大桐駅
かつて福井県南条郡南越前町にあった日本国有鉄道の駅
大桐駅(おおぎりえき)は、かつて福井県南条郡今庄町(現南越前町)新道に存在した日本国有鉄道(国鉄)北陸本線旧線の駅である[2]。
大桐駅 | |
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大桐駅跡地の記念碑(2013年5月) | |
おおぎり Ōgiri | |
◄山中信号場 (3.3 km) (5.3 km) 今庄► | |
所在地 | 福井県南条郡今庄町新道 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 北陸本線 |
キロ程 | 67.0 km(米原起点) |
電報略号 | キリ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1908年(明治41年)6月1日*[1] |
廃止年月日 | 1962年(昭和37年)6月10日[1][2] |
備考 | 標高187.9メートル[3] |
*大桐信号場から昇格[1] |
概要
編集北陸本線敦賀 - 福井間は当初、単線開業したが輸送力増大のため杉津 - 今庄間の勾配区間にさしかかるこの地点にスイッチバック式の大桐信号場を設けた。ほどなくして地元住民の要望もあり駅に昇格した。
歴史
編集山間の集落を真っ二つに割る形で築堤を拵え線路を敷いたが、駅自体は集落を1 kmほど外れた位置に造られた[2]。駅周辺は鉄道には厳しい勾配であったが傍を流れる鹿蒜川は緩やかな河川の上、付近は狭隘な地形で大雨の際は水の逃げ場がなく洪水になりやすく線路冠水により不通になることもあった。
年表
編集駅構造
編集2面2線の相対式ホームがあった。両端に渡り線が設けられ変形スイッチバックともいうべき形状である。
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元ホームの全景(2013年5月)
駅跡地
編集当駅の跡には、上りホームの一部が残存し木製記念碑が建てられた。2004年(平成16年)に記念碑の裏面説明文は剥がされ、新たに記念碑の左脇に看板を新設し転載。築堤は一般県道(福井県道207号今庄杉津線)に転用。元々が蒸気機関車の通行区間であって、煙害、黄害を避けるため県道に面した民家は玄関を県道とは逆方向にしていることが多い。