東京都下水道局(とうきょうとげすいどうきょく、英語: Tokyo Metropolitan Government Bureau of Sewerage)は、東京都特別区の区域(23区内)における下水の排除及び処理等の公共下水道事業、更には多摩地区市町部の公共下水道から流入する下水を処理する流域下水道事業を行う地方公営企業

東京都下水道局
Tokyo Metropolitan Government Bureau of Sewerage
東京都下水道局本局がある東京都庁第二本庁舎
東京都下水道局本局がある東京都庁第二本庁舎
種類 地方公営企業
本部所在地 日本の旗 日本
東京都新宿区西新宿2丁目8番1号
東京都庁舎第2本庁舎内
業種 下水道事業
代表者 局長(公営企業管理者) 佐々木 健
資本金 4,162,246,000,000円
(平成13年度)
従業員数 2,521名(令和3年度現在)
外部リンク 東京都下水道局 公式サイト
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東京都公営企業組織条例に基づき交通局水道局とともに設置され、東京都下水道条例に基づく下水道事業を行っている。出納取扱金融機関は、みずほ銀行東京中央支店(旧富士銀行本店)が担当している。

事業

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沿革

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東京アメッシュ

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東京都下水道局では、1988年度より降雨情報システム「東京アメッシュ」を導入。また、2002年4月より、降雨情報を提供するウェブサイト東京の街を雨から守る 東京アメッシュ」の運営を開始した[4]

東京都内の降雨状況をインターネットでリアルタイム配信している。情報提供の範囲は東京都内だけでなく、首都圏の東京近隣の神奈川県全域、埼玉県千葉県の大半、茨城県南部、山梨県東部)もカバーする。台風ゲリラ豪雨などによる浸水被害などの水害対策を呼びかけている。なお、降雨情報の情報提供は2001年に開始している。

観測用レーダーは港レーダー基地局(浜松町ビルディング屋上)及び稲城レーダー基地局(クリーンセンター多摩川入口前)の2ヵ所の設備を用いており、それぞれが50km円内を観測し、東京全域をほぼカバーしている[5]。2016年度からは最新式のマルチパラメーター(MP)レーダーを導入した。

「東京アメッシュ」及び「アメッシュ」は東京都の登録商標となっている(商標登録第5240919号、商標登録第5240920号)。

事業所

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総務部
総務課、企画調整課、理財課、広報サービス課
職員部
人事課、労務課
経理部
業務管理課、会計課、資産運用課、契約課
計画調整部
計画課、事業調整課、技術開発課
施設管理部
管理課、管路管理課、排水設備課、施設管理課、施設保全課、環境管理課
建設部
管理課、工務課、設計調整課、土木設計課、設備設計課
中部下水道事務所
庶務課、お客さまサービス課、ポンプ施設課、再構築推進課、建設課、芝浦水再生センター
北部下水道事務所
庶務課、お客さまサービス課、ポンプ施設課、再構築推進課、建設課、三河島水再生センター
東部第一下水道事務所
庶務課、お客さまサービス課、ポンプ施設課、建設課、砂町水再生センター
東部第二下水道事務所
庶務課、お客さまサービス課、施設課、中川水再生センター小菅水再生センター葛西水再生センター
西部第一下水道事務所
庶務課、お客さまサービス課、建設課、落合水再生センター
西部第二下水道事務所
庶務課、お客さまサービス課、施設課、みやぎ水再生センター新河岸水再生センター浮間水再生センター
南部下水道事務所
庶務課、お客さまサービス課、ポンプ施設課、建設課
森ヶ崎水再生センター
第一基幹施設再構築事務所
庶務課、工事第一課、工事第二課、設備工事課、設計課
第二基幹施設再構築事務所
庶務課、工事第一課、工事第二課、設備工事課、設計課

流域下水道本部

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管理部
管理課、用地課
技術部
計画課、工事課、設計課、施設管理課、北多摩一号水再生センター北多摩二号水再生センター多摩川上流水再生センター清瀬水再生センター南多摩水再生センター八王子水再生センター浅川水再生センター

労働組合

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地方公営企業等の労働関係に関する法律第5条に基づき上記に示す労働組合が存在する。現在、(全水道)東京水道労働組合と東京水道労働組合の2組合に分裂した状態が続いている。前者は日本労働組合総連合会(連合)系の全日本水道労働組合(全水道)に属しており政治的には旧日本社会党系である。後者は全国労働組合総連合(全労連)系の日本自治体労働組合総連合(自治労連)に加盟しており政治的に日本共産党系である。

経営状況

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一般会計や国庫補助金からの繰り入れがある。

PR施設

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歴代局長

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関連団体

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政策連携団体

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報告団体

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マンホールの蓋

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当下水道局の管轄(23区内)で2001年度以降に導入が進められているマンホールの蓋(下水道管渠の新設時・蓋の取り替え時等に設置)には、数字や記号を記した四つの文字キャップを設置することによってマンホールの固有番号や管渠の布設年度が明示されている。このうち固有番号は当下水道局が把握する23区内の下水道管渠管理図と対応しており、管渠および蓋の維持管理を迅速かつ効率的に行うことが可能である[8]。なお、文字キャップは施工業者向けに製造・販売が行われている[9]

表示内容

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蓋の中央部に四つの文字キャップが並んでおり、一番左が管理図内の人孔番号(01〜99、黄色:合流管・汚水管、青色:雨水管)[注 1]、真ん中の二つが管理図内において区画を識別している固有記号(数字とアルファベットの組み合わせ、緑色のみ)[注 2]、一番右が管渠布設年度(西暦下二桁00〜99、黄色:1900年代 、青色:2000年代)[注 3]を表している[8]

マスコットキャラクター

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脚注

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注釈

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  1. ^ 人孔とはマンホールのことである。
  2. ^ 数字は0〜9、アルファベットはA〜Rまである。数字とアルファベットの組み合わせで、例えば 9H のようになる。
  3. ^ ここでは1900年代 = 1999年度まで、2000年代 = 2000年度以降という意味で使用している。

出典

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  1. ^ a b 第12回 下水道れきし旅 ~古代から現代へ~ ようやく始まった東京の下水道~合流式を採用~”. 東京都下水道局. 2021年4月18日閲覧。
  2. ^ 「東京の文化財」118号 東京都教育庁 2014
  3. ^ a b 「東京の文化財」106号 東京都教育庁 2008
  4. ^ 東京の街を雨から守る 東京アメッシュ」『東京都下水道局』。2002年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  5. ^ 観測範囲」『東京の街を雨から守る 東京アメッシュ(東京都下水道局)』。2002年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  6. ^ 東京都政策連携団体一覧東京都
  7. ^ その他報告を受ける団体(報告団体)の概要東京都
  8. ^ a b マンホールのふたが変わります-固有のマンホール番号を付けました-(東京都下水道局 平成13年(2001年) 3月26日)
  9. ^ 人孔番号文字キャップ販売(東京都下水道サービス株式会社)
  10. ^ キッズコーナー:アースくん劇場(東京都下水道局)

関連項目

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外部リンク

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