天王町駅
神奈川県横浜市保土ケ谷区にある相模鉄道の駅
天王町駅(てんのうちょうえき)は、神奈川県横浜市保土ケ谷区天王町二丁目にある、相模鉄道相鉄本線の駅である。駅番号はSO04。副駅名は「横浜ビジネスパーク前」[1]。
天王町駅 | |
---|---|
東口(南方面)(2022年4月) | |
てんのうちょう Tennōchō (横浜ビジネスパーク前) | |
◄SO03 西横浜 (0.6 km) (0.9 km) 星川 SO05► | |
所在地 | 横浜市保土ケ谷区天王町2丁目45番地5 |
駅番号 | SO04 |
所属事業者 | 相模鉄道 |
所属路線 | ■相鉄本線 |
キロ程 | 2.4 km(横浜起点) |
電報略号 | テン |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[相鉄 1]22,437人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)9月10日 |
歴史
編集- 1930年(昭和5年)9月10日:開業[2]。
- 1945年(昭和20年)5月29日:横浜大空襲により駅舎焼失。
- 1948年(昭和23年)5月31日:駅舎再建[3]。
- 1968年(昭和43年)3月27日:駅舎高架化[4]。2017年に星川駅下りホームが高架化されるまでは本線唯一の高架駅だった。
- 2018年(平成30年)11月24日:星川駅との間の連続立体交差事業が完了し、開かずの踏切が解消[5]。
- 2021年(令和3年)5月29日:YBP口(横浜ビジネスパーク口)改札の使用を開始し、従来の改札は東口改札となる[6]。相模鉄道で初めてとなる副駅名称「横浜ビジネスパーク前」を導入[1]。
- 2023年(令和5年)10月22日:ホームドアの使用を開始[7]。
駅名の由来
編集駅構造
編集改札口は横浜方の東口改札と星川方のYBP口(横浜ビジネスパーク口)改札の2か所あり、うち後者はICカード専用である。改札内コンコースと各ホームを連絡するエレベーターとエスカレーターが設置されている。
駅前広場(駅南側)は東海道の旧帷子橋跡である。帷子川の流路が変更されたため、現在は駅北側に帷子橋がある。
当初、当駅 - 星川駅間の連続立体交差事業により、島式ホーム1面2線に変更される予定であったが、計画変更により工事完成後も相対式ホーム2面2線のままとなった[8]。2017年3月5日に隣の星川駅下りホームが高架化されたことにより下り線海老名寄りが移設された[9]。2018年11月24日、同様に星川駅上りホームも高架化されたことにより、上り線海老名寄りが移設された。その後、上りホーム海老名寄り構築、上屋工事を経て、2021年度末に連続立体交差事業は完了した。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先[10] |
---|---|---|---|
1 | 相鉄本線 | 下り | 海老名・湘南台・羽沢横浜国大(西谷乗り換え)方面 |
2 | 上り | 横浜方面 |
-
東口(北方面)(2004年5月)
-
東口改札(2021年5月)
-
YBP口改札(2021年5月)
-
ホーム(2022年5月)
-
立体交差事業前のホーム(2008年9月)
利用状況
編集2023年度の1日平均乗降人員は22,437人である[相鉄 1]。相鉄線全27駅中第16位。相鉄本線内の優等列車通過駅の中では最も多い。しかし、近年は減少傾向にある。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[11] |
1日平均 乗車人員[12][13] |
出典 |
---|---|---|---|
1980年(昭和55年) | 8,282 | [# 1] | |
1981年(昭和56年) | 8,167 | [# 1] | |
1982年(昭和57年) | 8,197 | [# 1] | |
1983年(昭和58年) | 8,189 | [# 1] | |
1984年(昭和59年) | 8,411 | [# 1] | |
1985年(昭和60年) | 8,748 | [# 1] | |
1986年(昭和61年) | 9,047 | [# 1] | |
1987年(昭和62年) | 9,462 | [# 1] | |
1988年(昭和63年) | 10,438 | [# 1] | |
1989年(平成元年) | 11,345 | [# 1] | |
1990年(平成 | 2年)14,567 | [# 1] | |
1991年(平成 | 3年)16,503 | [# 1] | |
1992年(平成 | 4年)16,847 | [# 1] | |
1993年(平成 | 5年)16,756 | [# 1] | |
1994年(平成 | 6年)16,219 | [# 1] | |
1995年(平成 | 7年)16,227 | [# 1] | |
1996年(平成 | 8年)15,529 | [# 1] | |
1997年(平成 | 9年)14,929 | [# 1] | |
1998年(平成10年) | 14,897 | [# 1] | |
1999年(平成11年) | 30,864 | 14,663 | [* 1] |
2000年(平成12年) | 31,459 | 15,080 | [* 1] |
2001年(平成13年) | 31,322 | 15,168 | [* 2] |
2002年(平成14年) | 30,588 | 14,835 | [* 3] |
2003年(平成15年) | 30,020 | 14,562 | [* 4] |
2004年(平成16年) | 29,475 | 14,361 | [* 5] |
2005年(平成17年) | 29,773 | 14,479 | [* 6] |
2006年(平成18年) | 29,942 | 14,566 | [* 7] |
2007年(平成19年) | 29,395 | 14,375 | [* 8] |
2008年(平成20年) | 28,983 | 14,199 | [* 9] |
2009年(平成21年) | 28,572 | 13,990 | [* 10] |
2010年(平成22年) | 27,606 | 13,509 | [* 11] |
2011年(平成23年) | 27,316 | 13,389 | [* 12] |
2012年(平成24年) | 27,547 | 13,522 | [* 13] |
2013年(平成25年) | 27,312 | 13,410 | [* 14] |
2014年(平成26年) | 26,835 | 13,181 | [* 15] |
2015年(平成27年) | 27,413 | 13,500 | [* 16] |
2016年(平成28年) | 27,817 | 13,723 | [* 17] |
2017年(平成29年) | 27,081 | 13,365 | [* 18] |
2018年(平成30年) | [相鉄 2]27,303 | 13,474 | [* 19] |
2019年(令和元年) | [相鉄 3]27,313 | 13,532 | [* 20] |
2020年(令和 | 2年)[相鉄 4]19,641 | 9,696 | [* 21] |
2021年(令和 | 3年)[相鉄 5]19,873 | 9,807 | [* 22] |
2022年(令和 | 4年)[相鉄 6]21,625 | 10,692 | [* 23] |
2023年(令和 | 5年)[相鉄 1]22,437 |
駅周辺
編集当駅東口から約1 km(徒歩15分圏内)の位置にあるJR保土ケ谷駅方面に続く道路はかつての旧東海道であり、周辺には東海道保土ヶ谷宿の史跡が点在している。
- 横浜市都市計画道路環状1号(旧東海道と重複)
- 洪福寺松原商店街
- 横浜洪福寺郵便局
- 洪福寺
- 橘樹神社
- 天王町商店街(YCVテレミン商店街)
- イオン天王町ショッピングセンター
- マルエツ天王町店
- 城南信用金庫天王町支店
- 横浜信用金庫保土ヶ谷支店
- キャンドゥ天王町駅前店
- ルネサンス天王町
- モンテファーレ
- 横浜市岩間市民プラザ
- 横浜岩間郵便局
- 横浜ビジネスパーク
- 横浜ビジネスパーク内郵便局
- PREZZO
- メガロス横濱
バス路線
編集最寄りの停留所は駅東側の横浜市環状1号線上にある「天王町駅前」で、以下の路線が横浜市交通局(市営)、神奈川中央交通(神奈中)、相鉄バス(相鉄)により運行されている。
天王町駅前(保土ケ谷駅西口方面)
編集系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
---|---|---|---|---|
25 | 大門通・星川駅前・花見台 | 保土ケ谷駅西口 | ■市営 | |
121 | 大門通 | ■神奈中 | ||
浜16 | 大門通・星川駅・和田町駅・市沢町 | 西原住宅 | ■相鉄 |
天王町駅前(洪福寺方面)
編集系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
---|---|---|---|---|
25 | 浅間町車庫前 | 横浜駅西口 | ■市営 | |
深夜バス | 保土ヶ谷車庫前 | 当分の間運休 | ||
121 | 川島町・羽沢横浜国大駅前 | 新横浜駅前 | ■神奈中 | |
浜16 | 浅間下・楠町 | 横浜駅西口 | ■相鉄 |
その他
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 『相模鉄道では初、5月29日(土)から「横浜ビジネスパーク前」を天王町駅の副駅名称に 改札口では、AI画像解析技術の試験運用を開始』(PDF)(プレスリリース)相模鉄道、2021年5月27日。オリジナルの2021年5月27日時点におけるアーカイブ 。2021年5月27日閲覧。
- ^ “相鉄グループ100年史 1917-2017” (pdf). 相鉄ホールディングス株式会社. p. 377 (2019年6月). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “相鉄グループ100年史 1917-2017” (pdf). 相鉄ホールディングス株式会社. p. 43 (2019年6月). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “相鉄グループ100年史 1917-2017” (pdf). 相鉄ホールディングス株式会社. p. 103 (2019年6月). 2023年10月9日閲覧。
- ^ 【News潜望鏡】横浜の相鉄線 高架化完了/渋滞緩和、運行本数も拡大/街のにぎわい創出 課題『日本経済新聞』朝刊2018年12月18日(東京・首都圏経済面)2018年12月21日閲覧。
- ^ 『5月29日(土)から使用開始 天王町駅に「YBP口改札」が誕生 横浜ビジネスパーク方面への高架下通路も同日使用開始』(PDF)(プレスリリース)相模鉄道、2021年2月25日。オリジナルの2021年2月25日時点におけるアーカイブ 。2021年2月25日閲覧。
- ^ “天王町駅のホームドアの運用を開始します”. 相模鉄道 (2023年9月21日). 2023年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月22日閲覧。
- ^ 天王町駅部の計画変更について (PDF) - 横浜市道路局(旧横浜市ウェブサイトアーカイブ)
- ^ “天王町駅ご利用のお客様2017年3月5日(日)より下りホームの乗車位置が変わります” (PDF). 相模鉄道. 2020年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月9日閲覧。
- ^ “天王町 駅構内マップ”. 相模鉄道. 2023年6月5日閲覧。
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 神奈川県県勢要覧 - 神奈川県
- ^ 横浜市統計書 - 横浜市
- 相模鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c 相鉄グループ要覧2024-2025 (PDF) (Report). p. 69. 2024年8月3日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2024年8月3日閲覧。
- ^ 相鉄グループ要覧2019-2020 (PDF) (Report). p. 16. 2023年10月22日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
- ^ 相鉄グループ要覧2020-2021 (PDF) (Report). p. 17. 2020年9月27日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
- ^ 相鉄グループ要覧2021-2022 (PDF) (Report). p. 19. 2021年12月1日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
- ^ 相鉄グループ要覧2022-2023 (PDF) (Report). p. 18. 2023年10月22日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
- ^ 相鉄グループ要覧2023-2024 (PDF) (Report). p. 69. 2023年10月22日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
- 神奈川県県勢要覧
- ^ a b 平成13年 (PDF) - 227ページ
- ^ 平成14年 (PDF) - 225ページ
- ^ 平成15年 (PDF) - 225ページ
- ^ 平成16年 (PDF) - 225ページ
- ^ 平成17年 (PDF) - 227ページ
- ^ 平成18年 (PDF) - 227ページ
- ^ 平成19年 (PDF) - 229ページ
- ^ 平成20年 (PDF) - 233ページ
- ^ 平成21年 (PDF) - 243ページ
- ^ 平成22年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成23年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成24年 (PDF) - 237ページ
- ^ 平成25年 (PDF) - 239ページ
- ^ 平成26年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成27年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成28年 (PDF) - 249ページ
- ^ 平成29年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成30年 (PDF) - 225ページ
- ^ 令和元年 (PDF) - 225ページ
- ^ 令和2年 (PDF) - 225ページ
- ^ 令和3年 (PDF) - 217ページ
- ^ 令和4年 (PDF) - 221ページ
- ^ 令和5年 (PDF) - 201ページ
- 横浜市統計書 9運輸 -鉄道、軌道駅別利用人員