愛染橋」(あいぜんばし)は、1979年12月にリリースされた山口百恵の28枚目のシングルである。発売元はCBSソニー

「愛染橋」
山口百恵シングル
初出アルバム『春告鳥
B面 イノセント(純粋)
リリース
ジャンル 歌謡曲ポップスフォーク
レーベル CBSソニー
作詞 松本隆
作曲 堀内孝雄
チャート最高順位
山口百恵 シングル 年表
しなやかに歌って-80年代に向って-
(1979年)
愛染橋
(1979年)
謝肉祭
1980年
収録アルバム春告鳥
抱きしめられて
(4)
愛染橋
(5)
愛の嵐
(6)
テンプレートを表示

概要

編集

本作の作詞を担当したのは、山口百恵のシングル曲としては1977年の「赤い絆 (レッド・センセーション)」以来2年ぶりとなる松本隆。結婚をテーマとしており、歌詞の中に京言葉が挿入され、”結婚” という橋を渡る女性の不安と期待が表現されている[1]。作曲には、当時アリスのメンバーとしても活動中だった堀内孝雄が初めて起用された。演奏には琴が使用されている[1]

この作品のヒットで全てのシングルの総売上枚数がついに1,000万枚を突破した。これはピンク・レディー(1979年)、森進一(1979年)に続いて史上3人目の快挙であった。

1994年中森明菜カバーし、カバー・アルバム『歌姫』に収録された(2004年のトリビュート・アルバム山口百恵トリビュート Thank You For…』にも収録)。さらに、作曲者の堀内も後にセルフカバーしている。

なお、愛染橋はかつて大阪市浪速区に実在した[1]、映画で有名となった『愛染かつら』のある勝鬘院・愛染堂の前の愛染坂を下ったところの高津入堀川に架かっていた。現在川は埋め立てられて阪神高速1号環状線になっている。また、愛染橋の前にあった愛染橋病院は、約300m西に移転した現在も院名に名残りを留めている。

収録曲

編集
全作詞: 松本隆、全作曲: 堀内孝雄、全編曲: 萩田光雄
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「愛染橋」松本隆堀内孝雄
2.「イノセント(純粋)」松本隆堀内孝雄
合計時間:

品番

編集

関連作品

編集

愛染橋

イノセント(純粋)

カバー

編集

脚注

編集

出典

編集
  1. ^ a b c 川瀬 2011, p. 292

参考資料

編集
  • 川瀬泰雄『プレイバック 制作ディレクター回想記』学研マーケティング、2011年2月。ISBN 978-4054047259 

関連項目

編集

外部リンク

編集
  NODES