新克利
日本の元俳優・元声優
新 克利(あたらし かつとし、1940年〈昭和15年〉12月4日[2][1][3] - )は、日本の俳優・声優。
あたらし かつとし 新 克利 | |
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本名 | 新 克利(あたらし かつとし) |
生年月日 | 1940年12月4日(84歳) |
出生地 | 日本・東京府東京市[1][リンク切れ] |
職業 |
俳優 声優 |
ジャンル |
舞台 テレビドラマ 映画 |
活動期間 | 1964年 - 2000年代後半 |
主な作品 | |
テレビドラマ 『肝っ玉かあさん』 『ありがとう』 『必殺仕置屋稼業』 『華麗なる刑事』 『女検事・霞夕子』〈桃井版〉 |
来歴・人物
編集都立三田高校を卒業後、1959年に法政大学法学部に進むも2年で中退。
俳優座養成所に13期生として入所し、1964年3月の卒業と同時に団員となる。
1968年、『肝っ玉かあさん』に医師役で初のテレビドラマレギュラー出演を果たして人気を獲得。
石井ふく子プロデュース作品に常連出演し、誠実なイメージの役が多かっただけに、一部週刊誌で長山藍子との不倫スキャンダルが報じられて以降、出演が減った[要出典]。
『必殺仕置屋稼業』の印玄役も当たり役であり、悪人を屋根から突き飛ばす際に悪人が言う「止めて! 助けて!」は当時流行した。
声質が関口宏に似ており、関口の兄と間違われたことがあったという。
出演
編集テレビドラマ
編集- 秘密指令883(フジテレビ / 大映テレビ室)
- 正塚の婆さん(1963年、TBS)
- 剣(1964年、TBS)
- 陽のあたる坂道(1965年、TBS)
- 大河ドラマ(NHK)
- 山のかなたに(1966年、日本テレビ) - 志村高一
- 犬と麻ちゃん(1969年、NET) - 宇井
- 恋愛術入門 第15話「飛んで来た花嫁」(1971年1月31日、TBS / 国際放映) - 立原シンジ
- 火曜日の女シリーズ クラスメート -高校生ブルース-(1971年、日本テレビ) - 原口刑事
- 遠山の金さん捕物帳 第34話「桜吹雪の散る男」(1971年、NET / 東映) - 松田陣蔵
- 大忠臣蔵(1971年、NET / 三船プロ) - 不破数右衛門
- 大岡越前(TBS / C.A.L)
- 水戸黄門(TBS / C.A.L)
- ありがとう 第3部(1973年 - 1974年、TBS / テレパック) - 木下行司
- 剣客商売 第22話「明日への旅立ち」(1973年、フジテレビ / 俳優座 / 東宝) - 浅岡鉄之助
- 必殺シリーズ(朝日放送 / 松竹)
- 大江戸捜査網 第165話「かわら版武士道」(1974年、東京12チャンネル / 三船プロ) - 高城半四郎
- 幡随院長兵衛 第24話「哀しい女」(1974年、MBS / 東宝) - 伊助
- 日本沈没 第15話(1975年、TBS) - 浜岡
- 座頭市物語 第25話「渡世人」(1975年、フジテレビ / 勝プロ) - 三ツ木の銀平
- 鬼平犯科帳(1975年、NET / 東宝) - 小房の粂八
- 長崎犯科帳(1975年、日本テレビ / ユニオン映画) - 加田宇太郎
- はじめまして(1975年、TBS / テレパック) - 大城三十六
- 新宿警察 第7話「帰らざる街」(1975年、フジテレビ / 東映)
- ポーラテレビ小説 さかなちゃん(1976年 - 1977年、TBS) - 水田
- 三男三女婿一匹 第1シリーズ(1976年 - 1977年) - 桂啓介
- 海は甦える(1977年、TBS) - 加藤寛治
- ライオン奥様劇場「妻の日の愛のかたみに」(1976年、フジテレビ / NMC) - 北川幸男
- 華麗なる刑事(1977年、フジテレビ / 東宝) - 田島大作刑事
- 新幹線公安官 第9話「八枚の名刺を割れ」(1977年、テレビ朝日 / 東映) - 大沢武
- 破れ奉行 第38話「深川奉行危機一髪PART-II」(1977年、テレビ朝日 / 中村プロ) - 正木清左衛門
- Gメン'75 第131話「少女餓死」(1977年、TBS)−稲葉警部補(警視庁宮坂署)
- 東芝日曜劇場「松本清張おんなシリーズ・記憶」(1978年、TBS) - 平井貞夫
- 特捜最前線 第126話「姿なき誘拐魔」(1979年、テレビ朝日 / 東映)
- ダンプかあちゃん(1980年、TBS)
- 青い絶唱(1980年、TBS)
- 土曜ナナハン学園危機一髪「グッバイ・ミュージック・メイト」(1980年9月27日、CX) - 島村清
- 時代劇スペシャル (CX)
- 日本犯科帳・隠密奉行シリーズ(1981年 - 1982年) - 真鍋平太郎
- 秘境黄金谷の決闘(1983年)- 孫市
- 出逢い(1981年、TBS)
- 鬼平犯科帳 第2シリーズ 第13話「助太刀」(1981年、テレビ朝日 / 東宝) - 市口又十郎
- 土曜ワイド劇場(ANB)
- 「松本清張の地方紙を買う女」(1981年、東映)
- 「3DKの通り魔」(1981年)
- 「家政婦は見た!15」(1996年) - 大田垣輝夫
- 暴れん坊将軍(テレビ朝日 / 東映)
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍 第186話「男なみだの恋太鼓」(1981年) - 馬吉
- 暴れん坊将軍II
- 第82話「やわら武士道日本晴れ!」(1984年) - 岩田半五郎
- 第136話「おやこ鷹 師走の哀歌!」(1985年) - 峰山忠兵衛
- 暴れん坊将軍IV 第56話「誇り高き逃亡者!」(1992年) - 松木伊右衛門
- 暴れん坊将軍VIII 第8話「怒りの吉宗 棺おけの中の策略」(1997年) - 大島屋文右衛門
- 暴れん坊将軍IX 第4話「哀れ! 身売り娘を生む参勤交代」(1998年) - 垣見五郎太
- 花王 愛の劇場「流れる星は生きている」(1982年、TBS)
- ザ・サスペンス「温情判事」(1982年、TBS)
- ああ離婚(1982年、TBS)
- 海にかける虹〜山本五十六と日本海軍(1983年、TX) - 堀悌吉
- めだかの歌(1983年、TBS)
- 大奥 第30話「ある夜の美女軍団」(1983年、関西テレビ / 東映) - 藤太
- ニュードキュメンタリードラマ昭和 松本清張事件にせまる 第3回「焼跡のクリスマス 戦後を駆けぬけた男」(1984年4月26日、テレビ朝日 / 松竹) - 安藤明
- 月曜ワイド劇場(ANB)
- 「母の誤算」(1984年2月6日)
- 「京都人形寺殺人事件」(1985年)
- 火曜サスペンス劇場(日本テレビ)
- 武蔵坊弁慶(1986年、NHK) - 新宮十郎
- このこ誰の子?(1986年10月-1987年3月、フジテレビ / 大映テレビ) - 進藤宗次郎の父
- 京都サスペンス「京都夏祭り殺人事件」(1988年10月3日、関西テレビ / 東宝) - 刑事
- ご存知!旗本退屈男II 「薩摩に倒幕の謀反!謎の南蛮船と能面武士の密書!!」(1988年12月29日、テレビ朝日 / 東映)- 大目付内藤
- 結婚の条件(1989年、TBS)
- 明日さがし(1990年、TBS)
- 水曜ドラマ マダム・りん子の事件帖(1991年、NHK) -徳升友亀
- 素晴らしきかな人生(1993年、フジテレビ)
- さすらい刑事旅情編VI 第5話「カゴ抜け詐欺の女!?不倫旅行」(1993年)
- 春よ、来い(1994年 - 1995年、NHK)
- 銭形平次 第4シリーズ 第9話「殺しの絵図」(1994年、フジテレビ) - 神永蔵人
- 21歳の別離〜中堀由希子・白血病とのたたかいに青春をかけて〜(1994年、MBS)
- 名奉行 遠山の金さん 第7シリーズ 第7話「投げ縄殺人!忍びをあやつる男」(1995年、テレビ朝日 / 東映) - 桜田小兵衛=般若の辰五郎
- 将軍の隠密!影十八 最終回「女の意地・ワイロのからくり、闇裁き」(1996年、テレビ朝日 / 東映) - 夷屋庄左衛門
- はぐれ刑事純情派(テレビ朝日 / 東映)
- 鬼平犯科帳 第8シリーズ 第8話「影法師」(1998年、フジテレビ) - 塩井戸の捨八
- 恋愛結婚の法則(1999年、フジテレビ)
- 独身生活(1999年、TBS)
- 平成夫婦茶碗(2000年、日本テレビ)
- 忠臣蔵1/47(2001年、フジテレビ)
- オヤジ探偵 第2話 (2001年、テレビ朝日)
- おとうさん(2002年、TBS)
- 水曜女と愛とミステリー(TX)
- 嘱託刑事・小山田昭平「旅路の果て」(2001年) - 探偵事務所所長役
- 「女難記者・浦上伸介特ダネ事件ファイル2」(2002年) - 山崎雅雄
- 「さすらい署長 風間昭平1」(2003年) - 小向源吾
- こちら本池上署(2003年) - 立花厳
- 銭形平次 第1シリーズ 第5話「予告殺人!生前葬に隠された罠」(2004年、テレビ朝日 / 東映) - 上総屋太平
- 輝く女のシリーズ(4) ダイエットの女王 鈴木その子 母過食で死す!息子も拒食症で亡くした母の想い…美白の教祖ベストセラー「やせたい人は食べなさい」無名の主婦が億万長者になった (2006年、NTV)
- 京都地検の女 第4シリーズ 第6話「刑務所に入りたがる女! 桔梗の花が暴く殺意!!」(2007年、テレビ朝日)
映画
編集- 日本仁侠伝 血祭り喧嘩状(1966年、日活) - 式村憲兵大尉
- おゆきさん(1966年、日活) - 川田
- 恋のハイウェイ(1967年、日活) - 柳金次郎
- 白昼堂々(1968年、松竹) - 寺井刑事
- 悪魔が呼んでいる(1970年、東宝) - 浦辺
- おさな妻(1970年、大映) - 吉川
- 幻の殺意(1971年、東宝) - 川口先生
- 愛と死(1971年、松竹) - 大宮雄二
- あゝ声なき友(1972年、松竹) - 羽鳥良助
- 塩狩峠(1973年、松竹) - 三堀峰吉
- 続人間革命(1976年、東宝) - 山中検事
- 八甲田山(1977年、東宝) - 江藤伍長
- 惑星大戦争(1977年、東宝) - 三笠忠[4][3]
- 季節風(1977年、松竹) - 浩一
- 兎の眼(1979年、共同映画) - 足立先生
- 二百三高地(1980年、東映) - 相野田是三
- 226(1989年、松竹富士) - 武藤章
- 誘拐(1997年、東宝) - 折田英正
- 大安に仏滅!?(1998年、東映) - 沢井庄一
- アイ・ラヴ・ユー(1999年、「アイ・ラヴ・ユー」製作上映委員会他) - 今野宏
- 陽はまた昇る(2002年、東映) - 宮下茂夫
舞台
編集- 愛の眼鏡は色ガラス(1973年、西武劇場オープニング記念公演・安部公房スタジオ公演) - 首吊り男
- おたふく物語
- 12人の怒れる男たち
- グッド・ドクター
- 結婚する手続き(名鉄ホール / 共演:長山藍子、山岡久乃、野村真美、香川照之)
- 女の遺産
- マギーの決断
- 島倉千代子特別公演「流れに咲いた花 悲恋維新の詩(うた)」
- 森進一特別公演「坊っちゃん」(夏目漱石原作)
吹き替え
編集- アラビアのロレンス(アリ:オマー・シャリフ)
- キングコング(ジャック・プレスコット:ジェフ・ブリッジス)
- 刑事コロンボ 闘牛士の栄光(サンチェス警部:ペドロ・アルメンダリス・Jr)
- 西部二人組(ジョシュア・スミス〈ハンニバル・ヘイズ〉:ピート・デュエル)
- ジェット機奪回指令(サム・ロリンズ:ピート・デュエル)
- 戦闘機対戦車(カルペッパー中尉:ダグ・マクルーア)
- 戦う若者たち(エディ・タウラー軍曹:シドニー・ポワチエ)
- 夜の大捜査線(ヴァージル・ティッブス:シドニー・ポワチエ)
CM
編集出典
編集参考文献
編集- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
外部リンク
編集- 新克利のプロフィール・画像・写真 - WEBザテレビジョン
- 新克利の解説 - goo人名事典 - ウェイバックマシン(2022年1月11日アーカイブ分)
- 新克利 - KINENOTE
- 新克利 - オリコン
- 新克利 - MOVIE WALKER PRESS
- 新克利 - 映画.com
- 新克利 - allcinema
- 新克利 - 日本映画データベース