駒井信興
江戸時代末期(幕末)の旗本
駒井 信興(こまい のぶおき、生没年不明)は、江戸時代末期(幕末)の旗本。旗本松平伯耆守信愛(甲府勤番支配)の子。通称、大学。官位は従五位下相模守。徳川慶喜の側室となった一色須賀の伯父。
来歴
編集文久3年(1863年)7月書院番士となり、洋学所教授方出役から神奈川奉行並となり、そして元治元年3月神奈川奉行に栄進し、8月5日外国奉行となった。同年9月大目付となり、慶応元年閏5月将軍徳川家茂の第2次長州征討のため3度目の上洛に従う。
慶応2年(1866年)10月24日江戸南町奉行となり、慶応4年(1868年)1月5日まで務める。その後、陸軍奉行並となった。
駒井信興が登場する作品
編集- 山田風太郎『警視庁草紙』
参考文献
編集- 明治維新人名辞典(日本歴史学会編 吉川弘文館、1981年) p.1112