相生発電所(あいおいはつでんしょ)は、兵庫県相生市相生字柳山5315-46にある関西電力天然ガス石油火力発電所

相生発電所
相生発電所
相生発電所
種類 火力発電所
電気事業者 関西電力
所在地 日本の旗 日本
兵庫県相生市相生字柳山5315-46
北緯34度46分29.3秒 東経134度27分26.1秒 / 北緯34.774806度 東経134.457250度 / 34.774806; 134.457250座標: 北緯34度46分29.3秒 東経134度27分26.1秒 / 北緯34.774806度 東経134.457250度 / 34.774806; 134.457250
1号機
発電方式 汽力発電
出力 37.5万 kW
燃料 天然ガス重油原油
営業運転開始日 1982年9月
2号機
発電方式 汽力発電
出力 37.5万 kW
燃料 重油、原油
営業運転開始日 1982年11月
3号機
発電方式 汽力発電
出力 37.5万 kW
燃料 天然ガス、重油、原油
営業運転開始日 1983年1月
公式サイト:相生発電所
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概要

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1982年9月に1号機が運転を開始、3号機までが建設された。相生湾に面しており、相生港内にある。毎年3月下旬に構内を開放して「ふれあいつばきまつり」を開催している。

石油火力発電所であるため原油高の影響を受けやすいほか、不況による電力需要の伸び悩みなどにより各号機とも長期計画停止されたこともある[1]。しかし、2011年の東日本大震災後は運転停止となった原発の電力を補うため一時的に稼働率が引き上げられた[2]

2016年度から、1、3号機にて安価で環境性に優れる天然ガス大阪ガスからの供給を受けて利用するため、定期検査に合わせて設備の改造工事を実施。2016年5月2日に1号機、同年8月19日に3号機が天然ガスを利用した運転を開始した[3]。しかし、2021年度の稼働率は10%を下回る水準となり、2022年8月現在、1号機と3号機は運転を停止している[2]

1号機と3号機については、運転開始から約40年が経過しており、2023年3月末で廃止すると発表された[2]

一方、2号機については木質バイオマスへの転換が進められている[2]。2017年4月5日には2号機において燃料を木質バイオマスに変更するために、三菱商事パワー株式会社と共同で「相生バイオエナジー株式会社」を設立された[4]。2号機については運転を休止して木質バイオマスに転換するための改造が行われており、2023年1月に運転開始となる予定である[2]

発電設備

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  • 総出力:112.5万kW[5]
1号機
定格出力:37.5万kW
使用燃料:天然ガス原油重油
営業運転開始:1982年(昭和57年)9月
天然ガス運転開始:2016年(平成28年)5月2日
2号機
定格出力:37.5万kW
使用燃料:原油、重油
営業運転開始:1982年(昭和57年)11月
3号機
定格出力:37.5万kW
使用燃料:天然ガス、原油、重油
営業運転開始:1983年(昭和58年)1月
天然ガス運転開始:2016年(平成28年)8月19日

出典

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関連項目

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外部リンク

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