本日休診』(ほんじつきゅうしん)は、第1回読売文学賞小説賞を受賞した井伏鱒二の小説である。初出は『別册文藝春秋』第12号(1949年8月)、第14号(12月)、第15号(1950年3月)、第16号(5月)[1]

1952年渋谷実監督で映画化された。また5回に渡ってテレビドラマ化された。

映画

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本日休診
 
監督 渋谷実
脚本 斎藤良輔
原作 井伏鱒二
製作 山本武
出演者 三國連太郎
音楽 吉沢博
奥村一
撮影 長岡博之
編集 杉原よ志
製作会社 松竹
公開   1952年2月29日
上映時間 97分
製作国   日本
言語 日本語
配給収入 6978万円[2]
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映画は、井伏鱒二の『本日休診』と『遥拝隊長』の二つの短編をもとにシナリオを書き下ろしている。 演技に煩い監督という定評があった渋谷實監督は、新派の柳永二郎、新劇の田村秋子中村伸郎、軽演劇出の多々良純望月優子、宝塚出身の淡島千景、映画でも新人のクラスの岸惠子鶴田浩二佐田啓二など、見事なアンサンブルとしている。[3]

出演者
 
左から 三國連太郎, 田村秋子, 中村伸郎, 柳永二郎, 角梨枝子, 佐田啓二
 
左から 淡島千景, 鶴田浩二, 柳永二郎
 
左から 柳永二郎, 田村秋子, 佐田啓二


スタッフ


受賞
  • キネマ旬報ベスト・テン3位
  • 第7回毎日映画コンクール監督賞(渋谷實)
  • 第3回ブルー・リボン賞ベスト・テン6位 脚本賞(斎藤良輔)
  • NHK映画委員会選出ベスト・テン4位 

テレビドラマ

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1957年

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1957年3月5日から同年同月26日まで4回に渡って、日本テレビの『山一名作劇場』(火曜20:00 - 20:30。山一證券一社提供)で放送。初のテレビドラマにして、唯一の連続ドラマ。

出演者
スタッフ

1959年

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1959年12月31日土曜)にNET(現:テレビ朝日)の13:10 - 14:45(JST)で放送。この年開局したNETが、大晦日特別番組として放送。

出演者
スタッフ

1961年

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1961年3月8日に、TBSの『日立劇場』(水曜21:00 - 21:45。日立一社提供)で放送。

出演者
スタッフ

1964年

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1964年3月6日に、NHK総合テレビの『文芸劇場』(金曜20:00 - 21:00)で放送。

出演者
スタッフ

1994年

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1994年3月14日月曜)に、テレビ東京系列の単発特別番組枠月曜特集』の特別企画として、『文芸劇場』以来30年振りに放送。本来同番組の枠は19:30 - 20:54(JST)だが、この回は20:00 - 21:54(JST)で放送された[4](歴代では一番の長時間)。

出演者
スタッフ

脚注

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  1. ^ 松本武夫「井伏鱒二年譜(昭和十六年〜平成八年)」『立正大学文学部研究紀要』第13号、133頁、1997年3月25日。hdl:11266/2554 NAID 110000466693 
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)88頁
  3. ^ 『映画史上ベスト200シリーズ 日本映画200』(キネマ旬報社、1982年)197頁
  4. ^ 21:00の『千昌夫の評判家族探訪』は休止、20:54のミニ番組暮らしのカレンダー』は21:54に繰り下げ、その21:54のミニ番組『流行図鑑』は19:54に繰り上げた。また19:00の『拝見スターの晩ご飯』は前週の3月7日で終了したため、19:00 - 19:54に釣り特別番組『特選! 春のウマイ釣り』を編成した。
日本テレビ 山一名作劇場
前番組 番組名 次番組
本日休診
(1957年版)
TBS 日立劇場
本日休診
(1961年版)
NHK総合テレビ 文芸劇場
本日休診
(1964年版)
テレビ東京 月曜特集
結婚できない!
しない!男たち
(19:30 - 20:54)
本日休診
(1994年版)
常識破り!日本でここだけの
美味大評判!超満足の店
(19:00 - 20:54)
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