ウィングス (雑誌)

日本の雑誌
月刊ウィングスから転送)

ウィングス』は、新書館から発行されている隔月刊漫画雑誌

歴史

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1982年に創刊される。当時としては珍しいSF&ファンタジー専門誌として誕生し、男女半々くらいの読者層だった[1]。創刊当時は作家の多くが作画グループのメンバーであり、商業ベースの同人誌的な色合いが濃かった。その後、大橋姉妹(楠桂大橋薫)や片山愁といった『ふぁんろーど』投稿陣の作品を掲載するようになってから徐々に路線が変わっていき、現在は少女向けの雑誌になっている。

なお、通刊10号より2009年9月号までは月刊であり、誌名は『月刊ウィングス』だった。以降は隔月刊に戻り、偶数月28日に発刊されている。○月号の表記は翌々月付け。

創刊当時、マイクル・ムアコックの「エルリック・シリーズ」を井辻朱美の翻訳で連載していた。

『ファントム倶楽部』を始めとした多くの増刊(#姉妹誌の節も参照)があったが、紙雑誌は現在『小説Wings』以外廃刊となり、その『小説Wings』も2009年に独立していった。ほかに、ウェブ増刊の『ウェブマガジン ウィングス』[1]がある。

2022年6月28日発売の8月号は創刊40周年記念号で、同号よりキャッチコピーが「大人のための少女マンガ」から「センス・オブ・ワンダー、ふたたび。」に変更されている[2]

歴代編集長

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  • 石川美紀[3]

連載中の作品

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2024年12月号時点での連載作品は以下の通り。

過去の掲載作品

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あ行

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か行

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さ行

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た行

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な行

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は行

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ま行

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  • 禍々しき獣の逝く果ては(楠本弘樹)
  • まじかる☆チェンジ(ホームラン・拳)
  • 魔法☆中年 おじまじょ5(花園あずき、原案・キャラクターデザイン:ぼへ、協力:CROWN WORKS
  • 魔法使いの娘、魔法使いの娘ニ非ズ(那州雪絵
  • 招かれざる客〜黒の大正花暦〜(伊東七つ生、原作:三木笙子、シナリオ・構成:別府マコト):2020年4月号[14] - 2024年10月号[15]
  • まぼろしにふれてよ(雨隠ギド
  • マルチナと50人目のチューター(卯崎ひとみ)
  • まれびと親指姫(なるしまゆり):2021年10月号[16] - 2024年6月号
  • みーちゃんとアイリ(市川なつを): - 2020年10月号[11]
  • 三日月、朔月、十三夜。(テクノサマタ
  • 密天の花園(厦門潤)
  • みどりのまきば(御徒町鳩
  • ミルクマン(南国ばなな)
  • moon river(本郷地下)
  • 冥界人形レヴィ・ドール(柴田昌弘)
  • メテオ・メトセラ尾崎かおり
  • もっそれ(南国ばなな)

や行

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ら行

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わ行

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映像化

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アニメ化

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テレビアニメ
作品 放送年 アニメーション制作 備考
プリンセス・プリンセス 2006年 スタジオディーン
西洋骨董洋菓子店 2008年 日本アニメーション
白組
タイトルは「西洋骨董洋菓子店〜アンティーク〜」
百姓貴族 2023年(第1期) Pie in the sky 6分枠のショートアニメ
2024年(第2期)
OVA
作品 発売年 アニメーション制作 備考
学園便利屋 1988年 アニメイトフィルム タイトルは「学園便利屋 アンティークハート」
アーシアン 1989年 - 1996年 J.C.STAFF
ドラゴン・フィスト 1991年 エイジェント21
カプリコン 1991年 アウベック
聖伝-RG VEDA- 1991年 アニメイトフィルム タイトルは「聖伝-リグ・ヴェーダ-」
シークエンス 1992年 葦プロダクション
ジョーカー」シリーズ 1992年 スタジオ・ザイン タイトルは「JOKER マージナル・シティ」
源氏 1992年 T-up
J.C.STAFF
東京BABYLON 1992年 - 1994年 アニメイトフィルム
あさがおと加瀬さん。 2018年 ZEXCS アニメーションクリップが先行制作

実写化

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テレビドラマ
作品 放送年 制作 備考
西洋骨董洋菓子店 2001年(国内ドラマ) フジテレビ タイトルは「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」
2021年(タイドラマ GMMTV タイトルは「Baker Boys」
プリンセス・プリンセス 2006年 テレビ朝日 タイトルは「プリンセス・プリンセスD」
実写映画
作品 公開年 配給 備考
西洋骨董洋菓子店 2008年(韓国映画 タイトルは「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」
オリジナルビデオ
作品 発売年 制作 備考
東京BABYLON 1993年 タイトルは「東京BABYLON 1999」

姉妹誌

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続刊がなく単発となったタイトルは除き、複数回発行された物のみ記す。

サウス
『ウィングス』別冊として1988に創刊され、2002年に廃刊。年3回刊。漫画雑誌。詳細は記事を参照。
小説ウィングス
『ウィングス』別冊として1988年に創刊。第11号までは年1回刊、第12号(1997年)から季刊となる。2009年(創刊20周年)に独立新創刊(リニューアル)した。2018年夏号で第100号を迎える。ライトノベル誌。当誌より津守時生(多戸雅之名義)、麻城ゆうが商業デビューし、第一回ウィングス小説大賞から樹川さとみの作品も掲載された[1]。2021年秋号(第113号)をもって休刊し、2021年12月から無料オンラインコンテンツ「Webマガジン小説ウィングス」に移行した[17]
ディアプラス
1997年に創刊。季刊→隔月刊→月刊。新書館初のボーイズラブ誌で漫画雑誌[1]。詳細は記事を参照。
小説ディアプラス
『ディアプラス』の増刊として1998年に創刊、『小説Wings』の増刊として2009年から2019年まで刊行、以降は独立新創刊した。季刊。ボーイズラブ小説誌。詳細は『ディアプラス』の記事の当誌の節を参照。
ハックルベリー
『ウィングス』の増刊として2003年に創刊され、2005年に廃刊。年2回刊。『サウス』休刊後、ファンタジー長篇を読み切りスタイルで一気に読めることをコンセプトにスタート[1]。漫画雑誌。
ウンポコ
アンソロジーコミックとして2005年に創刊され、2009年に廃刊。季刊。ギャグ&エッセイコミック専門誌。詳細は記事を参照。
カグヤ
『ディアプラス』の増刊として2009年に創刊、『ウィングス』の増刊として2011年に『カグヤSPADE』に誌名変更するも同年休刊。『ウィングス』のオトナ女子向けリニューアルに伴い、ティーン向け、より少女漫画的テイストを意識してスタート[1]。漫画雑誌。詳細は記事を参照。

脚注

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  1. ^ a b c d e 【保存版】創刊35周年記念!新書館のまんが雑誌「ウィングス」特集”. ebookjapan. 2024年6月24日閲覧。
  2. ^ a b ウィングス創刊40周年記念号、海沿いの不思議な雑貨店を描く片山愁の新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年6月28日). 2024年8月28日閲覧。
  3. ^ “恋愛マンガからダークファンタジーまで、26人の編集者が回答”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年1月31日). https://natalie.mu/comic/column/462518 2022年1月31日閲覧。 
  4. ^ この出会い、ヤバい感じしかない…“視える”者たちの学園ゴーストハンティング新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年12月27日). 2024年8月28日閲覧。
  5. ^ a b 雁須磨子が時間をテーマに描くウィングス新連載、カラスヤサトシのカレーマンガも復活”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年10月28日). 2024年8月28日閲覧。
  6. ^ a b 人のためなんてクソくらえ、自己犠牲女をある男が変えるウィングス新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年8月26日). 2024年8月28日閲覧。
  7. ^ ウィングス2024年12月号”. 新書館. 2024年11月21日閲覧。
  8. ^ a b c d 魔女と養い子描くファンタジーがウィングスに、付録は「百姓貴族」軍手”. コミックナタリー. ナターシャ (2019年12月29日). 2024年8月28日閲覧。
  9. ^ 「百姓貴族」が連載“100頭目” パズル型マグネットシールがウィングス付録に”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年6月28日). 2024年8月28日閲覧。
  10. ^ リラと花虻、嵐の中。(1) - 新書館”. www.shinshokan.co.jp. 2021年7月11日閲覧。
  11. ^ a b 鈴木有布子が描く、コインランドリーで始まる学級委員長×担任教師のラブストーリー”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年8月28日). 2024年8月28日閲覧。
  12. ^ a b 雁須磨子が大家族の少女を描く「ロジックツリー」完結、単行本が上下巻で来年5月に”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年12月28日). 2024年8月28日閲覧。
  13. ^ はぐれ魔法使いに弟子入り志願してきたのは…新鋭デビュー作がウィングスで開幕”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年10月28日). 2024年8月28日閲覧。
  14. ^ 男2人が異色の事件に挑む大正ノワール探偵譚、小説版と同時にウィングスで始動”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年2月28日). 2024年8月28日閲覧。
  15. ^ ウィングス編集部 2024年8月28日のポスト2024年8月28日閲覧。
  16. ^ 「原獣文書」なるしまゆりが新連載、粘土工×ワケあり娘を描く異世界ファンタジー”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年8月27日). 2024年8月28日閲覧。
  17. ^ ウィングス編集部 [@Wings_Official] (2021年12月10日). "【🌟Webマガジン小説ウィングス🌟】". X(旧Twitter)より2022年4月9日閲覧

外部リンク

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