湯浅浩史
日本の植物学者
略歴
編集神戸市生まれ。1963年、兵庫農科大学(現・神戸大学)農学部農林生物学科卒業。1968年、東京農業大学大学院農学研究科博士課程修了、農学博士[2]。1968年、同大学育種学研究所所員、1975年、進化生物学研究所研究員、2000年、東京農業大学短期大学部教授、2005年、東京農業大学農学部バイオセラピー学科教授、2011年、退任。一般財団法人進化生物学研究所理事長・所長、生き物文化誌学会会長[3]。1994年松下幸之助花の万博記念奨励賞受賞[4]。村田源とともにベンケイソウ科のセトウチマンネングサをツシママンネングサの新変種 Sedum yabeanum var. setouchiense として記載した[5](後に大場秀章によるツシママンネングサに対応する学名の変更に伴い Sedum polytrichoides var. setouchiense と改められた[6])。
また、2001年5月1日から2006年3月31日にかけて、『朝日新聞』(時期によって朝刊・夕刊のいずれかに掲載)の第1面にてコラム『花おりおり』(全1564回)を連載していた[7]。
著書
編集- 『さし木・つぎ木の楽しみ方』池田書店 ドウ・ブックス 1977
- 『びっくり動物105話 ほ乳類』ティビーエス・ブリタニカ 1978
- 『農薬を使わないミニミニ菜園 健康な野菜づくり』健友館 1980
- 『花の履歴書』朝日新聞社 1982 のち講談社学術文庫
- 『農薬を使わないミニミニ菜園 イラスト版』広瀬高一イラスト 健友館 1986
- 『植物と行事 その由来を推理する』朝日選書 1993 『植物でしたしむ、日本の年中行事』朝日文庫
- 『マダガスカル異端植物紀行』日経サイエンス社 1995
- 『草木の本』木原浩写真 光琳社出版 1998
- 『世界の不思議な植物 動物みたい!』誠文堂新光社 子供の科学ライブラリー 1998
- 『世界の不思議な植物 わたしがイチバン!』誠文堂新光社 子供の科学ライブラリー 1998
- 『花おりおり 愛蔵版』矢野勇写真 朝日新聞社 2002
- 『花おりおり 愛蔵版 その2-3』矢野勇,平野隆久,茂木透写真 朝日新聞社 2003-04
- 『森の母・バオバブの危機』写真・文 日本放送出版協会 2003
- 『植物ごよみ』朝日選書 2004
- 『花おりおり ポストカードブック』矢野勇写真 朝日文庫 2004
- 『花おりおり 愛蔵版 その5』矢野勇,平野隆久,茂木透,鈴木庸夫,永田芳男写真 朝日新聞社 2006
- 『世界の不思議な植物 厳しい環境で生きる』誠文堂新光社 子供の科学・サイエンスブックス 2008
- 『世界の不思議な花と果実 さまざまなしくみと彩り』誠文堂新光社 子供の科学・サイエンスブックス 2009
- 『植物からの警告』ちくま新書 2012
- 『世界の葉と根の不思議 環境に適した進化のかたち』誠文堂新光社 子供の科学・サイエンスブックス 2012
- 『世界の不思議な野菜 これって食べられるの!?驚きの姿のひみつ』誠文堂新光社 子供の科学★サイエンスブックス 2014
- 『ヒョウタン文化誌 人類とともに一万年』岩波新書、2015
編・監修
編集論文
編集脚注
編集- ^ 『現代日本人名録』
- ^ DBなどでは確認できない。
- ^ 『植物でしたしむ、日本の年中行事』著者紹介
- ^ 研究者情報
- ^ 村田, 源; 湯浅, 浩史 (1975). “セトウチマンネングサについて”. Acta Phytotaxonomica et Geobotanica 27 (1–2): 37. doi:10.18942/bunruichiri.KJ00001078196.
- ^ Kunio Iwatsuki, David E. Boufford and Hideaki Ohba, ed (2001) (英語). Angiospermae, Dicotyledoneae, Archichlamydeae. Flora of Japan. 2b. 講談社. p. 27. ISBN 4-06-154605-8. NCID BA42406468
- ^ 朝日新聞をもっと楽しめるカレンダー/スクラップブック、朝日新聞社 - 2019年3月18日閲覧。