テプコ豊洲ビル
(新豊洲変電所から転送)
テプコ豊洲ビル(テプコとよすビル)は、東京都江東区に所在する建築物である。ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線・新豊洲駅に隣接している。
テプコ豊洲ビル | |
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情報 | |
用途 | 変電所、データセンター |
設計者 | 日建設計・東電設計 |
施工 | 清水建設・間組・前田建設工業・戸田建設・三井住友建設共同企業体 |
建築主 | 東京電力 |
構造形式 | 鉄骨構造、一部鉄筋コンクリート構造・鉄骨鉄筋コンクリート構造 |
延床面積 | 186,829 m² [1] |
状態 | 完成 |
階数 | 地下4階、地上10階、塔屋1階 |
竣工 | 2001年 |
所在地 | 東京都江東区豊洲6丁目2番15号 |
座標 | 北緯35度38分52.7秒 東経139度47分26.8秒 / 北緯35.647972度 東経139.790778度座標: 北緯35度38分52.7秒 東経139度47分26.8秒 / 北緯35.647972度 東経139.790778度 |
建築
編集江東区豊洲6丁目の新東京火力発電所跡地に建設され、2001年に竣工した。直径約140mの円筒形で、「ビッグドラム」の愛称を持つ[2]。本建物内に設けられた新豊洲変電所は、地下式としては世界初の50万ボルト変電所で、地中送電線の新豊洲線で船橋市の新京葉変電所と結ばれている。本建物を円筒形とした理由には、矩形建物では必要となる掘削時の土留の費用を大幅に削減できる事情があった[3]。
建物内にはアット東京のデータセンターがある[4][5]。増築の関係で、建物の3階と4階の間に免震機器を導入した「中間免震」構造を採用した珍しい構造となっている[6]。
脚注
編集- ^ “施工実績 テプコ豊洲ビル”. 清水建設. 2020年5月31日閲覧。
- ^ “テプコ豊洲ビル”. 日本ファブテック日. 2020年5月31日閲覧。
- ^ 『50万ボルトの「新豊洲変電所」および「新豊洲線」の完成について~臨海副都心に地下式では世界初の50万ボルト変電所~』(プレスリリース)東京電力、2000年11月21日 。2020年5月31日閲覧。
- ^ アット東京(@Tokyo)を東京電力が売却 (3) - 成迫剛志の『ICT幸福論』・2011年12月10日
- ^ アット東京中央センター - ウェイバックマシン(2021年2月24日アーカイブ分) - 東京都環境局
- ^ 世界最大規模のデータセンター「アット東京」を訪ねる - クラウドWatch・2016年5月24日