池田宗弘
池田 宗弘(いけだ むねひろ、1939年〈昭和14年〉[1] - )は、日本の彫刻家、版画家。自由美術協会会員。真鍮直付け彫刻という独自の技法で制作している[2]。
略歴
編集1939年、東京都東村山市で生まれる[2]。1963年に武蔵野美術学校彫刻科を卒業[1]。1983年から1年間、文化庁在外芸術家研修員としてスペインでロマネスク美術を研究した。1993年に、湿度が低く作品を保存するのに適した地として長野県東筑摩郡麻績村に居を移した。
無名時代には、特撮技師の鈴木昶の推薦を受け映画美術にも携わっており、造型会社エキスプロダクションにも出入りしていた[3]。池田の招きで特撮映画『大怪獣ガメラ』から特撮映画に携わるようになった高橋章は、特撮テレビ番組『仮面ライダー』でのショッカーのレリーフやベルトのバックルは池田の手によるものであると証言している[4]。
受賞歴
編集書籍
編集作品集
編集- 『池田宗弘作品集』 聖豊社、1979年。
- 『Hiroko-池田宗弘作品集 1961-2001』 彫刻美術研究室・いけだ、2001年。
著書
編集- 『東村山の昔話』 楡書房、1978年。
- 『木版画入門』 日東書院、1979年。
- 『巡礼の道絵巻-ロマネスク彫刻紀行(スペイン・サンティアゴへの道)』 形文社、1990年。
- 『粘土でつくる』 大月書店<シリーズ・子どもとつくる31>、1991年。
- 『遥かなる巡礼の道-スペインサンティアゴ・デ・コンポステーラへ(ユネスコ世界遺産)』 志摩スペイン村、1997年。
挿絵
編集脚注
編集- ^ a b “作家:池田 宗弘”. 宇部の彫刻. 2009年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月16日閲覧。
- ^ a b 「東村山で宇井眞紀子さんの写真展 彫刻家・池田宗弘さんとのシンポジウムも」『北多摩経済新聞』2020年9月15日。2023年10月16日閲覧。
- ^ 仮面ライダー怪人大画報 2016, p. 53, 「八木正夫とエキス・プロダクション」.
- ^ 仮面ライダー怪人大画報 2016, pp. 50–61, 「『仮面ライダー』美術監督対談 三上陸男×高橋章」.
参考文献
編集- 『宇宙船別冊 仮面ライダー怪人大画報2016』ホビージャパン〈ホビージャパンMOOK〉、2016年3月28日。ISBN 978-4-7986-1202-7。