金子量重
日本のアジア民俗学者
金子 量重(かねこ かずしげ、1925年12月7日 -2017年5月20日 )は、日本のアジア民俗学者、図書館情報学者。
横浜市生まれ。1950年國學院大學文学部史学科卒。1951年慶應義塾大学図書館学科修了。1950年新宿CIE図書館勤務、1952年米国大使館図書館、同広報文化局審議室勤務、同アメリカン・センター勤務、77年退職。大妻女子大学、東京造形大学などの非常勤講師を務めた[1]。アジア民族造形文化研究所所長,名誉学術博士。アジア民族造形学会会長。日本アジア塾長。2007年紺綬褒章受勲、ベトナム社会科学啓発功労賞受賞。2008年韓国文化勲章受章。図書館勤務のかたわらアジアの陶器などについて研究した。
著書
編集- 『アジアやきものの旅 体験と発見の愉しみ』新潮社 1979
- 『土瓶と湯呑み』中央公論社 中公ミニムックス 1984
- 『西アジアの民族造形 アジア民族文化フォーラム ’94西アジア年』アジア民族造形文化研究所 1994
- 『民族造形学序説 東南アジア篇』アジア民族造形文化研究所 1994
- 『東北アジアの民族造形 アジア民族文化フォーラム ’95東北アジア年』アジア民族造形文化研究所 1995
- 『アジアの民族造形 「住まい」と「祈り」の美』毎日新聞社 1997
- 『アジアの民族造形 「衣」と「食の器」の美』毎日新聞社 1997
- 『アジアの民族造形 「学び」と「遊び」と「芸能」の美』毎日新聞社 1998
編著
編集- 『司書・学芸員になるには』編著 ぺりかん社 なるにはBooks 1977
- 『日本とアジア=生活と造形』全8巻 編 学生社 1982-87
- 『講座情報と図書館 第3巻 情報の収集と選択』編 雄山閣出版 1984
- 『講座情報と図書館 第1巻 情報図書館学序説 パネルディスカッション国際化する情報社会に対応して』編 雄山閣出版 1985
- 『古代の日本と韓国 11 韓国美術の伝統』鎌田茂雄、中吉功ほか共著 学生社 1990
- 『ラーマーヤナの宇宙 伝承と民族造形』坂田貞二,鈴木正崇共編 春秋社 慶應義塾大学地域研究センター叢書 1998
- 『職人と匠 ものづくりの知恵と文化』丹野稔,竹林征三共著 技報堂出版 2000
記念論文集
編集- 『アジアの民族造形文化』<金子量重先生古稀記念論集>刊行委員会編 徴蔵館 1996
論文
編集脚注
編集- ^ 『現代日本人名録』