錦戸部屋
歴史
編集2000年9月場所限りで現役を引退して、以降は高砂部屋の部屋付き親方として指導していた年寄・10代錦戸(元関脇・水戸泉)が、2002年12月1日付で高砂部屋から分家独立して錦戸部屋を創設した。2012年6月5日には20代千田川(元小結・闘牙)が同じ高砂一門の九重部屋から移籍して部屋付き親方となった。
部屋創設から15年以上は、関取を出せなかったが2018年1月場所において水戸龍が十両昇進を果たし、部屋にとって初の関取となった[1]。同年11月場所には極芯道も十両昇進を果たした。水戸龍は2022年9月場所で新入幕となり、部屋史上初の幕内力士となった。
2022年1月場所は部屋関係者が新型コロナウイルスに感染したことにより、師匠の10代錦戸と力士4人が全休した[2]。
2022年5月場所をもって極芯道が引退してから2023年5月場所に葛錦が序ノ口で初土俵を踏むまでの間、所属力士が水戸龍及び富士泉の2名のみになっていた。富士泉は2021年11月場所から休場を続け、2022年7月以降は番付外に在位(2024年7月場所から復帰)。2022年9月場所直前には、部屋には実質水戸龍1人しか所属力士がいないと示唆する報道もされた[3]。
かつて10代錦戸は人工透析を受けていた状態で部屋運営や勧誘活動もままならなかった。しかも2023年9月7日には部屋付き年寄で実務を担当していた20代千田川が退職。同年8月には部屋創設20周年パーティーで10代錦戸が元気な姿を見せていたものの、それでも所属力士は実質的に十両の水戸龍と新弟子(2023年8月時点)の2人だけであった。しかも部屋付きもおらず、週刊誌からは危機的状況と報じられた[4]。
所在地
編集師匠
編集力士
編集現役の関取経験力士
編集- 水戸龍聖之(前13・モンゴル)
十両
編集- 極芯道貴裕(十13・兵庫)
関連人物
編集- 梅の里昭二 - 元十両で、錦戸の弟。部屋のマネージャーを務めている。
脚注
編集- ^ “新十両に水戸龍、天空海=大相撲”. 時事ドットコム. (2017年11月29日) 2017年11月29日閲覧。
- ^ “錦戸部屋でコロナ感染、錦戸親方と水戸龍ら力士4人が初場所休場”. 日刊スポーツ. (2022年1月9日)
- ^ “【秋場所】新入幕水戸龍「化け物と思っていた人たちのところ」1人部屋の逆境バネに勝ち越し目指す”. 日刊スポーツ. (2022年9月10日)
- ^ 錦戸部屋が危機的な状況に…部屋付き千田川親方が突然退職で角界騒然、今後どうなる? 日刊ゲンダイDIGITAL 2023/09/08 11:30 (2023年10月15日閲覧)
外部リンク
編集座標: 北緯35度41分50.9秒 東経139度47分57.1秒 / 北緯35.697472度 東経139.799194度