小林聡美

日本の女優、エッセイスト

小林 聡美こばやし さとみ[3]1965年昭和40年〉5月24日[4] - )は、日本女優エッセイスト[5]東京都葛飾区出身[6]

こばやし さとみ
小林 聡美
別名義 チャッピー小林[1]
生年月日 (1965-05-24) 1965年5月24日(59歳)
出身地 日本の旗 日本東京都葛飾区
身長 156 cm[2]
血液型 AB型[2]
職業 女優エッセイスト
ジャンル テレビドラマ映画舞台ナレーション
活動期間 1979年 -
配偶者 三谷幸喜1995年 - 2011年
公式サイト 小林聡美 オフィシャルサイト
主な作品
テレビドラマ
3年B組金八先生
やっぱり猫が好き』シリーズ
きらきらひかる』シリーズ
カバチタレ!
すいか
光とともに…〜自閉症児を抱えて〜
サボテン・ジャーニー
神はサイコロを振らない
誰よりもママを愛す
パンとスープとネコ日和
ペンションメッツア
団地のふたり
映画
転校生
廃市
かもめ食堂
めがね
プール
マザーウォーター
東京オアシス
紙の月
ツユクサ
ナレーション
ボクらの時代
受賞
日本アカデミー賞
ブルーリボン賞
その他の賞
報知映画賞
新人賞
第7回(1982年度)『転校生』
ヨコハマ映画祭
最優秀新人賞
1983年『転校生』
助演女優賞
2015年『紙の月』
キネマ旬報ベスト・テン
助演女優賞
2015年『紙の月』
受賞歴参照
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来歴 

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1979年、中学2年時に『3年B組金八先生』のオーディションに合格し、生徒役でデビュー[7]

1982年大林宣彦監督の『転校生』で主演に抜擢[8]。同作で第6回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。

1988年、『やっぱり猫が好き』の三女・きみえ役を演じ、個性派女優として一躍人気者になる[8][7]

2003年、『すいか』でテレビドラマ初主演。

2006年に公開されヒットした『かもめ食堂』を皮切りに、『めがね』など、スローライフをテーマとした映画に多く主演した[6][9]

2014年、『紙の月』の演技で第57回ブルーリボン賞助演女優賞など各賞を受賞。

2024年、WOWOWによる俳優のコンサートシリーズ「NIGHT SPECTALES」の一環として「チャッピー小林」名義でコンサート「チャッピー小林と東京ツタンカーメンズ」を開催[1]、小林にとって初のコンサートとなった本公演ではゲストに阿部サダヲを迎えて全16曲を歌い上げた[1]。同年4月6日と7日の2日間に渡って開催されたこのコンサートの模様は8月24日に放映・配信された[1]

エッセイストとして著述活動も行っており、エッセイを多数出版している[5]

人物

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私生活では、『やっぱり猫が好き』の脚本を担当した三谷幸喜1995年10月に結婚[7]。16年間の結婚生活を経て、2011年5月23日に離婚[10]。二人の間に子供はいない[11]

2011年頃より俳句に関心を持ち、自ら句会を立ち上げるなど力を入れている[5]。「東京やなぎ句会」同人。

特技は水泳[2]

女優業、執筆業のかたわら、45歳の時に社会人入試に合格し、4年制大学に入学[12]2015年春の卒業後は大学院へ進学、「近世の風俗や落語の歴史的展開を研究したい」としている[13][14]

本人は葛飾区生まれだが、大工である父は岩手県出身、母は秋田県出身[15]で、その縁から東北の祭りにも足を運ぶ[16]

出演

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主演は太字

テレビドラマ

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配信ドラマ

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  • コートダジュールN゜10 Hulu版(2017年11月28日配信、全4話、Hulu) - 主演[注釈 1][29]

映画

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舞台

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声の出演

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テレビ番組

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ラジオ

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  • 小林聡美の東京100発ガール
  • 小林聡美のコマンタレヴー!(JFN
ラジオドラマ
カフェテラスのふたり(NHK-FM放送
  • 星へ行く船(原作:新井素子、1986年4月21日-5月2日) - 主演・森村あゆみ
  • さだまさしの自分症候群(原作:さだまさし、1986年5月19日-5月23日)
  • さだまさしの青春症候群(原作:さだまさし、1986年7月7日-7月10日)
  • ザ・素ちゃんズ・ワールド-"ひでおと素子の愛の交換日記"から(原作:新井素子,吾妻ひでお、1986年10月13日-10月24日) - 主演・新井素子
アドベンチャーロード(NHK-FM放送)
  • もしかして時代劇(原作:宮本昌孝、1989年) - 主演・津田美雪

著書

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  • 『サボテンのおなら』(1994年、扶桑社文庫平野恵理子絵) のち幻冬舎文庫
  • 『ほげらばり Forget about it』(1994年、扶桑社) のち幻冬舎文庫(『ほげらばり メキシコ旅行記』改題)
  • 『凛々乙女』(1995年、世界文化社) のち幻冬舎文庫
  • 『東京100発ガール』(1995年、幻冬舎) のち文庫
  • 『やっぱり猫が好き』(1998年、幻冬舎、もたいまさこ室井滋共著)
  • 『案じるより団子汁』(1996年、幻冬舎) のち文庫
  • 『マダム小林の優雅な生活』(1998年、幻冬舎) のち文庫
  • 『キウィおこぼれ留学記』(2002年、幻冬舎文庫)
  • 『マダムだもの』(2002年、幻冬舎) のち文庫
  • 『ワタシは最高にツイている』(2007年、幻冬舎) のち文庫
  • 『アロハ魂』(2009年、幻冬舎) のち文庫
  • 『散歩』(2013年、幻冬舎) のち文庫
  • 『読まされ図書室』(2014年、宝島社) のち文庫
  • 『ていだん』(2017年、中央公論新社)※ゲスト36人との対談本
  • 『聡乃学習』(2019年、幻冬舎)

受賞歴

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脚注

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注釈

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  1. ^ WOWOWとの共同製作。WOWOW版は全5話で11月20日 - 12月18日放送。
  2. ^ 映画デビュー作[3]
  3. ^ プールサイド編では水着を着た小林がビートたけしのギャグの1つ、「コマネチ!」を披露している。

出典

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  1. ^ a b c d 「小林聡美NIGHT SPECTACLES チャッピー小林と東京ツタンカーメンズ」8月24日(土)午後8:00~放送・配信!”. WOWOW NEWS (2024年6月27日). 2024年10月23日閲覧。
  2. ^ a b c 小林 聡美”. 日本タレント名鑑. VIPタイムズ社. 2016年10月14日閲覧。
  3. ^ a b c ゴジラ大百科 1993, p. 119, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
  4. ^ a b 野村宏平、冬門稔弐「5月24日」『ゴジラ365日』洋泉社映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、141頁。ISBN 978-4-8003-1074-3 
  5. ^ a b c 2月21日(土)ゲスト:小林聡美”. ザ・インタビュー〜トップランナーの肖像〜. BS朝日 (2015年2月21日). 2015年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
  6. ^ a b 山崎伸子 (2011年10月17日). “小林聡美、初共演の原田知世に「時をかけていた頃と変わらない」と笑顔で語る”. ニュースウォーカー (KADOKAWA). https://moviewalker.jp/news/article/25366/ 2016年10月15日閲覧。 
  7. ^ a b c “インタビュー<日曜のヒロイン> 第374回 小林聡美”. 日刊スポーツ. (2003年8月10日). https://www.nikkansports.com/ns/entertainment/interview/2003/sun030810.html 2016年10月14日閲覧。 
  8. ^ a b 「破之参 『ゴジラVSモスラ』」『平成ゴジラ大全 1984-1995』編著 白石雅彦、スーパーバイザー 富山省吾双葉社〈双葉社の大全シリーズ〉、2003年1月20日、178 - 180頁。ISBN 4-575-29505-1 
  9. ^ “小泉今日子と瑛太の弟・永山絢斗『かもめ食堂』チームに初参加!小泉、仕切り屋ぶりを暴露される!”. シネマトゥデイ. (2010年10月21日). https://www.cinematoday.jp/news/N0027733 2016年10月15日閲覧。 
  10. ^ “三谷幸喜・小林聡美夫妻が離婚「小さな違いが積み重なった」”. ORICON STYLE (オリコン). (2011年5月23日). https://www.oricon.co.jp/news/87995/full/ 2016年10月14日閲覧。 
  11. ^ 三谷幸喜、小林聡美夫妻が離婚”. サンスポ (2011年5月23日). 2011年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月23日閲覧。
  12. ^ 小林聡美 (2016年4月26日). “SUNDAY LIBRARY 小林 聡美・評『学びの技』『東大教授が教える独学勉強法』”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/articles/20160426/org/00m/040/039000c 2016年10月14日閲覧。 
  13. ^ 天野賢一 (2016年4月26日). “小林聡美さん 思い出の北欧のまかない”. NIKKEI STYLE (日本経済新聞社). https://www.nikkei.com/article/DGXKZO87394210Y5A520C1W02001/ 2016年10月14日閲覧。 
  14. ^ 女優・小林聡美さんインタビュー「日々、心がけていること」 [おとなスタイル]”. JOSEISHI.NET. 講談社 (2016年5月22日). 2016年10月14日閲覧。
  15. ^ 日本経済新聞社・日経BP社. “小林聡美さん 思い出の北欧のまかない|旅行・レジャー|NIKKEI STYLE”. NIKKEI STYLE. 2020年11月6日閲覧。
  16. ^ (2ページ目)清水ミチコ×金田一秀穂×小林聡美 そっと、なりきる【後編】|芸能|婦人公論.jp”. 婦人公論.jp. 2020年11月6日閲覧。
  17. ^ “小林聡美「パンとスープとネコ日和」は「ゆとりのある方に見てほしい」”. 映画.com. (2014年1月19日). https://eiga.com/news/20140119/3/ 2022年1月23日閲覧。 
  18. ^ “瑛太主演「家族」がテーマのドラマ今秋放送”. ウォーカープラス. (2015年4月14日). https://thetv.jp/news/detail/57652/ 2015年4月17日閲覧。 
  19. ^ 小林聡美主演、「かもめ食堂」の群ようこが脚本を手がけるドラマが12月に放送”. 映画ナタリー (2015年9月29日). 2015年9月29日閲覧。
  20. ^ “小林聡美&大島優子、新感覚ドラマで共演 9話で9つのキャラクター演じる意欲作”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年8月11日). https://www.oricon.co.jp/news/2095484/full/ 2022年1月22日閲覧。 
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  22. ^ 広瀬すず、新ドラマ『anone』でベリーショート披露 共演に瑛太ら決定”. ORICON STYLE (2017年12月4日). 2017年12月4日閲覧。
  23. ^ リリー・フランキーと吉田大八がドラマでタッグ、小林聡美と岡田将生も出演”. 映画ナタリー. 株式会社ナターシャ (2019年2月21日). 2019年2月21日閲覧。
  24. ^ “24時間テレビのドラマ「虹色のチョーク」道枝駿佑の父役は江口洋介、小林聡美も出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年8月4日). https://natalie.mu/eiga/news/535646 2023年8月4日閲覧。 
  25. ^ 「春になったら」濱田岳が奈緒の婚約者役 小林聡美、光石研、筒井真理子も出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年12月4日). 2023年12月4日閲覧。
  26. ^ 小泉今日子と小林聡美が幼なじみ役で共演、ドラマ「団地のふたり」9月スタート”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年5月22日). 2024年5月22日閲覧。
  27. ^ 「法廷のドラゴン」で白石麻衣が棋士役、和久井映見・田辺誠一・小林聡美も出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年11月28日). 2024年11月28日閲覧。
  28. ^ 内野聖陽主演ドラマ「ゴールドサンセット」に小林聡美ら参加、三浦透子が謎の女性役”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年11月26日). 2024年11月26日閲覧。
  29. ^ “小林聡美&大島優子、新ドラマで9変化!9役への挑戦を語る”. ザテレビジョン (KADOKAWA). (2017年11月15日). https://thetv.jp/news/detail/127914/ 2022年1月22日閲覧。 
  30. ^ 小林聡美が犬の保護活動追うディレクター役で主演、「犬に名前をつける日」”. 映画ナタリー (2015年8月21日). 2015年8月21日閲覧。
  31. ^ 多部未華子主演『あやしい彼女』追加キャスト発表 小林聡美、要潤らが共演”. ORICON STYLE (2015年11月6日). 2015年11月6日閲覧。
  32. ^ 阿部寛、今度は夢追う“ダメ中年”!? 樹木希林と親子役…是枝監督最新作『海よりもまだ深く』”. シネマカフェ (2015年12月25日). 2015年12月25日閲覧。
  33. ^ “大泉洋主演『騙し絵の牙』追加キャスト 宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也ら12人”. ORICON NEWS (oricon ME). (2020年1月15日). https://www.oricon.co.jp/news/2153125/full/ 2020年1月15日閲覧。 
  34. ^ スズさん ~昭和の家事と家族の物語~
  35. ^ “小林聡美主演・松重豊共演、平山秀幸監督の新作映画『ツユクサ』公開決定”. ORICON NEWS. (2021年12月24日). https://www.oricon.co.jp/news/2218928/full/ 2022年1月23日閲覧。 
  36. ^ 安達祐実ら主演「三日月とネコ」に小林聡美、山中崇、石川瑠華が出演 公開日も決定”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年1月29日). 2024年1月29日閲覧。
  37. ^ 綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、小林聡美、堂本剛主演×荻上直子監督『まる』出演決定”. リアルサウンド映画部. blueprint (2024年6月27日). 2024年6月27日閲覧。
  38. ^ エンタステージ. (2020年9月24日). https://enterstage.jp/news/2020/09/015405.html+2022年1月23日閲覧。 
  39. ^ 「いきなり本読み!in EX THEATER ROPPONGI」に小泉今日子・小林聡美”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月5日). 2024年8月5日閲覧。
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  44. ^ 新垣結衣、「十六茶」元祖CMキャラクター・小林聡美と初共演「湧いてます」」『マイナビニュース』マイナビ、2023年3月7日。オリジナルの2023年3月7日時点におけるアーカイブ。2023年6月30日閲覧。
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  46. ^ パスコ、小林聡美が出演する「超熟」の新CMシリーズを公開、「リサとガスパールのたっぷりトート!プレゼント」も開催」『navicon』2010年2月1日。オリジナルの2022年1月23日時点におけるアーカイブ。2022年1月23日閲覧。
  47. ^ 第6回日本アカデミー賞優秀作品、日本アカデミー賞公式サイト、2015年1月15日閲覧。
  48. ^ 日外アソシエーツ 編『映画の賞事典』日外アソシエーツ・紀伊國屋書店(発売)、2009年12月25日、165頁。ISBN 978-4-8169-2223-7 
  49. ^ 2014年 第88回キネマ旬報ベスト・テン”. KINENOTE. 2015年1月8日閲覧。
  50. ^ 第38回日本アカデミー賞最優秀賞発表!、日本アカデミー賞公式サイト、2015年1月15日閲覧。
  51. ^ “【ブルーリボン賞】小林聡美「夢のよう」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2015年1月23日). オリジナルの2015年1月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150123030359/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20150123-OHT1T50008.html 2015年1月23日閲覧。 

参考文献

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  • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。 

外部リンク

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