道上駅
広島県福山市神辺町にある西日本旅客鉄道の駅
道上駅(みちのうええき)は、広島県福山市神辺町字道上にある西日本旅客鉄道(JR西日本)福塩線の駅である[1]。
道上駅 | |
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駅入口(2008年5月) | |
みちのうえ Michinoue | |
◄湯田村 (0.9 km) (2.1 km) 万能倉► | |
所在地 | 広島県福山市神辺町字道上754-5 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■福塩線 |
キロ程 | 11.3 km(福山起点) |
電報略号 | チウ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
708人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)7月21日 |
備考 | 無人駅[1](自動券売機 有) |
歴史
編集1914年(大正3年)に両備軽便鉄道の道上停留場として開設[2]。1920年(大正9年)に道上駅に改称し[2]、現在に至る。
昭和40年代(1965年 - 1974年)頃まで駅南側と北側に引込線を設け、貨物積み下ろしが行われていた[3]。
年表
編集- 1914年(大正3年)7月21日:両備軽便鉄道の道上停留場として開設[4]。
- 1920年(大正9年)6月29日:道上駅に昇格[4]。
- 1926年(大正15年)6月26日:両備軽便鉄道が両備鉄道に改称。
- 1933年(昭和8年)
- 1938年(昭和13年)7月28日:福山 - 塩町間全通。福塩南線が福塩線の一部となり、当駅もその所属となる。
- 1959年(昭和34年)2月20日:貨物取扱廃止[4]。
- 1970年(昭和45年)12月10日:荷物扱い廃止[5]。書類上、無人駅化[6]。
- 1971年(昭和46年)2月25日:完全無人駅化[7]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となる[4]。
駅構造
編集府中方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅[1](停留所)。棒線駅のため、福山方面行・府中方面行双方が同一ホームを共用する。
福山駅管理の無人駅。駅舎はなく、ホーム神辺寄りにある入口から直接ホームに入る形となっている。
- 岡山地区のICOCA導入と同時期に新機種のUT50型となり、自動改札機の磁気エンコードに対応したが、当駅からのICOCA利用が出来ないため、ICカード装填ホルダーと2,000円以上の高額紙幣対応は省かれている。
- さらに2024年3月には新紙幣への対応準備として、タッチパネル式のUT70型に更新された。引き続き高額紙幣には非対応の扱いとしているが、機種自体はICカードに対応しているため、当初はICカード読み取り部をビニールテープと板で塞ぎ、看板の『ICカードチャージ』をビニールテープで隠す対応をしていた。
- その後表面のパネルを取り替えて、外観上はICカードに非対応となった。またUT70型への更新後は、無人駅でありながら入場券を発行している。
トイレはホーム内から利用可能。かつては汲み取り式の和式トイレであったが、従来の建物のまま水洗式の洋式トイレに改修されている。
ホームから見て線路を挟んで真向かいに見える民家の壁には、「国鉄旅行連絡所」の看板が剥がされずに残っている(※以前は食料品店で、券売機設置前は簡易委託販売も行っていた)。
利用状況
編集近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2001年(平成13年) | 559 |
2002年(平成14年) | 512 |
2003年(平成15年) | 519 |
2004年(平成16年) | 504 |
2005年(平成17年) | 521 |
2006年(平成18年) | 529 |
2007年(平成19年) | 549 |
2008年(平成20年) | 578 |
2009年(平成21年) | 578 |
2010年(平成22年) | 581 |
2011年(平成23年) | 590 |
2012年(平成24年) | 647 |
2013年(平成25年) | 671 |
2014年(平成26年) | 666 |
2015年(平成27年) | 661 |
2016年(平成28年) | 641 |
2017年(平成29年) | 658 |
2018年(平成30年) | 682 |
2019年(令和元年) | 708 |
駅周辺
編集隣の駅
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 9号 福山駅・宇部新川駅・忠海駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月28日、23頁。
- ^ a b 道上学区まちづくり推進委員会 道上郷土史編纂委員会 2019, p. 74.
- ^ 道上学区まちづくり推進委員会 道上郷土史編纂委員会 2019, pp. 74–75.
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、271頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「日本国有鉄道公示第502号」『官報』1970年12月9日。
- ^ 「通報 ●福塩線横尾駅ほか5駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1970年12月9日、6面。
- ^ “国鉄道上駅と湯田村駅が無人化に”. 広報かんなべ(No.203 昭和46年3月号) (深安郡神辺町役場): p. 1. (1971年3月)
参考文献
編集- 道上学区まちづくり推進委員会 道上郷土史編纂委員会『道上郷土史誌 わがふるさと道上』福山市道上公民館、2019年3月25日。
関連項目
編集外部リンク
編集- 道上駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道