鴨池公園 (鹿児島市) > 鴨池市民球場

鴨池市民球場(かもいけしみんきゅうじょう)は、鹿児島県鹿児島市鴨池二丁目にある野球場。市の正式名称は鴨池公園野球場(かもいけこうえん・やきゅうじょう)だが、一般的には近接する鹿児島県立鴨池野球場設置後、その区別のため鴨池市民球場と呼ばれる。施設は鹿児島市が所有し、ビルメン鹿児島・桂造園共同企業体が指定管理者として運営管理を行っている。

鴨池市民球場
Kamoike Citizen Stadium
鴨池市民球場正面
鴨池市民球場の位置(鹿児島市内)
鴨池市民球場
鴨池市民球場の位置(鹿児島県内)
鴨池市民球場
鴨池市民球場の位置(日本内)
鴨池市民球場
施設データ
所在地 鹿児島県鹿児島市鴨池二丁目27番1号(鴨池公園内)
座標 北緯31度33分50秒 東経130度33分10秒 / 北緯31.56389度 東経130.55278度 / 31.56389; 130.55278座標: 北緯31度33分50秒 東経130度33分10秒 / 北緯31.56389度 東経130.55278度 / 31.56389; 130.55278
開場 1928年1989年改修)
所有者 鹿児島市
管理・運用者 ビルメン鹿児島・桂造園共同企業体(指定管理者、左記2社による共同体)
グラウンド 内野:クレー舗装
外野:天然芝
照明 なし
使用チーム • 開催試合
千葉ロッテマリーンズが春季キャンプ地として使用
全国高等学校野球選手権鹿児島大会
収容人員
7,000人
グラウンドデータ
球場規模 グラウンド面積:13,000m2
両翼:93 m
中堅:120 m
フェンス -m

歴史

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1928年に野球用グラウンドとして整備され、その後はスタンド建設や増築など改修を行いながら使用されてきた。高校野球などアマチュア野球公式戦をはじめ、プロ野球の公式戦やキャンプなどが行われていたが、敷地が狭隘で増築が難しい上、1972年には鹿児島県が国民体育大会の開催を控えており本格的なスポーツ施設が必要となったことから、1970年12月鹿児島県立鴨池野球場が完成、プロ野球の開催は県立に移行し、事実上県立鴨池のサブグラウンドとなった。しかし市民球場ではプロ公式戦の開催は無くなったが、その後もアマチュア野球公式戦が行われている。

1936年5月10日、佐賀商業と鹿児島商業の試合中に三塁側スタンドが突如崩壊。試合を観戦していた中学生ら1人以上が死亡、20数名が重軽傷[1]

1989年にスタンドが全面改築された。

また2007年2月まで千葉ロッテマリーンズの一軍がこの県立・市民両球場を中心とした鴨池公園内各施設で春季キャンプを実施していた。また韓国プロ野球・ロッテジャイアンツネクセンヒーローズも春季・秋季キャンプの一環として、ここで練習を行うことがある。

2014年冬にはスコアボードを一新。得点経過や選手名・審判名表示部は磁気反転式(白色)で、カウント表示がLED化されるなど視認性が向上した。

2015年2月から3月にかけ韓国プロ野球・KTウィズ、2018年2月から3月にかけ韓国プロ野球・SKワイバーンズ二軍の春季キャンプが実施されている。

プロ野球公式戦開催実績

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2020年終了時点で4試合開催。内訳は1リーグ時代1試合、セ・リーグ1試合、パ・リーグ2試合。

施設概要

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  • 構造:内野 鉄筋コンクリート造一部2階建、 外野スタンド 盛土芝張り
  • グラウンド面積:13,000m2
  • 内野:土、外野:天然芝
  • 両翼:93m、中堅:120m
  • 収容人員:7,000人
    • 内野スタンド:ネット裏上段180席分に上屋架設
  • 照明設備:なし
  • スコアボード:磁気反転式

交通

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関連項目

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外部リンク

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出典

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  1. ^ 球場スタンド倒壊、小中学生ら死傷『大阪毎日新聞』昭和11年5月11日(『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p98 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
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