大里村 (沖縄県)

日本の沖縄県島尻郡にあった村

大里村(おおざとそん)は、沖縄本島南部にあった

おおざとそん
大里村
食栄森御嶽
食栄森御嶽
廃止日 2006年1月1日
廃止理由 新設合併
佐敷町知念村大里村玉城村南城市
現在の自治体 南城市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 沖縄県
島尻郡
市町村コード 47349-9
面積 12.35 km2
総人口 11,709
(2005年12月1日現在)
隣接自治体 南風原町東風平町与那原町佐敷町玉城村具志頭村
村の木 リュウキュウコクタン
村の花 ブーゲンビレア
大里村役場
所在地 901-1292
沖縄県島尻郡大里村仲間807
座標 北緯26度10分34秒 東経127度44分40秒 / 北緯26.17611度 東経127.74453度 / 26.17611; 127.74453 (大里村)座標: 北緯26度10分34秒 東経127度44分40秒 / 北緯26.17611度 東経127.74453度 / 26.17611; 127.74453 (大里村)
大里村の県内位置図
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旧・大里村役場(現・ソニービジネスオペレーションズ株式会社)

沖縄県では珍しく海が無い自治体であった。南風原町東風平町具志頭村との合併を協議していたが意見の一致を見ず、2004年9月30日に合併協議会が解散となったが、玉城村知念村佐敷町との4町村で合併し、南城市(なんじょうし)が2006年1月1日に誕生し、消滅した。村役場は仲間に置かれ、合併後は南城市役所大里庁舎となった(2018年に佐敷新里の現本庁舎へ移転統合)。

地理

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字一覧

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  • 稲嶺(いなみね)
  • 具志頭(ぐしちゃん)-島尻大里城、城(グスク)は跡のみ、琉球王子である具志頭王子の里
  • 大里(おおざと)- 島添大里城跡が残る
  • 大城(おおしろ) - 明治まで大里間切に属していた
  • 高平(たかひら)
  • 仲間(なかま)
  • 古堅(ふるげん)
  • 嶺井(みねい)

隣接する自治体

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1949年に与那原町分立前は西原村(現在の西原町)にも隣接していた

歴史

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大里の地名は古くから史上にあらわれ、三山時代(1314 - 1429年)には「島添大里」として南山王の拠点であった「島尻大里」(旧高嶺村・現糸満市)と区別されていた。島尻大里のほうは17世紀後半に高嶺間切と改称されている。

  • 1609年の検地の際、大里間切は25村からなっていた。
  • 1737年 新里・小谷・津波古を佐敷間切に、神里を南風原間切に分離。稲福・大城・目取真を玉城間切から編入
  • 1908年4月1日 島嶼町村制に大里間切から大里村となる。大里・古堅・嶺井・与那原・上与那原・板良敷・仲間・高平・稲福・大城の10字。
  • 1930年7月26日 台風による高潮で家屋150戸が全壊するなどの被害[1]
  • 1949年4月1日 北部海沿いの与那原・上与那原・板良敷の3字(与那原・与原・大見武・当添・板良敷・上与那原・の6行政区)が分立し、与那原町となる。それに伴い大里村は7字18行政区となり内陸都市化し、村役場が中央部の字仲間に移転する。
  • 1985年11月1日 村花・村木が制定される。
  • 1990年 大里グリーンタウンなどの住宅地ができ、行政区が18から21になる。
  • 2006年1月1日 玉城村佐敷町知念村と合併し、南城市となり消滅。

現在の南城市大里地域

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合併後、住所は南城市の次に旧村名の「大里」が頭につき「南城市大里字○○」となった。字大里でも「大里字大里」となる。

村庁舎は合併後、2018年に佐敷新里に現在の本庁舎が移転するまで南城市役所大里庁舎となり、移転後は建物ごとソニーグループ傘下のソニービジネスオペレーションズとなった。

島尻大里城(シマジリウフサトグスク、シマジリウーザト、シマジリオオザトジョウ) 琉球王子である具志頭王子の墓も現存するが、2020年の現代となっても未だ戦争の置き土産と言われる手榴弾が見つかる紛争の元となったまま地域である。

交通

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道路

路線バス 琉球バス交通沖縄バスが旧村内を通っている。36番・糸満新里線を除きすべて那覇バスターミナルから市内各地とを結んでいる。

  • 36番・糸満 - 新里線(沖縄バス) この路線のみ唯一糸満バスターミナル発。県道77号を通る
  • 40番・大里線(沖縄バス) 主に県道86号を通る(半分以上が旧村内の大城止まり)
  • 51番・百名(船越経由)線(琉球バス交通) 県道48号を通る
  • 53番・志喜屋線(琉球バス交通) 県道48号を通る
  • 54番・前川線(琉球バス交通) 目取真経由のみ県道48号→県道17号を通る
  • 109番・大里(真境名経由)線(沖縄バス) 主に県道86号を通る(旧村内の大城止まり)

教育

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主要施設

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脚注

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  1. ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、33頁。ISBN 9784816922749 

関連項目

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外部リンク

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