文化庁映画賞
文化庁映画賞(ぶんかちょうえいがしょう)は、文化庁が主宰して、2003年度から、優れた文化記録映画作品(文化記録映画部門)および永年にわたり日本映画を支えてきた人物(映画功労部門)に対する顕彰を行う賞。同庁は複数の顕彰制度を芸術選奨に集約する方針で、映画賞としての贈呈は2022年度が最後となる[1]。
文化記録映画部門
編集文化記録映画大賞
編集- 2003年度 - 『こんばんは』有限会社イメージ・サテライト
- 2004年度 - 『海女のリャンさん』株式会社桜映画社
- 2005年度 - 『わたしの季節』有限会社協映、社会福祉法人びわこ学園
- 2006年度 - 『今、有明海は消えゆく漁撈習俗の記録』株式会社イワプロ
- 2007年度 - 『ひめゆり』有限会社プロダクション・エイシア、財団法人沖縄県女師・一高女ひめゆり同窓会
- 2008年度 - 『緑の海平線~台湾少年工の物語~』藤田修平
- 2009年度 - 『嗚呼満蒙開拓団』株式会社自由工房
- 2010年度 - 『ただいまそれぞれの居場所』有限会社大宮映像製作所
- 2011年度 - 『ショージとタカオ』井手洋子
- 2012年度 - 『隣る人』アジアプレス・インターナショナル
- 2013年度 - 『先祖になる』有限会社蓮ユニバース
- 2014年度 - 『ある精肉店のはなし』株式会社やしほ映画社、有限会社ポレポレタイムス社
- 2015年度 - 該当なし
- 2016年度 - 『氷の花火 山口小夜子』 「氷の花火 山口小夜子」製作委員会
- 2017年度 - 『五島のトラさん』 テレビ長崎
- 2018年度 - 『まぶいぐみ〜ニューカレドニア引き裂かれた移民史〜』 シネマ沖縄
- 2019年度 - 『ぼけますから、よろしくお願いします。』 株式会社ネツゲン、株式会社フジテレビジョン、関西テレビ放送株式会社
- 2020年度 - 『プリズン・サークル』 out of frame
- 2021年度 - 該当なし
- 2022年度 - 『私だけ聴こえる』テムジン、リトルネロフィルムズ[2]
文化記録映画優秀賞
編集- 2003年度
- 『ヒバクシャ-世界の終わりに』株式会社グループ現代
- 『掘るまいか 手掘り中山隧道の記録』有限会社フィールドワークスプロジェクト
- 2004年度
- 『トントンギコギコ図工の時間』「トントンギコギコ図工の時間」製作上映委員会、有限会社海/有限会社野中真理子事務所、有限会社ヒポコミュニケーションズ
- 『山中常盤牛若丸と常盤御前 母と子の物語』株式会社自由工房
- 2005年度
- 『心の杖として鏡として』心の杖として鏡として製作委員会、株式会社プロダクション135、株式会社ワールド映画
- 『平成職人の挑戦 平成プロジェクト』有限会社山下ゆり/有限会社花組、株式会社ワールド映画、株式会社スリー・アローズ・エンターテイメント
- 2006年度
- 『いのち耕す人々』株式会社桜映画社
- 『ヨコハマメリー』ナインエンタテインメント株式会社 人人フィルム
- 2007年度
- 『有明海に生きて 100人に聞く、海と漁の歴史と証言』株式会社イワプロ
- 『プライド in ブルー』株式会社バイオタイド/株式会社パンドラ
- 2008年度
- 『オオカミの護符 -里びとと山びとのあわいに-』 株式会社ささらプロダクション
- 『十歳のきみへいのちの授業』U.N.Limited
- 2009年度
- 『風のかたち -小児がんと仲間たちの10年−』いせFILM
- 『平成熊あらし~異常出没を追う~』株式会社群像舎
- 2010年度
- 『こつなぎ山を巡る百年物語』株式会社周
- 『月あかりの下で~ある定時制高校の記憶~』株式会社グループ現代
- 2011年度
- 『里湖八郎潟物語』株式会社群像舎
- 『夢と憂鬱~吉野馨治と岩波映画~』記録映画「夢と憂鬱-吉野馨治と岩波映画」製作委員会
- 2012年度
- 『医いやす者として~映像と証言で綴る農村医療の戦後史~』株式会社グループ現代
- 『沈黙の春を生きて』坂田雅子、株式会社シグロ
- 2013年度
- 『異国に生きる日本の中のビルマ人』土井敏邦
- 『福島生きものの記録シリーズ1~被曝~』株式会社群像舎
- 2014年度
- 『鬼来迎−鬼と仏が生きる里−』株式会社桜映画社
- 『鳥の道を越えて』工房ギャレット
- 2015年度
- 『「生命の誕生」~絶滅危惧種日本メダカの発生~』映像計画研究所
- 『抱擁』株式会社スーパーサウルス
- 『未来をなぞる写真家・畠山直哉』豊岡劇場/SIB合同会社
- 2016年度
- 『さとにきたらええやん』 ノンデライコ
- 『ふたりの桃源郷』 山口放送
- 2017年度
- 『人生フルーツ』 東海テレビ放送
- 『まなぶ 通信制中学 60年の空白を越えて』 グループ現代
- 2018年度
- 『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』 TBSテレビ
- 『Ryuichi Sakamoto: CODA』 SKMTDOC, LLC
- 2019年度
- 2020年度
- 『えんとこの歌寝たきり歌人・遠藤滋』 いせフィルム
- 『蟹の惑星』 村上浩康
- 2021年度
- 2022年度[2]
- 『うむい獅子 -仲宗根正廣の獅子づくり-』 海燕社
- 『カナルタ 螺旋状の夢』 太田光海
映画功労部門
編集- 2003年度
- 2004年度
- 2005年度
- 2006年度
- 2007年度
- 2008年度
- 2009年度
- 2010年度
- 2011年度
- 2012年度
- 2013年度
- 2014年度
- 2015年度
- 2016年度
- 2017年度
- 2018年度
- 2019年度
- 2020年度
- 2021年度
- 2022年度[2]
脚注
編集- ^ “文化庁映画賞、大賞に「私だけ聴こえる」 優秀賞には「うむい獅子」「カナルタ」”. サンスポ (産経デジタル). (2022年9月20日) 2022年9月20日閲覧。
- ^ a b c 「令和4年度文化庁映画賞(文化記録映画部門・映画功労部門)の決定」文化庁、2022年9月20日。2024年7月23日閲覧。