足尾本山駅

かつて栃木県日光市足尾町本山にあった東日本旅客鉄道足尾線の貨物駅

足尾本山駅(あしおほんざんえき)は、栃木県上都賀郡足尾町本山(現在の日光市足尾町本山)にあった東日本旅客鉄道(JR東日本)足尾線廃駅)である。1914年の開業以来、貨物専用駅であった。1973年(昭和48年)に足尾銅山が閉山して以降も、DE10形+トキ25000形+車掌車による貨物列車が引き続き運転されていた。

足尾本山駅
旧足尾本山駅(2005年9月)
あしおほんざん
Ashio-Honzan
間藤 (1.9 km)
地図
所在地 栃木県日光市足尾町本山
北緯36度39分57.5秒 東経139度26分38.9秒 / 北緯36.665972度 東経139.444139度 / 36.665972; 139.444139 (足尾本山駅)座標: 北緯36度39分57.5秒 東経139度26分38.9秒 / 北緯36.665972度 東経139.444139度 / 36.665972; 139.444139 (足尾本山駅)
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)*
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 足尾線
キロ程 46.0 km(桐生起点)
電報略号 ホサ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1914年大正3年)8月15日[1]
廃止年月日 1989年平成元年)3月29日[1]**
備考 貨物専用駅
  • *わたらせ渓谷鐵道の駅としては未開業のまま、1998年(平成10年)6月2日に免許失効
  • **JR東日本の駅として
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歴史

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現在の状況

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承継当時のバブル期には旅客にて運行再開計画があったが、バブル崩壊による日本景気低迷などにより計画は白紙となり、そのまま免許失効になった。免許失効後しばらくの間は、仮の車止めを設置していたが、現在は新しく鉄道用の車止めが間藤駅に設置されている。一旦線路は途切れるが、300 m先にある踏切までは線路がそのままになっている。切り通しになっているが崩壊しており、夏場には雑草がうっそうと茂っている。踏切部分の線路はアスファルトで埋められているが、この先はそのまま現存している。所々斜面が崩落していて、復旧は困難である。赤倉地区あたりで治山工事が行われているため、免許線部分は立ち入り禁止になっている。本山前にある腕木式信号機もそのまま残っている。駅のあった場所は、工場敷地(跡)の中にあり、立ち入り禁止になっている。貨物駅であったためホームなどは最初から無かった。

間藤 - 足尾本山駅区間は落石や踏切の撤去はあるものの、ほぼ当時の姿を残している。

踏切の線路はすでに撤去されており、法律上は踏切ではないが、警報機などの踏切施設は残っている。

NHK BSプレミアムで2015年7月23日放送(2016年8月11日再放送)『中井精也のてつたび』「わたらせ渓谷鐵道」の回で、現在の管理者である古河機械金属の同行のもとで跡地が撮影され、ほぼ廃止時点のまま施設が残されていることが判明した[3]

その他

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  • 整理券に「足尾本山駅」がインプットされているが手前の間藤駅が終点であるため、通常発行されない。免許にて足尾本山まで申請していたが、方向幕は最初から用意されていなかった。ちなみに間藤駅が「16」、桐生駅が「00」である。
  • JR東日本に継承されたが、JRの列車は旅客、貨物共に一度も当駅に発着することがなく廃駅となった。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
足尾線(廃止)
間藤駅 - 足尾本山駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、465頁。ISBN 9784533029806全国書誌番号:99032190 
  2. ^ 「鉄道院告示第70号」『官報』1914年8月24日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 中井精也の公式ブログ『鉄道写真家 中井精也の1日1鉄!』6月22日(月曜日)

関連項目

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