熱量(ねつりょう: amount of heat[1][2][3] )とは、物体間を伝わる熱や、燃料食品の持つ熱を、比較したり数値で測ったりできるもの(=量)として捉えたもの。

国際単位系計量法では、その計量単位ジュールまたはワット秒が使われる。

  • 物理学における熱量は、を参照。
  • 物体の温度K 上げるのに必要な熱量を熱容量という。
  • 栄養学や食品における熱量もその本質は物理学における熱量と同一であり、その計量単位はジュールである。計量単位カロリーは、かつては広く用いられたが、現在では、できるだけ使用せず、もし使用する場合にはジュールの値を併記することになっている。計量法は、カロリーを特殊な計量である「人若しくは動物が摂取する物の熱量又は人若しくは動物が代謝により消費する熱量の計量」に限って使用できる単位として認めている(カロリーを参照)。
  • 燃料の「熱量」といった場合には、別の形態になっているエネルギー燃焼によって、熱エネルギーに変わった場合に得られるエネルギーの量を指す。

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ The International System of Units - 9th edition - Complete brochure p.137, Table 4. The 22 SI units with special names and symbols, "energy, work, amount of heat joule"
  2. ^ BIPM 著、産業技術総合研究所 計量標準総合センター 訳『国際単位系(SI)第9版(2019)日本語版』産業技術総合研究所 計量標準総合センター、2020年3月https://unit.aist.go.jp/nmij/public/report/si-brochure/pdf/SI_9th_日本語版_r.pdf  p.133 右下の欄外注記:現代の「熱量」の英語表記は quantity of heat でなく amount of heat である。なぜなら、計量学において単語 quantity に別の意味が有るからである。
  3. ^ JIS Z 8000-5:2014 (ISO 80000-5:2007) 量及び単位−第5部:熱力学、p.8、番号5-6、熱(heat),熱量(amount of heat)
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