原作は、1989年に刊行された、ある主婦が書いた実話の手記である。
持病で入院することとなった主婦は、同じ病室の隣のベッドで入院中の、中学生の女の子と知り合う。女の子の病気は骨肉腫だった。
そんな二人が、ひょんなことから手紙のやり取りを始める。それは、主婦が退院してからも続いた。作品は、そんな二人の女性の、手紙を通じた心の交流を描いたものである。
- 監督:村橋明郎
- 原作:副島喜美子「育子からの手紙〜15歳、ガンと闘った日々」(筑摩書房刊)
- 脚本:岩田元喜、村橋明郎
- 企画・製作者:相澤徹
- 撮影:寺沼範雄
- 美術:竹内悦子
- 録音:紅谷愃一
- 照明:森谷清彦
- 編集:大髙勲
- 音楽:朝倉紀行
- 製作:フィルム・クレッセント
- 配給:映画「育子からの手紙」製作委員会
- 上映時間:105分