海津忠雄
海津 忠雄(かいづ ただお、1930年8月15日[1] - 2009年7月21日[1])は、日本の西洋美術史・美学者、慶應義塾大学名誉教授。
1951年慶應義塾高等学校卒業、1955年慶應義塾大学文学部卒業[1][2]。1960年同大学院博士課程単位取得満期退学[1][2]。大学院では守屋謙二に師事した[1]。1965 - 1966年スイス・バーゼル大学に留学する[2]。慶應義塾大学文学部助手、専任講師、助教授を経て、1973年から同教授となる[1]。1986年「ドイツ美術と人文主義 著述者像としてのエラスムスの肖像」で、慶應義塾大学より文学博士の学位を取得[1]。
1994年、任期を2年残して退職[1]、慶應義塾大学名誉教授[1]。同年4月から2001年3月まで、東亜大学大学院教授を務めた[1]。
著書
編集共編著
編集翻訳
編集- ベンジャミン・ローランド『東西の美術 比較美術学入門』八代修次・高橋巌共訳、筑摩書房、1963、新版(筑摩叢書)、1985
- ヨーゼフ・ガントナー『ロダンとミケランジェロ』昭森社、1966
- ハインリヒ・ヴェルフリン『デューラーの版画 H.ヴェルフリンの視点』編訳、岩崎美術社、1976(双書美術の泉)
- 『世界素描全集4 ドイツ』コーリン・アイスラー解説、講談社、1978
- 『ロンドン ナショナル・ギャラリー鑑賞の手引き』ホーマン・ポッタートン解説、アイエム、1979(改訂版)
- 『カラー版世界の巨匠1 アルトドルファー』エンツォ・オルランディ編、前田富士男共訳、評論社、1980
- ハインリヒ・ヴェルフリン『美術史の基礎概念 近世美術における様式発展の問題』慶應義塾大学出版会、2000