主な作品
テレビドラマ
藍より青く
水戸黄門
踊る大捜査線』シリーズ
キッズ・ウォー』シリーズ
みこん六姉妹』シリーズ

バラエティー番組
いい旅・夢気分

吹き替え
ライオン・キング
テンプレートを表示
大和田伸也
YouTube
チャンネル
活動期間 2022年 -
登録者数 4.09万人
総再生回数 383万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年6月9日時点。
テンプレートを表示

人物・来歴

編集

三男一女の次男として誕生。

1965年、大学中退後に鈴木忠志が立ち上げた自由舞台に所属。

1968年劇団四季へ入団[2]

1972年、朝の連続テレビ小説『藍より青く』でのヒロインの夫役で広く知られる。

1977年、『犬神の悪霊』で映画初主演。

1978年2月に降板した横内正に代わって『水戸黄門』で二代目渥美格之進役に就任し、1982年10月19日第13部の収録終了をもって降板。

蜷川幸雄演出の『王女メディア』では北大路欣也とダブル主演を務めた(3度再演し海外公演も果たした)。

炎の女・秋瑾』で日本人として初めて中国映画に出演した。

ライオン・キング』の吹き替え版では、実写版、アニメーション版、両作品で王・ムファサを演じた。

松方弘樹主演『恐竜を掘ろう』で映画初監督。脚本も担当した。次男の健介と共同脚本。

2019年には初のオペラに出演した。

家族

編集

2017年12月6日放送のファミリーヒストリーによると、大和田伸也は福井県敦賀の商人・大和田荘兵衛の子孫にあたる[3]。大和田家は福井県敦賀市ではかつては名家として知られていた[3]

父親の勝は敬虔なクリスチャンで、母親の恭子(1923〜2021)は天真爛漫な人物であったとされる。勝は大和田一族が経営する大和田銀行(創設者は親戚の2代目大和田荘七)に勤務し、退職後満州に渡り製粉会社に勤め、嫁探しに一時福井県に帰った際、恭子と出会い満州へ連れ帰り結婚したとされる。

妻は女優の五大路子。長男は俳優でJCOMキャスターの大和田悠太

次男で、俳優の大和田健介はカルピスや日本経済新聞、ACジャパン、東京ガスのCMで活躍し、父と同じくNHK朝の連続ドラマ小説『花子とアン』にも出演、また新横浜にて映画おもちゃカフェ店長も務める。

兄は日本聖公会中部教区の執事で、名古屋聖マルコ教会、名古屋聖ヨハネ教会の牧師補を歴任、かつ元ジャーナリストで名古屋市内で「ブックショップ大和田」を経営していた大和田康司。弟は俳優の大和田獏

弟・獏の妻(義妹)は女優岡江久美子。姪(獏・久美子夫妻の長女)は女優の大和田美帆。ともに「大和田ファミリー」と称されている。

また、新横浜ラーメン博物館創業者で社長の岩岡洋志は義理の弟(妻・路子の弟)である。

なお、路子夫人との結婚式での仲人は、『水戸黄門』で水戸光圀役を演じていた東野英治郎が務めた。路子夫人と交際を開始したのは『水戸黄門第9部最終回で共演したことがきっかけである。

弟の獏とは、木下勝俊役で出演した大河ドラマおんな太閤記において勝俊の実弟小早川秀秋役で共演、役の上でも実の兄弟である。

初監督作、松方弘樹主演『恐竜を掘ろう』は次男の健介と共同脚本を執筆した[4]。後にノベライズ。

エピソード

編集

出演

編集

テレビドラマ

編集
「メルトダウン 〜福島第一原発 あのとき何が〜」 - 菅直人 役 ※再現ドラマ

ウェブドラマ

編集

映画

編集

Vシネマ

編集
  • 美女奉行 おんな牢秘抄1,2(1995年) - 大岡越前 役
  • 極道三国志(1998年)- 鳴海組長 役

舞台

編集

ドキュメンタリー

編集
  • 天皇のディナー〜歴史を動かした美食〜(2019年12月30日、NHK BSプレミアム) - 古参の料理長 役[25]

紀行番組

編集
  • いい旅・夢気分(テレビ東京) - ナレーション・司会(1996年10月 - 2013年9月) ※スペシャルで、弟の大和田獏と共演、妻の五大も旅することもあった
  • 大和田兄弟ぐるり鉄道旅!(BS朝日) - ナビゲーター
    • 大和田兄弟ぐるり鉄道旅!〜タイ王国 知られざる絶景と世界遺産〜(2014年1月6日)
    • 大和田兄弟ぐるり鉄道旅!〜ベトナム縦断2000km〜(2014年6月8日)
    • 大和田兄弟ぐるり鉄道旅!〜マレーシア知られざる絶景と世界遺産〜(2015年2月8日)
    • 大和田兄弟ぐるり鉄道旅!〜魅惑の台湾・・・美味と感動、絶景百景〜(2015年5月10日)
    • 大和田兄弟ぐるり鉄道旅!香港〜マカオ〜絶景百景!世界遺産30制覇の珍道中〜(2015年11月8日)
    • 大和田兄弟ぐるり鉄道旅!〜スイスの絶景をめぐる 世界遺産とアルプス〜(2016年8月14日)

バラエティ

編集
  • 三角ゲーム・ピタゴラス(朝日放送) - 司会
  • 環境野郎Dチーム(フジテレビ)
  • ズバリ!悩みおまかせ(サンテレビ
  • 金曜いきいきタイム(サンテレビ)
  • いい味こだわり屋(テレビ東京)
  • お買得度満点! 大和田伸也と柏原芳恵の買物情報最前線(テレビ東京)
  • 北海道函館 とれたて!美味いもの市(テレビ東京)
    • 疑問解決!やりなおしパソコン講座(2009年4月 - 6月)
    • 今年こそパソコンの達人(2) 安心安全!使いこなそうインターネット・メール!(2009年7月 - 9月)
    • 今年こそパソコンの達人(3) デジタル写真活用術(2009年10月 - 12月)

テレビアニメ

編集

劇場アニメ

編集

ゲーム

編集

吹き替え

編集

映画

編集

ドラマ

編集

アニメ

編集

ラジオ

編集

ラジオドラマ

編集

その他

編集

監督作品

編集

演出

編集
  • ハムレットを撃て! ※五大路子大和田獏岡江久美子と共演
  • 胡桃・私が愛したハムレット
  • 愛しのジュリエット(2003年初演・2006年再演)
  • マウストラップ
  • 春にして君を離れ(2006年)

レコード・CD

編集
  • 友よ(1972年9月、日本コロムビア
  • ときめいて銀座(1993年7月21日、日本コロムビア) - 朝川ひろことのデュエット。作詞者のEISEIは元資生堂取締役で当時、銀座花椿通り商店振興会理事長だった有田英世のペンネーム[32]。1993年12月に5万枚を突破するヒットとなる[32]
  • 摩天楼ララバイ(2016年9月28日、Webkoo)[33]

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 沖縄県のみ沖縄セルラー電話名義。

出典

編集
  1. ^ a b c 野村宏平、冬門稔弐「10月25日」『ゴジラ365日』洋泉社映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、301頁。ISBN 978-4-8003-1074-3 
  2. ^ a b 大和田伸也(インタビュー)「大和田 伸也 “どらま館でも 世界を振り向かせるような演劇を” 「早稲田小劇場どらま館」早稲田演劇人インタビュー」『早稲田大学』、2016年2月15日https://www.waseda.jp/top/news/375552016年11月17日閲覧 
  3. ^ a b 大和田伸也・健介〜先祖は敦賀の豪商 故郷を背負って”. TVでた蔵. ワイヤーアクション (2017年12月9日). 2022年12月19日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ 恐竜を掘ろう”. 映画.com. 2024年3月23日閲覧。
  5. ^ スタジオパークからこんにちは 2008年6月2日放送[出典無効]
  6. ^ a b 「メインキャスト13名インタビュー」『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』朝日ソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2002年1月10日、66頁。62470-15。 
  7. ^ 大和田伸也、半年で3度オヤジ狩り被害…今でも夜回りで若者を注意”. マイナビニュース (2019年1月30日). 2024年3月23日閲覧。
  8. ^ 2021年度後期 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」ヒロイン上白石萌音・岡山編の出演者発表!”. NHK ドラマトピックス. 日本放送協会 (2021年2月4日). 2021年2月4日閲覧。
  9. ^ “EPISODE #10 オレは俳優、大和田伸也”. 仮面ライダーWEB (東映). https://www.kamen-rider-official.com/summaries/11 2019年10月27日閲覧。 
  10. ^ 七人の秘書:都知事役に萬田久子 リリー・フランキー、永瀬莉子も出演 キャスト12人一挙公開”. MANTANWEB(まんたんウェブ). 2020年10月8日閲覧。
  11. ^ ザテレビジョン. “<七人の秘書>豪華追加キャスト12人が一挙解禁!萬田久子、大和田伸也らが物語を左右する重要人物に | 芸能ニュースならザテレビジョン”. ザテレビジョン. 2020年10月8日閲覧。
  12. ^ "ドラマ『異世界居酒屋「のぶ」Season2』水野美紀ら新キャスト発表 第1弾予告映像も解禁". ORICON NEWS. oricon ME. 12 March 2022. 2022年3月13日閲覧
  13. ^ 後藤大、池田彪馬らドラマ「過保護な若旦那様の甘やかし婚」出演、主題歌情報も”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年5月10日). 2024年5月10日閲覧。
  14. ^ 大和田伸也 - x 2024年6月8日
  15. ^ “栗山千明主演『晩酌の流儀3』前半ゲストに駿河太郎、佳久創、池田匡志、丘みつ子、金子昇、大和田伸也ら OP曲はがらり、ED曲はTielle”. TV LIFE web (ワン・パブリッシング). (2024年6月22日). https://www.tvlife.jp/drama/710533 2024年6月22日閲覧。 
  16. ^ 『ブラックペアン2』“天城”二宮和也の父親役に大和田伸也 福澤朗は厚生労働省の職員役”. マイナビニュース. マイナビ (2024年8月25日). 2024年8月25日閲覧。
  17. ^ 松本まりか、80年代の女性新人監督に!主演映画『雨に叫べば』Amazonで配信へ”. cinemacafe.net (2021年10月12日). 2021年10月13日閲覧。
  18. ^ “新人俳優・上坂樹里、ショートドラマ主演に抜てき かわいくなりたい殺し屋に、ターゲット役は奥野壮”. ORICON NEWS. (2022年5月6日). https://www.oricon.co.jp/news/2233786/full/ 2022年5月6日閲覧。 
  19. ^ “ムロツヨシ、太賀、山崎紘菜ら、山田孝之&長澤まさみが“恋人役”映画出演決定<50回目のファーストキス>”. モデルプレス. (2018年2月9日). https://mdpr.jp/cinema/detail/1745406 2018年2月9日閲覧。 
  20. ^ “寺門ジモン初監督「フード・ラック!食運」11月公開、主演はNAOTOと土屋太鳳”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2020年7月29日). https://natalie.mu/owarai/news/389482 2020年7月29日閲覧。 
  21. ^ 安田顕×山田裕貴、代行ドライバーの男たちの物語『ハザードランプ』公開日決定”. ORICON NEWS. 株式会社oricon ME (2021年11月24日). 2021年11月24日閲覧。
  22. ^ “山田涼介主演「鋼の錬金術師」完結編は2部作、スカー役・新田真剣佑ら新キャストも発表”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年3月2日). https://natalie.mu/eiga/news/467665 2022年3月2日閲覧。 
  23. ^ “映画.comシュナイドマンの憂鬱”. 映画.com (えいがどっとこむ). (2024年4月5日). https://eiga.com/movie/101525/ 2022年4月5日閲覧。 
  24. ^ “古本恭一監督・主演作「シュナイドマンの憂鬱」5月末に公開、大和田伸也と共演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2024年4月5日). https://natalie.mu/eiga/news/568122 2022年4月5日閲覧。 
  25. ^ 天皇のディナー~歴史を動かした美食~”. もっとNHKドキュメンタリー. NHK. 2019年12月30日閲覧。
  26. ^ “アストロボーイ・鉄腕アトム”. 手塚治虫公式サイト. https://tezukaosamu.net/jp/anime/51.html 2016年5月7日閲覧。 
  27. ^ “ブラック・ジャック スペシャル 〜命をめぐる4つの奇跡〜”. 手塚治虫公式サイト. https://tezukaosamu.net/jp/anime/122.html 2016年5月7日閲覧。 
  28. ^ “ブラック・ジャック ふたりの黒い医者”. 手塚治虫公式サイト. https://tezukaosamu.net/jp/anime/131.html 2016年5月7日閲覧。 
  29. ^ “BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-”. 手塚治虫公式サイト. https://tezukaosamu.net/jp/anime/159.html 2016年5月7日閲覧。 
  30. ^ “「ライオン・キング」ムファサ役はアニメ版と同じ大和田伸也、吹替版の予告公開”. 映画ナタリー. (2019年7月12日). https://natalie.mu/eiga/news/339388 2019年7月12日閲覧。 
  31. ^ 大和田伸也が初メガホン 故郷・福井が舞台の映画『恐竜を掘ろう』”. シネマトゥデイ (2012年11月21日). 2016年11月17日閲覧。
  32. ^ a b 朝日新聞』1994年3月28日付朝刊、東京面。
  33. ^ “大和田伸也、23年ぶりCD発売「意外といける」”. 日刊スポーツ. (2016年9月27日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1716308.html 2016年9月29日閲覧。 

外部リンク

編集
  NODES
News 10
twitter 1