浅虫温泉駅
青森県青森市にある青い森鉄道の駅
浅虫温泉駅(あさむしおんせんえき)は、青森県青森市大字浅虫字螢谷(ほたるだに)にある、青い森鉄道青い森鉄道線の駅である。
浅虫温泉駅[* 1] | |
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駅舎(2008年9月) | |
あさむしおんせん Asamushi-Onsen | |
◄西平内 (6.4 km) (6.5 km) 野内► | |
所在地 | 青森県青森市大字浅虫字螢谷70 |
所属事業者 | 青い森鉄道 |
所属路線 | ■青い森鉄道線 |
キロ程 |
104.7 km(目時起点) 東京から722.0 km |
電報略号 | ムシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
682人/日 -2017年- |
開業年月日 | 1891年(明治24年)9月1日[2] |
備考 | 直営駅 |
かつて、日本国有鉄道(国鉄)・東日本旅客鉄道(JR東日本)時代には上野駅発着の夜行急行「八甲田」・「十和田」や昼行特急「はつかり」・「スーパーはつかり」・「つがる」・「スーパー白鳥」・「白鳥」等の優等列車が停車していた。
歴史
編集- 1891年(明治24年)9月1日:日本鉄道東北本線の浅虫駅(あさむしえき)として開業[2]。
- 1893年(明治26年)3月16日:電報取扱開始[3]。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道の国有化により官設鉄道の駅となる[2]。
- 1962年(昭和37年)2月1日:貨物取扱を廃止[2]。
- 1966年(昭和41年)
- 1967年(昭和42年)3月10日:予定より一週間早く浅虫トンネルの使用が開始される。原因は、前年夏に発生した地滑りの影響による。
- 年月日不明[いつ?]:駅業務を日本交通観光社に委託。
- 1986年(昭和61年)11月1日:浅虫温泉駅に改称[1]。同日から、当駅~青森駅間の区間列車「うとう号」の運行開始[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2]。
- 1988年(昭和63年)4月1日:業務委託を解除、直営化(青森駅所属浅虫温泉在勤配置)。
- 2002年(平成14年):東北の駅百選に選定される。
- 2005年(平成15年)4月1日:浅虫温泉駅長(青森駅助役待遇)を廃止、業務委託化(ジャスター浅虫温泉駅長配置)。
- 2010年(平成22年)12月4日 :東北新幹線全線開業に伴い、青い森鉄道に移管。
- 2012年(平成24年)4月1日:キヨスク跡地に「モーリーズカフェ」オープン。
- 2014年(平成26年)3月31日:ビジネスえきねっとによるJR券類の取り扱いを終了。
- 2021年(令和3年)3月13日:ダイヤ改正に伴い、快速「しもきた」の乗り入れを取りやめ。
駅構造
編集単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。
直営駅。出札窓口、自動券売機、モーリーズカフェ(旧KIOSK跡地)、旅館組合案内所がある。朝の時間帯は、野内駅から筒井駅の無人駅に係員を配置し、集札業務や除雪業務、清掃管理業務を行う。また、各有人駅のグッズ自販機の管理も行っている。
出入口は駅舎のある西側のみだが、歩道橋(ゆうやけ橋)により東西通り抜けが可能であり、さらに道の駅「ゆ〜さ浅虫」、国道4号まで行くことができる。
駅舎横には無料の足湯がある。旅館組合案内所でタオルの貸し出しあり。足湯は当初24時間利用可能だったが、現在は防犯上の理由により夜間は利用できない。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■青い森鉄道線 | 上り | 八戸・目時方面[7] | |
2 | 主に貨物列車の待避 | |||
下り | 青森方面[8] | 主に当駅始発 | ||
3 |
- 付記事項
- 青森駅と当駅を結ぶ区間列車が設定されている。青森発の最終列車は当駅止まりである(夜間滞泊は行わず、到着後は車両基地へ回送)。
-
改札口(2023年10月)
-
モーリーズカフェ(2021年2月)
-
ホーム(2023年10月)
利用状況
編集2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員・乗降人員推移 | |||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 425 | [JR東 1] | |
2001年(平成13年) | 422 | [JR東 2] | |
2002年(平成14年) | 436 | [JR東 3] | |
2003年(平成15年) | 476 | [JR東 4] | |
2004年(平成16年) | 421 | [JR東 5] | |
2005年(平成17年) | 393 | [JR東 6] | |
2006年(平成18年) | 390 | [JR東 7] | |
2007年(平成19年) | 381 | [JR東 8] | |
2008年(平成20年) | 365 | [JR東 9] | |
2009年(平成21年) | 341 | [JR東 10] | |
2010年(平成22年) | 330 | [JR東 11] | |
2011年(平成23年) | 310 | [青森市 1] | |
2012年(平成24年) | 298 | ||
2013年(平成25年) | 304 | ||
2014年(平成26年) | 289 | ||
2015年(平成27年) | 290 | ||
2016年(平成28年) | 276 | ||
2017年(平成29年) | 682 | [青森市 2] | |
2021年(令和 | 3年)163 | [青森市 3] |
駅周辺
編集バス路線
編集その他
編集隣の駅
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b “日本国有鉄道公示第90号”. 官報. (1986年9月29日)
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、419頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『逓信省告示第69号』明治26年3月6日官報第2902号22ページ
- ^ a b 『新青森市史 通史編第四巻 現代』(青森市・2014年3月31日発行)「第二章 変わりゆく県都・第三節 海と山に親しむ・一 浅虫温泉」194頁「花火大会」(これに浅虫駅付近で発生した地滑りについての記載がある)
- ^ 『新青森市史 通史編第四巻 現代』(青森市・2014年3月31日発行)「第三章 流通都市の変遷・第三節 東北本線を複線電化・二 浅虫の地すべりと東北本線」420頁〜421頁「対策本部と代替輸送」・「深刻な輸送の混乱」より。
- ^ 「東奥年鑑1988」(東奥日報社・1987年9月1日発行)「運輸・通信 - 国鉄」252頁「(青森)県内のダイヤ改正」より。
- ^ “浅虫温泉駅”. 青い森鉄道. 2021年4月11日閲覧。
- ^ “浅虫温泉駅”. 青い森鉄道. 2021年4月11日閲覧。
利用状況に関する資料
編集- JR東日本の1999年度以降の乗車人員
- ^ “JR東日本:各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “JR東日本:各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “JR東日本:各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “JR東日本:各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “JR東日本:各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “JR東日本:各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “JR東日本:各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “JR東日本:各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “JR東日本:各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “JR東日本:各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “JR東日本:各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年11月10日閲覧。
- 青森市関係資料
- ^ 青森市地域公共交通網形成計画(平成30年3月) - 青森市 16頁
- ^ 東青地域の現状(平成29年5月) - 青森市企画部 23頁
- ^ “各種統計データ”. 青森市企画部調整課. p. 69 (2023年10月). 2024年6月28日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 浅虫温泉駅 - 青い森鉄道