新井高子
日本の詩人、批評家
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人物
編集群馬県桐生市生まれ。生家は桐生市の伝統産業である織物工場を営む[1][2]。桐生女子高等学校、慶應義塾大学文学部卒業。慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。埼玉大学教授。詩誌『ミて』編集人[3](ミて・プレス、1998年 - )。
「声」の自在性や越境性に注目した詩の創作を続けるほか、唐十郎戯曲や口承文芸に関する批評や論考、エッセイ等を執筆。土地と声のプロジェクトとして、東日本大震災被災地で書籍や映画を制作。
英訳詩集『Factory Girls』が第1回Sarah Maguire Prize最終候補となるほか、アイオワ大学国際創作プログラム2019、ロッテルダム国際詩祭2022、ベルリン国際詩祭2023、臺北詩歌節2024等に招待されるなど、国際的にも活躍している。
受賞歴
編集- 2008年、詩集『タマシイ・ダンス』で第41回小熊秀雄賞。
- 2021年、映画『東北おんばのうた ――つなみの浜辺で』(監督:鈴木余位、企画制作:新井高子)で山形国際ドキュメンタリー映画祭2021アジア千波万波部門入選。
- 2022年、戯曲評論『唐十郎のせりふ ――二〇〇〇年代戯曲をひらく』で第32回吉田秀和賞。
詩集
編集評論
編集- 『唐十郎のせりふ ――二〇〇〇年代戯曲をひらく』(幻戯書房、2021年)
編著書
編集- 『東北おんば訳 石川啄木のうた』(未來社、2017年)
翻訳
編集英訳詩集
編集- 『Factory Girls』(Edited by Jeffrey Angles, Action Books, 2019)(単著)
- 『Poet to Poet ――Contemporary Women Poets From Japan』(Edited by Rina Kikuchi & Jen Crawford, Recent Work Press, 2017)(共著)
スペイン語訳詩集
編集- 『Takako Arai Poemas escogidos』(Traducciones: Aurelio Asiain, Sandra Morales Munoz, Julieta Marina Herrera, Mi'Te Press, 2019)(単著)
映画
編集- 『東北おんばのうた ――つなみの浜辺で』(監督:鈴木余位、企画制作:新井高子、英語字幕監修:Kendall Heitzman、2020、80分)
派生作品
編集- 『箏独奏と箏群のための協奏曲 Ⅰ.谷蟆 Ⅱ.アメノウズメ』(詩:新井高子、作曲:新実徳英、歌と演奏:深海さとみ+深海合奏団、於:紀尾井ホール、2023)
脚注
編集- ^ “新井高子 | アーティストプロフィール | ラジオデイズ”. www.radiodays.jp. 2024年12月1日閲覧。
- ^ “〔講演録〕ことばはおどる”. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “詩誌『ミて』”. 2024年12月8日閲覧。