Last.fm
Last.fm(ラスト エフエム)は、パラマウント・ストリーミングが運営しているインターネットラジオを応用したSNSである。
URL |
www |
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言語 | 12言語 |
タイプ | 音楽特化型SNS |
運営者 | パラマウント・ストリーミング |
設立者 | Richard Jones, Felix Miller, Martin Stiksel, Michael Breidenbruecker, Thomas Willomitzer |
収益 | 広告費、会費、寄付 |
営利性 | 営利 |
登録 | 必要(無料)、インターネットラジオ機能は有料 |
開始 | 2002年 |
現在の状態 | 運営中 |
概要
編集Last.fmは、ユーザーの音楽的指向を反映するSNSであり、それを通じてユーザー同士の音楽的なつながりをつくり出す。由来はLast FM you ever need(あなたが必要とする最後のFM局)。
歴史
編集機能
編集- Home
- それまでに聴いた曲(Scrobbleされた曲)を元に、ユーザーにおすすめの曲、アルバム、アーティストなどを表示する。聴いている曲に類似する曲、聴いているアーティストの別のアルバム、過去に聴いていたもので最近聴いていない曲などを表示する。
- Charts
- 個人用のチャートと全体のチャートが二種類あり、個人のチャートを通じて、その音楽的傾向を分析する。ユーザーのチャートは、iTunesなどにプラグインを導入すると、反映される。
- Journal
- ユーザーが好きに日記を書くことができる。日記に対して、アーティストや楽曲を関連づけることができ、検索する際に、それを紐付けて表示する。自分の所属するグループや、友達だけにその日記を見せるといったこともできる。
- Group
- Last.fm内でグループを形成し、参加することができる。グループは大半は自由に参加できるが、リーダーに承認されないと入れないグループもある(リーダーが選択可能)。そのグループの中で、チャートの表示をしたり、フォーラムに投稿できたりする。
- Friends
- 自分の知人を友達として登録することができる。登録した友達のチャートを表示することなどができる。
- Tag
- 自分の好きなアーティストにタグを振ることができる。これにより、さまざまな音楽を分類することができる。また、このタグを通じて、ラジオを作ることができる。
- Neighbours
- ユーザーのご近所さんをチャートなどから反映して、似たような傾向を持つユーザーの聞いている音楽を聞くことができる。
- Radio
- チャートで反映されている音楽を、公式のソフトウェアやページのFlashで作られたプレイヤー、プラグインなどで聞くことができる。
日本での展開
編集2006年7月25日にはExciteとの提携による日本語版が開始された。ただし、文章は開始時から機械的翻訳であった。また、Last.fm最大の醍醐味であるラジオ機能が日本語版にはなかった。
2007年11月5日、Exciteは、エキサイト上のLast.fmをLast.fm公式サイトへ統合し、Excite上のLast.fmユーザーを、Last.fm公式の日本語サイトに移行する。Exciteからのユーザは、アカウントの再設定さえすれば簡単にLast.fmサービスを継続できるよう移行された。ただし、マイLast.fmについてはサービスを継続している。
2008年7月16日、JASRACとの契約が成立したため、日本語版でもRadioやStationがサイトやAudioScrobbler上から再生可能となった。しかし、2012年12月13日にはradio機能の2013年1月15日限りでの終了が告知された。 その後、11月21日にはYoutubeを使用した形でラジオがベータ版として"復活"を果たすことが公式Twitterなどで発表された。同日以降、順次ユーザーへ開放されることが発表され、従来ユーザー投稿画像が表示されていた区画にYoutubeが埋め込まれた。Scrobble始め、かつて設置されていた周辺機能も利用可能である。
2016年9月29日、Spotifyが日本でもサービスを開始した。これにより、Last.fmサイト内のプレイヤーをSpotifyに設定することで、Spotifyのライブラリに含まれる曲については、その場で聴くことが可能となった。